投稿日:2023.3.29
甘いものを食べると虫歯になるってホント?
甘いものばかり食べていると、虫歯になるイメージがありませんか?
なぜ、甘いもので虫歯になってしまうのか、その仕組みまで把握している方は少ないのではないでしょうか。
生涯にわたり歯の健康を保っていくためには、虫歯予防は欠かせません。
そこで、本日は、「甘いものを食べると虫歯になるってホント?」についてお話させていただきます!
目次
甘いもので虫歯になるの?
「チョコレートを食べ過ぎると虫歯になりやすい」「ジュースばかり飲んでいると歯が溶ける」など、甘い食べ物・飲み物が
歯に悪影響を及ぼすイメージがある方が多いのではないでしょうか。
確かに甘いもので虫歯になりやすくなる事実がありますが、誰もが「虫歯になる仕組み」を理解しているかというと、
そうともいえない現状も見受けられます。
虫歯を引き起こす仕組み
虫歯は、お口の中に潜む「虫歯菌」によって引き起こされます。
歯磨きが十分に行われないと歯の表面に形成される、白い塊である「プラーク(歯垢)」に、虫歯菌や歯周病菌などが含まれています。
そのプラークに潜んでいる虫歯菌が、甘い食べ物に含まれる「糖」をエサにして酸を作り出し、健康な歯を溶かしていき、徐々に虫歯へと進行させていくのです。
甘いものだけではない「糖分」
「甘いものをだけを避けていれば、虫歯にはならないはず!」と考えがちですが、実は虫歯菌のエサとなる糖は、甘いものだけに含まれているわけではありません。
チョコレートや飴、甘いジュースといったものに多くの糖が含まれているのは事実ではありますが、
私たちが主食とする白米やパン、果物などにも糖が含まれています。
虫歯を予防するには?
私たちが口にする食べ物には糖が含まれていますが、以下のポイントを抑えていれば、虫歯予防に繋がり、歯の健康を維持していくことができます。
ポイント1 虫歯になりやすい食べ物を把握する
砂糖を多く含むもの、歯にくっつくようなネバネバしたもの、お口の中に長く留まりやすいものが虫歯になりやすいものであり、チョコレート、飴、キャラメル、クッキー、ジュースなどが挙げられます。
ポイント2 正しいセルフケア
食事や間食の後は、歯磨きを必ず行いましょう。糖がお口の中に留まる時間が長ければ長いほど、虫歯リスクは高まります。長時間にわたって食事をしたり、間食ばかりするのを避けることも重要です。
ポイント3 歯のクリーニング
歯の表面に「ペリクル」と呼ばれる薄い膜が形成され、そこに細菌が付着してプラークとなります。
細菌が付着した状態になるとヌルヌルとした「バイオフィルム」に変化していき、歯磨きだけでは落としきれず、虫歯の原因となってしまいます。
そのため、虫歯を予防するためには、歯科医院で実施する歯のクリーニングを定期的に受ける必要があります。
プロフェッショナルケアでは、専用の研磨剤と機器を使用して歯面の汚れを取り除いていきます。
当院では、矯正中の虫歯予防として歯のクリーニングや歯磨き指導をしております。
お気軽にご相談ください♪