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投稿日:2023.5.19

歯周病でも矯正は可能?矯正治療前と矯正治療中に知っておきたい対策は?

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます

今回は歯周病と歯列矯正の関係についてお話していきます!

歯周病 矯正

歯周病とは?

歯周病 矯正

歯周病とは、歯と歯茎の間(歯周ポケット)に歯周病菌が入り歯茎に炎症が起き、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けていってしまう病気のことです。
そのまま進行してしまうと、歯を支えられなくなってしまい、歯が抜け落ちてしまうこともあります。

歯周病の原因

口腔内には約400〜700種類の細菌が存在しています。
これらの細菌は普段あまり悪いことをしませんが、十分な歯磨きではなかったり、甘い食べ物や飲み物を過剰に摂取すると細菌がネバネバとした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。
これを歯垢(プラーク)と言います。粘性がとても強いため、強めのうがいをしただけではプラークは落ちません。
この歯垢1mg中には約10億個の細菌が住み着いていると言われており、虫歯や歯周病を引き起こす原因となるのです。
その中でもプラークには特に歯周病を引き起こす細菌が、多く存在していると言われています。

歯の細菌

この歯垢の中の細菌によって歯茎に炎症が起き、やがて歯を支えている骨を溶かしていき、結果的に歯を失う原因となります。
歯垢は取り除かないと硬くなってしまい、歯石と呼ばれる物質に変化し、歯の表面に付着します。
歯石は歯磨きでは取り除くことができません!
この歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けていきます。

歯周病を治す方法は?

歯茎に炎症が起きた時の治療として、抗生剤を投与することがありますが、歯周病を完治させるのはとても難しいです。
歯周病治療は、下記のような方法で歯周病菌を増やさないようにコントロールして改善を目指していきます。

毎日正しいブラッシングを行う

歯周病 矯正

歯周病菌を増やさずコントロールするためには、原因となる歯垢を除去し、溜めないことがとても重要です。
自分では毎日正しく歯を磨けているつもりでも、実はほとんど磨けていなかったということも少なくありません。
自己流のブラッシングは、どうしても磨けない部分ができてしまったり、歯肉を傷つけていることもあります。
正しいブラッシングを行っていくためにも歯科医院で教わるようにしましょう。

定期的に歯科医院で歯石除去・クリーニングを行う

歯周病 矯正

歯垢はそのままにすると歯石になり、歯や歯茎の下で硬く付着します。
また歯石はざらざらっとしているため、さらに歯垢が付きやすい環境下となってしまいます。
歯石は毎日のブラッシングでは落とすことができないため、歯科医院でのクリーニングを受けることが重要です。

歯周病を悪化させる生活習慣を見直す

丁寧なブラッシングや歯科医院のクリーニングを受診していても、歯周病になりやすい方がいます。
実は歯周病は日々の生活習慣にとても大きく関わっているのです。
疲労やストレスは体の免疫力が低下し、歯周病菌の働きがとても活発になる原因となります。
疲れやストレスを感じた時に「歯茎が腫れて出血した」という方は、免疫力の低下が関与しているかもしれません。

歯周病 矯正

また、歯周病を悪化させる生活習慣の中には、喫煙もあります。
タバコに含まれるニコチンは歯茎の血管を収縮させます。
その結果、血液の流れが悪くなり酸素を嫌う歯周病菌が増殖してしまうのです。
ストレスの発散や睡眠時間を十分に確保する、禁煙など生活習慣の見直しをするだけで、歯周病の悪化を防ぐことができます。

矯正治療中の歯周病予防

正しいオーラルケアを身につける

オーラルケアとは、虫歯や歯周病予防のために、口腔内を清潔に保つことです。
特に矯正治療中は、装置の種類に合ったオーラルケアを身につけておくと歯周病予防に繋がります。
ワイヤー矯正は、歯にブラケットとワイヤーが装着しているため歯ブラシが届きにくく、矯正前と同じブラッシング方法では装置まわりの汚れを取り除くことは難しいです。

歯周病 矯正

磨き方のポイントとして、ブラケットとワイヤーの間に歯ブラシが入り込むように、歯ブラシを斜め45度に入れ、小刻みに動かして磨いてみましょう。
正しいブラッシング方法は気軽にスタッフへご相談ください!

合わせて読む:矯正歯科の歯科衛生士が本当にオススメする矯正用歯ブラシは?ラクにキレイに磨いて快適矯正生活♪

フロス、歯間ブラシ、タフトブラシを使用する

歯ブラシだけで落とせる汚れは約58%ですが、歯ブラシとフロスを使用すると歯垢除去率は約86%に上がり、約1.5倍の差があると言われています。
歯周病のリスクを下げるためには、歯垢除去率を80%以上にすることが望ましいと言われています。

歯周病 矯正 歯周病 矯正

歯に直接装置を装着している場合は、矯正治療をしていない方よりも歯垢除去率は下がるため、フロスや歯間ブラシ、タフトブラシを上手く使用していきましょう。

歯科医院の定期的な検査を受ける

丁寧にセルフケアを行なっていても落としきれない汚れはあります。
そのため、歯科医院での定期的なクリーニングを受診することをおすすめします。
歯周ポケットの汚れを除去でき、歯や歯茎の状態を確認してもらえるため、虫歯や歯周病の早期発見もできます。

歯周病でも歯列矯正は可能か?

歯周病 矯正

結論からお伝えすると、歯列矯正は可能です!

しかし、重度の歯周病では歯列矯正を受けられない場合が多いです。
重度の歯周病と診断された場合、歯を支える骨が吸収して歯を支えきれなくなっている可能性があります。
また軽度であっても、矯正器具で歯磨きしにくくなるため悪化し、歯を支える骨の吸収を助長する危険性もあります。
そのため、まずは歯周病治療をきちんと行い、症状が落ち着いて歯列矯正治療が可能な状態になったと歯科医師が判断してから開始することほとんどです。
矯正治療を受ける際は、事前に虫歯や歯周病の詳しい検査を行うことをおすすめします。
また、歯並びが整うことで歯ブラシが届きやすくなり結果的に歯周病予防にも繋がるので、大切な歯を守るために歯列矯正を検討してみるのもいかがでしょうか?

歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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横浜駅前歯科・矯正歯科

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