投稿日:2024.3.6
日本で矯正している人の割合はどのくらい?日本人におすすめの装置も解説!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
みなさんは歯に対する意識はどうですか?
このブログを開いてくれている方は意識が高い方だと思います。
しかし日本人という括りでいうと歯並びに対する関心や、定期検診など予防歯科にも意識が低い傾向にあります。
ご自身の歯に対する意識を上げると、将来の「健康」が大きく変化します。
そのくらい歯の状態は全身に大きく関わるので、もっと歯に興味を持って意識を上げて今後に活かしてもらえたら光栄です。
不正咬合の割合
まずは歯並びや咬み合わせに問題がある方の割合を確認していきましょう。
厚生労働省が行っている歯科疾患実態調査によると、12~20歳の男女の前歯を対象に不正咬合が認められた割合は、全体の60%を超えていました。
歯列不正の割合は年々増加傾向にあり、幼少期からの指しゃぶりや口呼吸、低位舌、咀嚼回数の低下などが要因と懸念されます。
詳細を説明すると、
- 叢生(そうせい)…44.3%
- 上顎前突(じょうがくぜんとつ)…12.9%
- 歯列空隙(しれつくうげき)…12.4%
- 開咬(かいこう)…5.7%
- 過蓋咬合(かがいこうごう)…4.8%
- 反対咬合(はんたいこうごう)…2.4%
日本人が特に多いのは叢生で、ガタガタしている歯並びや八重歯も叢生に含まれます。
不正咬合は様々なリスクを伴うので放置することは危険です。
まずは歯並びが綺麗に揃っていないので、歯磨きがしにくく虫歯や歯周病のリスクが上がり、将来歯を失う可能性が高くなります。
さらに見た目にコンプレックスを感じやすく、咬み合わせにも問題があるため顔の歪みやほうれい線・たるみの原因にもなります。
顎関節症のリスクが高く、お口の開閉時の痛みや違和感、頭痛・肩こり・腰痛・身体の歪みが発症する可能性があるので、不正咬合は全身の健康に大きな悪影響を及ぼします。
歯列矯正する方の割合
日本人が歯列矯正を行なっている割合は21%となっています。
不正咬合が60%を超えているのに対して、実際に矯正治療をしている方が少ないので、日本人の意識の低さが確認できますね。
海外の歯列矯正の割合は、アメリカでは50%を超えていますが、矯正治療を考えている方は80%と関心は高いです。
韓国やスウェーデンでも歯列矯正をしている方は多く、国の政策として予防歯科の取り組みや矯正治療費の負担額が少ないことから、自然と歯の大切さを理解し、必然的に意識が高くなるでしょう。
日本人の矯正治療率が低い理由は、日本と海外の差は歯並びに対する考え方の違いもあります。
日本人は八重歯が可愛い印象ですが、海外ではドラキュラのイメージがあるため良い印象ではありません。
さらにアメリカでは歯並びが悪いと「自己管理ができない」「清潔感がない」などと認識され、就職や恋愛に影響を与える場合もあるそうです。
就職活動では噛み合わせが悪いと滑舌や姿勢の悪さ、集中力の低下などが懸念されることや、スポーツで成果を出せるように親心で小児矯正を行う方が多いです。
日本では歯並びが影響することはあまりないことから歯列矯正が必要と感じるボーダーラインが低く、歯並びが全身に与えるリスクを知らない方が多いことも要因でしょう。
そして日本人のネガティブ思考も原因の1つです。
痛みや矯正装置が目立つことに抵抗感を感じ、歯列矯正に踏み込めない方が多いです。
しかし海外ではポジティブ思考な方が多いので、歯並びが良くなる嬉しさから治療期間を楽しむことができます。
歯列矯正は歯並び・噛み合わせを改善し、自分の見た目・身体の健康のための投資なので、何も恥じることなく積極的に行えるようにネガティブを払拭できれば歯列矯正を始める方が増えるでしょう。
日本人におすすめの矯正方法
日本人が歯列矯正に対して求めている条件は、「目立たない」「痛みが少ない」「違和感が少ない」「取り外しが可能」という矯正装置です。
その中でも65%の方が目立たない矯正装置を求めています。
矯正装置と言えばワイヤーを歯に固定する方法が一般的ですが、ワイヤー矯正のイメージもあり歯列矯正に踏み込めない方も多いでしょう。
最近では日本人が求める条件が満たれている矯正装置も普及され、歯列矯正のハードルが低くなったように思えます。
現在目立ちにくい矯正装置が2種類あるので、紹介していきます。
1)裏側矯正
裏側矯正はワイヤー装置を歯の裏側に着けて矯正する方法です。
大きい口を開けたり笑ったりすると見える可能性はありますが、周りからあまり気付かれずに矯正治療を進めることができます。
矯正装置は固定式なので食べ物が詰まりやすいですが、表側矯正と比較すると裏側矯正は唾液が循環しやすいので虫歯になりにくいです。
しかし装置が裏側にあることで違和感を感じやすく発音や滑舌に影響が出ることや、歯磨きが難しくなります。
そして裏側矯正は高度な技術が必要とされ専門性の高い矯正方法になるので、少し治療費が高くなり、歯科医師の技術や経験によって仕上がりが左右されます。
難易度が高い分、歯科医師の実績は重要になるので信頼できる歯科医師に治療してもらうようにしましょう。
取り外しができないのでお食事や歯磨きの際に不自由さを感じる方も多いですが、固定されているので矯正治療への管理は必要ないです。
表側矯正に抵抗があり自己管理が不安な方におすすめです。
2)マウスピース矯正
マウスピース矯正は透明なマウスピースを装着して歯を動かす方法で、目立ちにくく取り外しができることが特徴です。
お食事や歯磨きの際には取り外して今まで通り行えるので違和感が少なく、矯正装置をつけていると歯磨きが難しくなるので虫歯になりやすくなってしまいますが、虫歯になるリスクが上がらないところも人気の理由です。
しかしマウスピース矯正は20時間以上装着する必要があり、ご飯と歯磨き時以外は基本的に装着しないと効果が出ないので、患者さんの協力なくして成功はしません。
さらに新しいマウスピースに交換するのも、患者さん自身が医師から受けた交換時期の指示通りに交換するする必要があるので、ご自身で管理できなかったりサボり癖が付いてしまうと計画通りに歯は動かず、治療期間が長引いてしまいます。
そして一番注意が必要なのは、コンピューターがマウスピースを作製するため、歯科医師の技術がなくても提供できるので一般歯科でも取り扱っている医院が増えてきています。
怖いところは実績や知識がなくてもできてしまうため、仕上がりに満足いかなかったり、
噛み合わせが改善していない場合が多く、失敗するケースをよく聞きます。
歯並びや噛み合わせは今後の人生に大きく影響しますので、実績・信頼できる医師の元で治療することを強くおすすめします。
マウスピース矯正はメリットが先行して「私もやりたい!」と思うかもしれませんが、デ
メリットもあり全てを理解しなければ失敗の原因になってしまいます。
「人気だから」「みんなマウスピース矯正をしているから」という理由で決めずに、ご自身に合っている矯正方法を選択しましょう。
まとめ
日本人は歯列矯正にネガティブなイメージを持ってしまうので、歯列矯正をしたくても諦めている方が多いと思います。
日本でも歯並びへの意識を高めて歯列矯正を前向きなものにするためには、目立ちにくい矯正装置を選択することによってネガティブなイメージを払拭することだと思います。
矯正治療は平均的に2~3年と長期間になりますが、歯並びの改善は身体にとっても良いこばかりで、治療終了後は必ず「矯正してよかった!」と心から思うでしょう。
みなさんもこれを機に歯列矯正を始めてみませんか?
上記で紹介した目立ちにくい矯正装置もあるので、歯列矯正を検討中の方はお気軽にお問合せください。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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