投稿日:2022.4.19
職業別!矯正装置の選び方~接客業・営業職編~
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
「仕事に影響しない治療法が知りたい」と思っていませんか?
歯並びを整えるうえで欠かせない矯正装置は、治療法によって見た目や使用感が大きく異なります。
審美性だけを重視して決めると後々トラブルにつながる可能性があるので注意しましょう。
こちらのページでは、接客業や営業職に向いている治療法について分かりやすくまとめました。
矯正治療をご検討中の方はぜひご参考ください。
目次
接客業や営業職の方向きの治療法は「マウスピース矯正」
見た目が透明で目立ちにくいマウスピース矯正は、接客業や営業職に向いている治療法といえます。
装置の厚みが少ないため、発音や滑舌にも影響しにくいのが特徴です。
装置を外して食事ができるので、食べ物が詰まる心配がなく、接待時に口元を気にする必要もありません。
ワイヤー矯正は不向き?マウスピース矯正との違いについて
冒頭で接客業や営業職にはマウスピース矯正が向いているとお話しましたが、ワイヤー矯正との違いを理解することでより適切な治療法を選択できるようになります。
ワイヤー矯正の特徴を以下でくわしくみていきましょう。
審美性
ワイヤー矯正は、歯にブラケットとよばれる装置を貼り付けて、そこにワイヤーを通して歯を動かします。
歯の表面に装置がつく表側矯正は、矯正治療中であることが一目で分かるのでマウスピース矯正よりも審美性が低めです。
装置と装置の間に食べ物が詰まりやすいことから、接待で食事をする場合に困る可能性があります。
発音・滑舌の変化
ワイヤー矯正は装置が分厚いため、慣れるまでは唇の動きが悪くなったり、外傷性の口内炎ができたりして話しにくくなる可能性があります。
歯の裏面に装置がつく裏側矯正は、舌に装置があたるため、表側矯正よりも発音や滑舌に影響しやすいのが特徴です。
接客業や営業職の場合、発音や滑舌が悪くなると仕事のクオリティが下がる可能性がありますので、注意しなくてはいけません。
トラブルの多さ
ワイヤー矯正は、食事の仕方によっては装置の脱離やワイヤーの変形などがおこることがあります。
トラブルがおこると歯の動きが止まってしまったり、間違った方向に動いたりするため、早めにご来院いただかなくてはいけません。
急な通院が難しい方には、ワイヤー矯正は不向きといえるでしょう。
自己管理の必要性
固定式のワイヤー矯正は「トラブルがおこったときにすぐの来院が必要」「装置を取り外して洗うことができないためお手入れに時間がかかる」この2つから自己管理が必要だといえます。しかし、装置を外している時間がない分、計画通りに歯が動きやすいのが大きなメリットです。
治療期間
ワイヤー矯正の治療期間は平均で2〜3年です。
一方マウスピース矯正は平均で1年半〜2年半と短い傾向にあります。
しかし、微調整が難しい分、治療期間が延長することも珍しくありません。
できるだけ計画通りに治療を終わらせたい方は注意が必要です。
治療費用
ワイヤー矯正にかかる費用の相場は、全体矯正の場合60万〜170万円です。
一方マウスピース矯正の場合は60万〜100万円と少し安めに設定されているケースが多い傾向にあります。
基本的に矯正治療は自費診療となり、保険が適用されません。
歯科医院によっても設定金額は異なりますので、治療をご検討中の方は事前にご確認ください。
お悩み別でみるおすすめの治療法
マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いをふまえて、お悩み別でおすすめの治療法を以下でご紹介します。
ぜひ重視したい点を考えながらご覧ください。
周りに気づかれずに歯並びを治したい
周りに気づかれずに歯並びを治したい方には、透明な装置を使用するマウスピース矯正か、正面からは装置が見えない裏側矯正(ワイヤー矯正)がおすすめです。
表側矯正(ワイヤー矯正)は、一目で矯正治療をしていることが分かるため、周りに気づかれずに治療を続けることは難しいといえます。
透明または白色の目立ちにくい装置もありますが、マウスピース矯正や裏側矯正にくらべると審美性は劣ります。
話しやすさを重視したい
話しやすさを重視したい方には、装置が薄いマウスピース矯正か、装置が舌にあたらない表側矯正がおすすめです。
裏側矯正は、舌の動きが制限されやすく、とくに歯列が小さい方や歯が内側に倒れているケースでは発音や滑舌に影響しやすいのでおすすめできません。
とにかく費用を抑えたい
とにかく費用を抑えたい方には、マウスピース矯正かワイヤー矯正の表側矯正がおすすめです。
裏側矯正は、表側矯正より20万ほど高めに設定されていることが多く、費用を抑えたい方にはあまりおすすめできません。
マウスピース矯正には「自己管理が大変」という欠点も
お悩み別でご紹介した治療法をみると、マウスピース矯正が最適と思うかもしれませんが、治療法にはそれぞれデメリットが存在し、それを知らずに治療を始めると後々トラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。
マウスピース矯正を行ううえで重要なことの一つに「自己管理の大変さ」が挙げられます。
どのような管理が必要になるのかを以下でくわしくみていきましょう。
1日20時間以上の装着が必要
取り外しが可能なマウスピース矯正は、歯を動かすために自ら装置をはめる必要があり、1日20時間以上は装着しなくてはいけません。
装着時間が不足すると、歯が計画的に動かずに後戻りや治療期間の延長につながるため注意しましょう。
装置を紛失するリスクがある
マウスピース矯正は装置の取り外しができる分、紛失のリスクがあります。
「紛失」「後戻りで装置が使用不可能になる」「装置の変形で使用不可能になる」これらのトラブルが起こった場合は装置の作り直しが必要になるため、正しく管理しましょう。
作り直しには約1か月かかり、その分治療期間の延長につながります。
質の高いお手入れが欠かせない
マウスピース矯正はワイヤー矯正よりもお手入れが楽というのは、あくまで正しいお手入れ方法ができている場合にのみ当てはまります。
マウスピース矯正の場合、装置をつけている間は唾液の「殺菌作用」「再石灰化作用」といった虫歯予防に役立つ効果が得られにくいため、状態によってはワイヤー矯正よりも虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
マウスピース矯正が難しい症例にはハーフリンガルがおすすめ
治療法によって強みが異なり、とくに重度の歯並びや抜歯が必要なケースでは、マウスピース矯正ではなくワイヤー矯正のほうが治療がスムーズにすすみやすく、仕上がりがいい傾向にあります。
ワイヤー矯正しか選択肢がない場合、接客業や・営業職の方は目立ちにくい裏側矯正を選択しがちですが、発音や滑舌が悪くなると仕事に支障をきたす可能性があるため注意が必要です。目立ちやすい上顎を裏側矯正に、目立ちにくい下顎を表側矯正にするハーフリンガル矯正であれば、上下顎裏側矯正でやるよりも発音や滑舌が悪くなるリスクを抑えられます。
費用も低く設定されていることが多いのでぜひご検討ください。
仕事に支障をきたさない適切な治療法を選ぶことが大切
接客業や営業職には、目立ちにくく発音や滑舌にも影響しにくいマウスピース矯正がおすすめです。
しかし、マウスピース矯正は患者様自身で装置の着脱をする必要があり、1日20時間の装着がルールとして決まっています。
「少しくらい大丈夫だろう」という考えが続くと歯が計画通りに動かなかったり、後戻りにつながったりするため注意しましょう。
当院では、カウンセリングで治療法ごとの特徴やメリット・デメリットについて分かりやすく丁寧に説明しています。
自分に合う治療法を見つけたい方は、お気軽にご相談ください。
歯並びが気になる方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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