投稿日:2024.2.28
矯正で歯が動きやすい人・早く終わる人の特徴とは?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
歯列矯正は歯並びの状態によって異なりますが、平均2年半~3年ほどかかる治療になります。
長期間の治療なので1日でも早く終わらしたいですよね。
実は歯の動きやすさによって歯列矯正の治療期間は左右されます。
早く終わらせたいと思っていても歯の動きが遅いと治療期間が長引いてしまうので、歯の動きが早い人の方が治療期間を短くできる可能性は高いです。
ではどのような人が歯の動きが早いのでしょうか。
矯正治療を早く終わらせるために、歯が動きやすい人の特徴や早く動かすコツについて説明していきます。
歯列矯正を検討中の方や治療中の方は是非参考にしてください。
目次
歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴
歯が動きやすい人の特徴は主に5つあります。
いくつ当てはまっているか確認しましょう。
1)年齢が若い(成長期)
成長期のお子様は成長過程なので歯や顎骨がまだ柔らかく、年齢が若いうちの方が代謝が良いので歯が動きやすいです。
噛む力が強い場合や加齢によって顎骨が硬くなるので、比較的男性や高齢者の方が動きにくい傾向にあります。
成長が終わる20歳ごろまでに歯列矯正をしていれば、治療期間が長くなることはないでしょう。
2)歯並びの状態が軽度
歯並びの乱れが軽度な場合は、歯の移動量も少なく抜歯の必要がない可能性が高いので、短い期間で歯並びを整えることができます。
歯並びが凹凸している方は顎が小さい、または顎に対して歯が大きいなどが挙げられ、歯が並ぶスペースがないです。
そのためスペースを確保しなければ歯が動かないので、抜歯が必要になり歯の移動量が多くなってしまいます。
歯並びが軽度の方が結果的に短期間で矯正治療を終えることができるでしょう。
3)新陳代謝が高い
歯列矯正は歯に矯正力を加えることによって、歯の周りの骨が吸収され造成を繰り返して歯を少しずつ移動させていきます。
骨の吸収と造成スピードが速ければ歯が動きやすくなるので、骨の代謝を良くすると矯正期間の短縮に繋がります。
健康的な食事・質の良い睡眠・適切な運動など規則正しい生活をすることが、新陳代謝を向上するポイントです。
矯正期間は食生活や睡眠を見直し、新陳代謝の活性化を促しましょう。
4)悪習癖がない
舌や口周りで歯並びが悪くする癖があると矯正力以外に歯に力が加わり、スムーズに歯が動きにくくなります。
また矯正治療終了後も後戻りの原因にもなるので早めの改善が望ましいです。
以下の様な悪習癖が習慣づいていると歯並びだけでなく、身体にも悪影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。
- 舌癖
- 食いしばり
- 歯ぎしり
- 頬杖
5)医師からの指示を守っている
歯を計画通りに動かしスムーズに治療が進むよう通院日は守り、医師から受けた指示はきちんと行いましょう。
特にマウスピース矯正は自己管理の範囲が大きく、装着時間や交換時期を守らないと効果が出ません。
矯正治療は患者さんの協力が必要なので、心掛けによって治療期間が左右されます。
歯が動かないケース
上記で歯が動きやすい人の特徴を説明しましたが、その特徴に当てはまっていても、もしかしたら歯が全く動かない場合があります。
「アンキローシス(骨性癒着)」という状態になっていると、歯が歯を支えている骨(歯槽骨)とくっついており、矯正力を加えても動くことはありません。
通常、歯と歯槽骨の間には触覚や痛覚を伝えたり、歯を衝撃から守るクッションのような役割がある歯根膜があるので、歯と歯槽骨は少し離れている状態です。
しかし歯をぶつけた衝撃や、歯と歯槽骨の間で炎症すると歯根膜に傷が損傷してしまい、喪失してしまうことがあります。
歯根膜を喪失してしまった部分はアンキローシスを引き起こしてしまいます。
事前にアンキローシスを引き起こしていないか診断できれば対処することは可能ですが、アンキローシスの発見は難しく、実際に歯列矯正を始めてからでないと確認できないケースが多いです。
過去に歯を強く打ったり怪我をしたことがある場合は、カウンセリングの段階で歯科医師に伝えておくと発見できる可能性が高くなります。
事前にわかっていると途中で治療内容を変更しないので治療期間が延びることはないです。
アンキローシスの場合の矯正方法は、動かない歯を中心に周りの歯を動かすように治療していきます。
しかし歯を動かせないので理想通りの歯並びにはならないかもしれません。
またはアンキローシスの歯を脱臼させてから歯を動かす方法もあります。
できるだけ実績や技術がある歯科医師を選び、治療方法についてよく相談して慎重に治療を進めていきましょう。
歯列矯正を早く終わらすためのポイント
歯列矯正では1か月に0.3㎜ほど歯が移動しますが、年齢や代謝などで異なります。
しかし努力次第では歯が動きやすくなるので、早く終わらしたい方は以下の努力を行いましょう。
1)虫歯を作らない
歯列矯正中は歯磨きがしづらく、唾液が循環しにくい環境なので虫歯になるリスクが高くなります。
虫歯になってしまうと虫歯治療を優先するので、虫歯の大きさによっては中断しなければいけません。
中断するとその分医療期間が伸びてしまうので、歯列矯正中の歯磨きや食生活には注意しましょう。
2)定期的にメンテナンスに行く
矯正装置がついているとセルフケアだけでは限界があり、磨き残し部分から虫歯や歯肉炎・歯周病になりやすいです。
このようなリスクをなくすために、しっかり定期的にクリーニングしてもらい予防することが重要です。
また虫歯の早期発見や矯正器具の破損などのトラブルにすぐに対応してもらえることは、結果的に矯正期間の短縮に繋がります。
3)新陳代謝を上げる
上記でも説明しましたが、代謝が良いと歯槽骨の吸収と造成の速度が速くなるので歯の動きが早くなります。
新陳代謝を上げることは歯列矯正に有利だけでなく、肌のターンオーバーや血行促進などにも役立つのでおすすめです。
代謝を上げるために有効な食材は、
- アーモンド
- きのこ
- 肉・魚介
- アボカド
- レモン
- お茶(緑茶・マテ茶・ルイボスティー)
などが挙げられます。
ゆっくり湯船につかり身体を温めること、汗をかいて老廃物を排泄することも有効です。
4)悪習癖を改善する
口周りの悪い癖が改善すると歯が動きやすくなります。
舌癖(舌で前歯を押す癖)があると無意識に前歯を突出させる力が働いているので、矯正力で内に入れることを阻害してしまうので、歯がスムーズに移動しない原因になります。
舌癖が習慣付いている方は口呼吸かお口が常に開いている方が多いです。
唇や頬からの圧力がかかっていないと歯並びは乱れていくので、後戻りもしやすくなります。
頬杖は手を当てている方に持続的に負荷がかかり、歯が内側に倒れていきます。
矯正力以外の力が働くと歯の動きに悪影響になり、顔が歪む原因にもなります。
歯ぎしりは側方に、食いしばりは垂直に力が加わるので歯の移動の妨げになります。
さらに矯正中は歯が不安定な状態で歯ぎしりや食いしばりによって歯根に刺激を加えると、痛みが増加する可能性があります。
歯列矯正中の悪習癖は歯の移動を阻害する恐れがあり、治療期間が長引くことも懸念されるため、改善することが望ましいです。
5)医師の指示を守る
マウスピース矯正では装着時間を守らず、歯が計画通りに動かなくて治療が長引いている方はたくさんおられます。
さらに歯列矯正が終了した後も歯並びが元に戻らないように、保定装置を装着する必要があります。
しかし保定装置をサボってしまい、長期間かけて整えた歯並びが再び乱れることも多いので、自己管理を怠らないように注意しましょう。
まとめ
以上のことに気をつけると矯正治療が長引くことはないでしょう。
歯列矯正は患者さんの協力があってこそ成立するものなので、治療をスムーズに進めるために、紹介したポイントを実践してみてください。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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