投稿日:2023.10.30
歯科矯正(裏側矯正)はいつの時期が一番つらい?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
矯正治療をスタートさせる方の中には、歯科矯正に対して不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。
歯科矯正は、少しずつ歯を動かしますので、段階ごとに変化があります。
元の歯並びの状態によっても、個人差がありますので、感じ方の程度はそれぞれですが、つらいと感じる時期もあるでしょう。
そこで今回は、歯科矯正(裏側矯正)でつらい時期や対処法について詳しくご紹介します。
目次
裏側矯正と表側矯正の違い
裏側矯正も表側矯正も歯の表面にブラケットという装置を着けて、ワイヤーを通して適切な力をかけて少しずつ歯を動かす矯正方法です。
表側矯正は、見える部分に装置が着きますが、裏側矯正は歯の裏側に装置が着くため、矯正中の見た目がほとんど分かりにくい特徴があります。
1 裏側矯正の方が高い技術力が必要
見えにくい歯の裏側に装置を着けるため、歯科医師の技術力が必要になり、表側矯正に比べて費用が高い傾向になります。
また、表側矯正は装置をそのままつけていく方法ですが、裏側矯正は型取りをしてオーダーメイドの装置を使用する場合もあります。
その分、コストがかかりやすく、時間と手間もかかります。
また、表側矯正の歯の表面は比較的平らなのに対して、歯の裏側はデコボコしており、歯の面積も狭いため、装置が着けにくい特徴があります。
歯の裏側の装置を調整していくため、表側に比べて装置の調整時間もかかる傾向になります。
2 矯正力のかかり方が違う
歯のアーチに沿って矯正装置を着けていきますが、表側矯正のアーチは広いのに対して、裏側矯正のアーチは狭くなります。
その分、ワイヤーの長さも短くなり、より強い力がかかりやすくなります。
ただし、矯正治療は歯に負担がかからない程度の力をかけて少しずつ歯を動かすため、表側矯正に比べて、弱い力をかけて歯を動かします。
また、ワイヤーを着けた方に力がかかりやすくなる特徴があるため、「出っ歯」や「受け口」の方は内側に力がかかりやすくなるため、効率的に歯を動かすことができます。
つらいと感じやすい時期
・装置を着けた時
矯正装置を着けた時は、締め付けや今までかかっていなかった力がかかるため、負担に感じる方が多いようです。
違和感は通常は2~3日程度で徐々に落ち着いてくることがほとんどですが、食事の際に食べ物が挟まって気になることもあります。
裏側矯正は、装置が舌に近い部分にあるため、咀嚼のしにくさを感じる場合もありますが、装置に食べ物が挟まることもあるでしょう。
・食べ物の配慮が必要な時
特に麺類などは、ブラケットやワイヤーに挟まりやすく、細かく噛んで飲み込むようにしましょう。
また、繊維質が多い野菜やお肉なども装置に挟まりやすいため、細かく切ってから食べるなどの工夫をした方がよい食べ物です。
おもちやキャラメルも粘着性があり、装置に着きやすく、破損の可能性もあるため、控えた方がよい食べ物になります。
そのほかには、するめやナッツなどの歯ごたえがあり、固い食べ物も装置の負担や装置を着けたばかりの時や調整をした直後などに食べると、痛みが出やすくなるため、控えることをおすすめします。
装置を着けた時は、違和感が気になったり、食事に対して配慮が必要になったりするため、慣れるまで少し時間がかかります。
この時期が一番つらいと感じる方も多い様です。
ただし、痛みや違和感はむし歯のように持続的なものではなく、歯に力がかかっていることで一時的な痛みの場合も多いため、痛み止めなどで対処が可能です。
また、徐々に落ち着いてくることがほとんどで、その間の食事も負担の少ないおかゆやうどんなどで対応すると痛みも緩和されやすいので、おすすめです。
・歯が動いている時
歯は少し押しただけでは、動きません。
適切な力を継続的にかけて、少しずつ歯を動かしていきます。
矯正の装置で歯に矯正力がかかると、歯の周りで支えている「歯根膜」は元に戻ろうとする働きがあります。
この時、矯正力がかかっている方は、骨が吸収して、移動した方が新しい骨ができようとします。
この働きを利用して歯科矯正は少しずつ歯を動かしていくのですが、骨が吸収する際に痛みを感じやすい物質が出ます。
そのため、歯に矯正力をかけて歯が動いている時につらいと感じる方もいます。
矯正力をかけて3~6時間程度で違和感や痛みがあるケースが多く、2~3日程度で徐々に慣れてくることが多いです。
この痛みは持続的な痛みではないため、痛み止めの服用で対応します。
・装置が当たっている時
矯正装置が粘膜に当たって痛みが出る場合があります。
口内炎になると、その部分に触るだけで痛みが出てしまうため、装置のデコボコをワックスで覆うと、装置が当たって痛みが出ることを緩和します。
それぞれ、つらいと感じた時にも対処法がありますので、不快な症状がある場合にはご相談ください。
また、痛みを軽減しやすいマウスピース矯正もありますので、ご紹介します。
マウスピース矯正はどんな矯正?
マウスピース矯正は、患者さまのお口の型取りをして、ぴったり合ったマウスピースを製作し、形の違うマウスピースに段階的に交換することで、少しずつ歯を動かす矯正です。
その中でインビザラインはデジタルの機械でスキャンをして、歯並びのシュミュレーションができます。
マウスピース矯正のメリット
・型取りの負担が少ない
また、1度の型取りで最後のマウスピースまで製作ができるため、粘土のような型取りをする必要もなく、型取りの負担が少ない方法です。
・矯正中の見た目が分かりにくい
透明のマウスピースを使用するため、矯正装置を着けていても目立ちにくく、矯正中の審美性も考慮されています。
・痛みが出にくい
そのほかには、マウスピースの交換頻度は1週間~10日程度のことが多く、裏側矯正は1ヶ月に1度程度の調整のため、1度にかかる矯正力の負担が少なく、痛みが出にくい矯正方法です。
・取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすい
マウスピースは患者さま自身で取り外しができるため、食事の際に装置に食べ物は挟まりやすいこともなく、食事の配慮も少ない方法です。
また、取り外して歯磨きができるため、矯正前と同様に磨くことができ、ワイヤー矯正に比べて歯磨きがしやすい方法です。
(アタッチメントがつく場合には、その周辺を注意して磨く必要があります。)
マウスピース矯正のデメリット
・自己管理が必要
マウスピース矯正は、20~22時間の装着時間を想定して治療計画を立てているため、20~22時間の装着が必要です。
ただし、自分で取り外しができるため、「少しくらい……。」と外す時間が長くなってしまうと治療計画通りに歯が動かない場合があります。
そうすると、最初にすべてのマウスピースを製作しているため、マウスピースが合わなくなってしまうことも。
マウスピース矯正は決められた時間きちんと装着することが大切です。
・歯並びの状態によっては適用にならない場合がある
マウスピース矯正の中でもインビザラインは抜歯をする必要がある歯並びに対応していて、全体矯正も可能です。
ただし、骨格性の歯並びの不正の場合には、適用にならないケースもあります。
ワイヤー矯正は幅広い歯並びに対応しているため、比較すると不正な歯並びによってはワイヤー矯正が適用になる場合があります。
マウスピース矯正を希望している方は1度カウンセリングで相談してみることをおすすめします。
【まとめ】
裏側矯正は、装置が見えにくいので、矯正中の見た目が気になる方におすすめの方法です。
ただし、矯正期間中に慣れるまで違和感や痛みが出る場合もあります。
その原因によって対処いたしますので、気になる症状がありましたら、お気軽にお問合せ下さい。
また、痛みや違和感が出にくいマウスピース矯正もありますので、痛みや矯正中の見た目が気になる方は検討してみてはいかがでしょうか。
当院では、カウンセリングで患者さまのお悩みやご希望を考慮して、歯並びに合った矯正方法をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。
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