投稿日:2024.6.10
矯正治療中にエアフローをやってもいいですか?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
矯正治療において心配なことはありますか?
矯正治療は見た目のお悩みが解消できるだけでなく、歯列が整うことでお口のお手入れがしやすくなるといったメリットがあります。
ですが、「矯正治療中は虫歯や歯周病になりやすい」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
矯正装置をつけていると治療前と同じように歯を磨くことができません。
そのため磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病になるリスクが高くなるのです。
矯正治療中に虫歯や歯周病になると、治療が中断する恐れがあります。
そうなると計画通りに治療が進まなくなりますので、適切な磨き方を身につけて予防に取り組む必要があります。
矯正治療中のお手入れでおすすめなのが、「エアフロー」を使ったクリーニングです。
ここでは、「エアフロー」について詳しくお話しします。
目次
エアフローとは
エアフローは、歯科医院で行う歯面清掃の一つです。
微粒子パウダーをジェット水流によって歯に吹き付けることで、歯垢・バイオフィルムを除去し、清潔な状態に整えます。
歯垢やバイオフィルムだけでなく、着色汚れやタバコのヤニなども除去することが可能です。
従来のクリーニングでは、歯の表面に器具を当てて汚れを落としますが、エアフローでは歯面に触れることはないため歯や歯茎を傷つける心配はありません。
細やかな粉末は高速で噴出される水と空気に混ざり、歯と歯の間や歯と歯茎の境目など、器具が届きにくい場所にまで行き渡ります。
歯と歯茎のすき間である「歯周ポケット」の奥の汚れを除去することができて、歯周病の予防や治療に効果的です。
矯正装置の細やかな部分の汚れも取り除くことができるため、矯正治療中の方にもおすすめです。
矯正治療中にエアフローを行うメリット
矯正治療中にエアフローを使ってお口をクリーニングすることには、さまざまなメリットがあります。
装置の周りの汚れを短時間で落とすことができる矯正治療中は装置の周りに汚れが溜まりやすくなります。
エアフローなら矯正装置に触れることなく、汚れを落とすことができます。
エアフローはジェット噴射で広範囲に微粒子パウダーを吹き付けることができるので、手で行う歯石除去やクリーニングとくらべて施術時間を短縮することが可能です。
装置に影響を与えることなく、スムーズかつ効果的に清掃を行うことができます。
痛みや不快感を抑えて口内環境を整えられる
エアフローは歯や歯茎に与えるダメージが少なく、痛みや不快感も抑えられるのが特徴です。
また、短期間で効率的に歯茎の周りのバイオフィルムや歯周ポケット内部の汚れを取り除くことができるため、歯周病や虫歯にかかるリスクを減らし、お口の中の環境を改善します。
矯正治療中は虫歯や歯周病にかかりやすいため、しっかりとお口の環境を整えて予防に努めることが大切です。
審美面での効果も期待できる
エアフローは歯垢やバイオフィルムはもちろんのこと、着色汚れを取り除く効果も期待できます。
ホワイトニングとは異なりますが、歯の表面についた着色汚れが薄くなることで、歯がワントーン明るくなったように感じる方もいらっしゃいます。
エアフローの注意点
エアフローのメリットについてお話ししましたが、エアフローを行うことができないケースもあります。
基本的に、健康な歯に対して使用するものですので、歯周病が進行している場合は注意が必要です。
また、パウダーを吹き付ける圧力によって知覚過敏のような刺激を感じることがあります。
次の項目に当てはまる方も、エアフローを行えない可能性がありますので一度ご相談ください。
- 呼吸器疾患の持病や肺機能障害がある方
- 肝臓障害がある方
- 放射線治療を行っている方
- 妊娠中または授乳中の方
- ナトリウムの摂取に制限がある方
- 香料成分に対するアレルギーをお持ちの方
※これらに心当たりがある方は、エアフロー施術前に相談下さい!
・エアフローは歯の表面のクリーニングの一種ですので、歯本来の色は白くできないこと
※歯本来の色を白くしたい方はホワイトニングをオススメします
(合わせて読む:矯正もホワイトニングも検討中の方へ)
矯正が終わった方も、着色が気になる方はメンテナンス時にエアフロ―にてクリーニングすることも可能です。
※着色、汚れの程度によっては、エアフロ―でない機械で除去することもあります。
※また当院では、矯正治療中のエアフロ―を使用したクリーニングは別途料金を頂いております。
矯正治療中のセルフケア
矯正治療中に限ったことではありませんが、お口を健康な状態で維持するためにはご自身で行う「セルフケア」と歯科医院で行う「プロケア」を併用することが大切です。
特に矯正治療中のお口の中は、治療を行う前よりも虫歯や歯周病になりやすい状態ですので、毎日のセルフケアもしっかりと行ってください。
歯ブラシを見直す
歯と矯正装置の間には汚れがたまりやすいので、時間をかけて丁寧に磨きましょう。
矯正治療中は、矯正用の歯ブラシやタフトブラシを使用するのがおすすめです。
矯正用の歯ブラシは通常のものよりもヘッドが小さくコンパクトに作られているので、一般的な歯ブラシでは磨きにくい部分も磨きやすいのが特徴です。
タフトブラシは毛束が1つで山型になっているので、歯を1本ずつ磨きやすいという特徴があります。
歯と歯の間や歯と歯肉の境目、歯の裏側をブラッシングするのに適しています。
歯ブラシは鉛筆持ちで細かく動かすのがポイントです。
ななめ45度に当てて1本ずつ磨くイメージで小刻みに動かしましょう。
特に磨き残しが出やすい場所や、歯並びが悪く毛先が当たりにくい場所は、重点的に磨くようにしましょう。
デンタルフロスを使用する
歯ブラシ1本だけでは、歯と歯の間の汚れを十分に落とすことはできません。
歯ブラシ1本だけで落とせる汚れは6割程度とされていて、歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで除去率が大幅にアップすることがわかっています。
参考:神奈川県 すき間ケアリーフレット「今日から始めるすき間ケア」より
虫歯や歯周病にかかることなく矯正治療を終えられるように、しっかりと歯間ケアを行いましょう。
どのフロスを選べばいいかわからないときは、お気軽にご相談ください。
患者さんお一人お一人のお口に合わせたフロスや歯間ブラシをご提案します。
また、洗口液の使用も虫歯や歯周病の予防に効果的です。
食べたら磨くのが基本ですが、どうしても歯を磨く時間がないときは洗口液でうがいをするようにしましょう。
矯正治療中のお口のケアについては「横浜駅前歯科・矯正歯科」にご相談ください
矯正治療はほかの歯科治療よりも治療の期間が長いため、しっかりとしたケアを身につけて、お口を健康な状態で保つ必要があります。
矯正治療中に虫歯になると、軽度であれば装置をつけたまま治療を行うケースもありますが、進行していて歯を大きく削る必要があれば矯正治療を中断しなければいけません。
装置を一度外して治療後に再び装着することになれば、治療が長引くことになるでしょう。
また、歯周病も同様で軽度であれば、クリーニングと歯磨きの見直しを行って経過観察します。
ただし症状が進行している場合、顎の骨が溶かされて治療計画を見直す必要があります。
当院では、矯正治療を計画通りに行うことができるように、治療中のお口のケアに力を入れていますので、お気軽にご相談ください。
エアフローを使ったクリーニングは、患者さんの負担を抑えながら効果的にお口をキレイにすることができます。
メリットだけでなくリスクもわかりやすく丁寧に説明しますので、どのようなことでもご質問ください。
当院は「横浜駅西口」から徒歩3分と駅から近く、平日夜間・土曜も診療しています。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
歯並びが気になる方は、まず無料カウンセリングにお越しください!
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