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投稿日:2021.11.27

矯正治療における抜歯のメリット・デメリット

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。

矯正治療をするうえで、抜歯の必要があるケースは多く見られます。
ですが、「できるだけ歯を抜きたくない」という方や「歯を抜かないと矯正治療できないの?」と矯正治療をしたくてもなかなか一歩を踏み出せないという方も多いでしょう。

そこで今回は、矯正治療における抜歯のメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
「なぜ抜歯が必要なのか?」がわかると、抜歯することの意義がご理解できると思います。

本記事は、抜歯に抵抗がある方や矯正治療に不安を感じている方にとって解決に導ける内容になっていますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

そもそも矯正治療はどんな治療をするの?

そもそも矯正治療の目的は、見た目の改善だけではなく噛み合わせを正常な位置に移動させることも含まれています。
正常な位置まで動かすために、矯正器具を用いて少しずつ動かしていくのです。
では、どんな治療法があってどんな動かし方をして歯を並べていくのでしょうか?
ここでは、矯正治療の種類を紹介します。

マウスピース型矯正

裏側矯正 表側矯正 虫歯になりにくい昨今主流になってきたマウスピース型矯正。
透明なマウスピースを装着するだけで歯を理想的な位置まで並べていく画期的な治療です。
治療の段階に沿って適切なマウスピースを装着することで、歯に圧力を加えながら歯を動かしていきます。
マウスピース型矯正のメリットは、自分で取り外しが可能なこと。
食事や歯磨きをするときは外せるので、大きな支障がありません。
さらに透明であることから、周りに矯正治療をしていることが気づかれにくいことも魅力です。

ただし、マウスピースを1日20時間以上装着しなければならないというルールがあるため、自己管理が難しい側面があります。
非常に根気がいる治療だともいえるでしょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、昔から存在する信頼性の高い治療です。
歯の表面にブラケットとワイヤーを装着し、圧力を加えながら歯を徐々に動かしていきます
ワイヤー矯正のメリットは、どんな症例にも適応していること。
難しい歯並びであったり重度の症状であったりしてもワイヤー矯正を取り入れることで、確実に歯並びを正常に近づけることが可能です。
ただし、矯正器具が目立ちやすいので周囲に矯正治療をしていることが気づかれやすいというデメリットがあります。
マウスピース型矯正とは違い、固定式の装置なので自己管理は不要ですが、食事や歯磨きがしづらいといった声があるのが現状です。

抜歯するメリット・デメリット

では、矯正治療において抜歯をする際、どんなメリットやデメリットが存在するのでしょうか?
両方の観点から1つずつ詳しく紹介していきます。

メリット①「抜歯するとスペースが確保できる」

メリット1つ目は、抜歯をすることによってスペースが確保できることです。
たとえば、もともと顎が小さい方や歯が大きい方は歯の隙間がないために、歯を動かしたくても動かせられない状況が生まれてしまいます。
その原因が、スペース不足です。

スペースが不十分のまま矯正治療を進めると、長い時間をかけて歯が並んだとしても後戻りを起こす可能性が出てきてしまいます。
せっかく美しく理想の歯並びにしたいのに後戻りを起こすと残念ですよね。

もし、担当医から「スペースがない」と言われている方は、抜歯をしてスペースを確保するほうが効率的な治療ができるかもしれません!

メリット②「審美性の回復が期待できる」

抜歯をすることで、早いうちから前歯をキレイに動かすことが期待できます。

抜歯をしない選択をした場合、先ほども述べたようにスペースが確保できないだけではなく歯を並べるスピードが遅くなってしまうのです。
歯は奥歯から順番に動いていきますが、前歯はスペースができるのを待ってから動いていきます。
その間、半年~1年程度になりますが前歯はあまり動きません。

つまり、前歯を早く動かしたい方にとって非抜歯よりも抜歯でスペースを確保したほうが早くに前歯を移動できるというわけです。
前歯のズレが目立つと、どうしても審美的な問題が生じます。
早く歯を並べたいという方にとって、抜歯の選択は非常に有効でしょう。

メリット③「経済的負担を減らすことができる」

抜歯をしない場合、せっかく矯正治療をしてもスペースが足りないと後戻りを起こしてしまう可能性が高いです。
やっとの思いで矯正治療をしたのに後戻りしてしまっては元も子もありませんよね。
もし再治療をする場合、また高額な治療費がかさんでしまいます。

そういう意味では、最初に抜歯をしてから矯正治療を進めていくほうが効率的かつ経済的なのです。

デメリット①「抜歯の影響で腫れや痛みを感じることも」

矯正治療において抜歯をすると、一時的ですが腫れや痛みを伴う可能性があります。
一般的には2~3日程度痛みが出やすいですが、激痛に耐え続けるほどの痛みとまではいきません。

その間は処方された薬を服用したり運動やお酒を控えたりするなど、一時的な制限があることを覚えておきましょう。

デメリット②「精神的にダメージを負う可能性」

「とにかく健康な歯を抜きたくない!」という方にとって、抜歯の選択は精神的に負担を感じやすいといえます。
その場合は、なるべく抜歯をしない方法で治療を進めるか、治療自体を断念するか、担当医と話し合いを進めながら決断する必要があるでしょう。

デメリット③「隙間が埋まるまで時間がかかる」

抜歯をしてスペースを空けると、隙間が埋まるまで期間がかかります。
隙間があると埋まるまで不安に感じるかもしれません。
一般的には、半年~1年ほど時間がかかりますが徐々に隙間が閉じられていきます。

「なんとなく隙間が気になるな」
「隙間が思うように閉じない」

と不安な方は、担当医に相談してみましょう。

抜歯が必要なケース

ここまで、矯正治療のための抜歯行為は「スペース確保のため」ということがおわかりになったと思います。
すべての症例に抜歯は必要ではありませんが、どのようなケースだと抜歯する必要があるのでしょうか?

比較的抜歯する確率が高いケースを紹介します。

歯間部の隙間がない

歯間部に隙間がないケースは、歯を移動しようにも隙間がないことから歯並びを整えることが難しくなります。
こうしたケースでは抜歯の選択を求められる可能性が高いでしょう。

中等度~重度の出っ歯・受け口

出っ歯や受け口の症状が重いケースの場合、スペース不足から抜歯の選択を余儀なくされる可能性が高いです。
十分なスペースがなければ、美しい歯並びに仕上げることが困難になります。
ただし、症状が軽度の場合は抜歯をせずに矯正治療することが可能になることもあるため、事前に担当医に確認が必要です。

噛み合わせが不良

上下の噛み合わせが悪い場合、考えられる原因として顎のズレが考えられます。
ただ、顎のズレを改善するためには外科手術が適切です。
しかし、そこまでの治療を望まれていないのであれば、抜歯をしてスペースを確保しながら噛み合わせを整えていきます。

本来、外科手術が必要になるケースは、抜歯の必要性も加わります。
「自分は外科手術の可能性が高いかも」と思われる方は、かぎりなく抜歯をする必要があるということを念頭に入れておきましょう。

抜歯する歯の部位

「抜歯する必要性についてはわかったけど、どこの歯を抜くの?」と、不安に感じる方も多いでしょう。
本来、抜歯をする部位は決まっています。
それが〈第一小臼歯〉または〈第二小臼歯〉です。
第一小臼歯とは、中央の歯から数えて4番目の歯を指しており、第二小臼歯は5番目の歯で大臼歯の直前の歯にあたります。

なぜ、小臼歯が抜歯の対象になるかというと、小臼歯は比較的腫れや痛みがほとんど出ないこと、さらに機能的影響が少ないことが理由として挙げられます。
よって、前歯でも大臼歯でもなく小臼歯が選ばれるのです。

矯正治療の抜歯について不安がある方は当院へご相談ください

今回は、ほとんどの矯正治療でおこなう抜歯について取り上げました。
実際に自分の症例が抜歯が必要なケースかそうではないケースかは、検査や診察をしてみないとわかりません。

誤った自己判断をしないためにも、一度当院のカウンセリングを受けてみることをおすすめします!
当院では、検査・診断から患者様に合った適切な治療法をご提案します。
「話を聞くだけ」という気軽なご相談でも構いませんので、ぜひご予約してみてくださいね
みなさまからのご予約を心よりお待ちしております。

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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。

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