投稿日:2024.2.9
歯の噛みしめ 原因と治す方法をお伝えします!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
朝起きた時に顎が疲れていたりした経験はありませんか?
寝ている時や、何かに集中している時に、気が付くと歯をぐぅ~って噛みしめていませんか?
今回は歯の噛みしめについてお話していきます!
目次
歯の噛みしめとは?
歯の噛みしめは、睡眠時や起きている時に無意識に歯を強く食いしばってしまう癖のことです。
歯ぎしりと一緒と思いがちですが、歯ぎしりは音を立てて歯を擦り合わせることで、キーキーやキュッキュッなどと音が鳴ります。
歯の噛みしめは、ぎゅっと噛みしめるので音は鳴りません。
合わせて読む;睡眠時の歯ぎしりの原因とは?放置するとどんな影響があるの?
噛みしめの原因は?
歯の噛みしめは、誰にでも起こる可能性があります。
歯の噛みしめの原因と言われているのは以下のものです。
「ストレス」
「緊張・集中」
「疲労」
「癖」
ストレスや緊張を感じると、交感神経が優位になり筋肉が緊張します。
歯の周りの筋肉も緊張して、歯を食いしばるようになり噛みしめが起こります
また、ストレスや緊張していない時に噛みしめちゃう方は、癖になってる可能性があります!
集中している時や、何かにイライラしている時など、無意識に歯を食いしばってしまうことがありませんか?
これらが習慣化されると、歯の噛みしめが癖になってしまうのです!
噛みしめの症状は?
・歯の痛みや違和感
歯の噛みしめによって、歯が削れたり、割れたり、欠けたりすることがあります。
その結果、痛み、違和感、しみるような症状が起きることがあります。
朝起きると顎が疲れてると言った症状も就寝時の歯の噛みしめによって起こります
・歯の欠けや割れ
歯の噛みしめによって、歯に継続的に強い力が加わることで歯に亀裂が入ったり、歯が欠けたり、割れたりすることがあります。
・知覚過敏
歯の噛みしめによって、歯の表面のエナメル質が削れてしまい、エナメル質の内側にある象牙質が露出することがあり
露出すると、象牙質はエナメル質よりも柔らかくエナメル質よりも、歯の神経(歯髄)に近いため
冷たいものや温かいものに触れると、しみるような痛みを感じるようになることがあります。
主に、歯と歯茎(歯肉)の境目辺りが、欠けてしまうことがほとんどです。
少しでもしみるような痛みを感じた際は、歯の噛みしめへの対策だけでなく、日々の歯ブラシのブラッシング圧(力加減)を気を付けてあげることも知覚過敏に対して有効です。
歯ブラシはペン持ちで!歯ブラシする力は本当に優しくで大丈夫です!歯の表面にしっかりと歯ブラシの毛先が当たっていれば
強い力を入れなくても、その日の汚れはしっかりと落ちますので力よりも時間をかけて歯ブラシしてくださいね!
・顎関節症
歯の噛みしめによって、顎の関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。
※顎関節症の症状
「口が開けにくい」
「口を開ける時に痛みがある」
「口を開ける時に音が鳴る」
「耳鳴り、頭痛」
などが挙げられます。
合わせて読む:矯正で顎関節症は治せるの?
歯の噛みしめを治す方法は?
歯の噛みしめを治すためには、原因を特定してその原因を取り除いてあげることが大切です!
原因が「ストレス」や「緊張」である場合は
自分に合ったストレス発散の方法を見つけたり、ストレス自体の原因の特定、改善やリラックスできる環境を整えたりすることが大切です!
原因が「癖」である場合は、自分で意識して歯をぎゅっと噛みしめないようにする心掛けが大切になってきます!
自分で出来る対策の紹介!
・ストレスを溜めない
ストレスをなるべく溜めないように、ストレス発散をしたり
リフレッシュやリラックスする時間を作ってあげましょう!
☆リラックスする方法を何個か紹介☆
・深呼吸をする
深い呼吸をゆっくりとしてあげることで、優位になった交感神経を落ち着かせ、自律神経が整えられます
意識的にすることで気持ちもスッキリします
・ストレッチで体をほぐす
筋肉の緊張をほぐしてあげることで、血の巡りがよくなり血行促進されか身体がポカポカします
少し身体を動かすことで、心も身体もスッキリとします
ストレッチだけではなく軽めの運動、ヨガ、ピラティスなどなんでもいいです!
・ぬるま湯で入浴する
42°以上の熱い温度の入浴は交感神経が優位になってしまうので、38~40°のぬるま湯で入浴してあげるとリラックス効果があります
お湯に入ることで、筋肉を緩め心身をリラックスする効果があります
・良質な睡眠をとる
睡眠には疲労改善効果があります。自分に適した睡眠時間で良質な睡眠が大事になります
就寝時間から1時間前に温かい飲み物を飲むと、睡眠の質向上が期待できます
逆に、就寝直後は温かい飲み物は避けた方がいいとされてます
温かい飲み物を飲むと体温が上昇して、目を覚ましてしまう可能性がありますので注意です!
カフェインの入っていないものを飲むようにしましょう!
・自分にとって心地良い音楽を聴いたり、香りを楽しむ
・自然のあるところへ行く
などがあります。
疲労も噛みしめの原因の1つとなりますので、日々の生活で少し疲れちゃったなと感じたら
リラックス方法を試してみてもいいかもしれませんね!
・睡眠不足を解消する
睡眠不足は、ストレスや疲労の原因となります。
十分な睡眠をとり、心身をしっかり休ませてあげましょう!
明るいライトやスマートフォンやパソコンのブルーライトは、メラトニンの分泌を抑制してしまうので、睡眠の妨げとなる可能性があります
寝る前のスマートフォンの光やお部屋の照明の明るさを落としてあげるだけでも入眠しやすさが変わってきます
・顎のストレッチやマッサージをする
顎のストレッチをすることで、顎の周りの筋肉をほぐし、噛みしめする癖を緩和することができます。
★顎のストレッチ・マッサージを紹介します★
・顎の付け根にある筋肉(咬筋)のマッサージ
顎の付け根のところに指で触り、軽く噛みしめるとポコッと筋肉が動くところが咬筋(こうきん)です
咬筋を人差し指などで、円を描くように優しくマッサージします
この時、力加減は優しく!凝ってる方は、痛気持ちいくらいの優しい力でやってくださいね
・こめかみのところにある筋肉(側頭筋)のマッサージ
こめかみのところに指で触り、軽く噛みしめるとポコッと動くところが側頭筋(そくとうきん)です
側頭筋を円を描くように優しくマッサージします。
・口を開けるストレッチ
上を向くと、正面を向いて口を開けるより大きく開きやすいです
首に負担がかからない程度に上を向いて口を開けるストレッチをしてみましょう!
5秒間程大きく口を開けたら、閉じるを3~5回繰り返します。
※お口を開ける時に、音が鳴ったり痛みがある時は無理せず行ってください!
合わせて読む:顎関節症でも矯正できますか?
合わせて読む:お口の機能をアップするエクササイズ!?
・噛む習慣を見直す
硬めのグミや、ハード系のパン、ナッツ類、するめなど硬い食べ物は好きって方
硬い食べ物を噛む習慣は、噛みしめの原因になることがあります。
硬いものと柔らかいものを食べるバランスを見直し、噛む習慣を見直してみましょう!
最後に
歯の噛みしめは、放置すると歯や顎にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
歯の噛みしめが気になる場合は、早めに歯科医院に相談して原因を調べてもらいましょう!
自分でできる対策も併用することで、より早期の改善が見込めます!
当院では随時カウンセリング予約を承っております。
矯正に少しでも、興味がある方は1度カウンセリングにいらしてください☆
歯並び・咬み合わせに合わせ、歯の噛みしめについてもお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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★過去の記事も合わせて読む:食いしばり(TCH)と矯正治療