投稿日:2023.4.3
睡眠時の歯ぎしりの原因とは?放置するとどんな影響があるの?
こんにちは。横浜駅前歯科・矯正歯科です。
皆さんは、睡眠時に歯ぎしりがあることを指摘されたことはありませんか?
就寝時に無意識のうちに行っていることが大半である歯ぎしりは、自身では気づきにくく、ご家族やパートナーに指摘されて初めて気づくことも少なくありません。
歯ぎしりの原因ははっきりとは解明されておらず、どのように改善していけばいいのか、何が原因であるのか、把握している方はそう多くはないのでしょうか。
そこで本日は、睡眠時の歯ぎしりの原因や、歯ぎしりを放置するとどのような影響があるのかについて、ご紹介してまいります。
目次
歯ぎしりはなぜ起こるのか
歯ぎしりで悩む方は意外にも多く、睡眠時に歯ぎしりを有する方は成人で5~8%といわれています。
歯ぎしりは無意識のうちに行われるため、想像よりも歯にかかる力は強く、負担も大きいものとなります。
歯ぎしりの原因は、はっきりと解明されておりませんがその多くが、ストレスや歯並び・咬み合わせ、筋肉の緊張などに関係しているのではないかと考えられています。
なぜ歯ぎしりを放置してはいけないの?
患者さま自身が無意識に行っていることが多い歯ぎしりであるため、特に歯ぎしりによる影響をそれほど感じていないと考える方も少なくありません。
しかし、歯は私たち人間が栄養を摂取する上で大切な身体の一部であり、歯ぎしりは以下のような影響を及ぼします。
歯ぎしりによる影響❶:歯がすり減ったり、折れたりする
普段食べ物を咬むといった行為にかかる力は、自身の体重ほどであるといわれています。
しかし、就寝時の歯ぎしりは、体重の倍の力が加わると考えられ、例えば体重が50キロであった場合、歯ぎしりでは100キロにまで歯や顎に加わる力が増していきます。
そのため、歯が耐えられなくなり、すり減ったり、折れたりしてしまうリスクをともないます。
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歯ぎしりによる影響❷:顎関節症を引き起こす可能性がある
慢性的に歯ぎしりの症状が続く場合は、上下の咬み合わせに異常がでたり、顎の位置のずれが生じたりするので、顎関節症のリスクもともないます。
歯ぎしりによる影響❸:歯周病の悪化リスクをともなう
歯ぎしりによって、歯や顎に力が加わってしまっている状態が続いてしまうと、歯を支える歯周組織(歯肉・歯根膜・セメント質・歯槽骨)に炎症を与えてしまうきっかけを作ってしまったり、または炎症を悪化させてしまったりする恐れもあり、最終的に歯を失いかねません。
矯正で歯ぎしりは改善するの?
歯ぎしりの原因は解明されていませんが、歯並び・かみ合わせなどの乱れが要因の1つである場合は、矯正を行うことで改善が見込めるケースもあります。
ここでポイントなのが、あくまで「改善が見込める」可能性のお話であり、他の要因としても考えられる、ストレスやお口周りの筋肉の緊張の緩和などを試みながら、歯ぎしりの改善をめざしていきましょう。
当院では随時カウンセリング予約を承っております。
歯並び・咬み合わせに合わせ、歯ぎしりについてもお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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