投稿日:2024.4.24
歯並びは年々悪くなるってホント?対処法を解説します!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
「最近、歯並び悪くなってきた……」と鏡を見るたびに気になってきた方はいらっしゃいませんか?
じつはよい歯並びの方も年々歯並びが乱れてくることがあります。
「え?歯並びって一生同じではないの!」と驚かれる方もいるでしょう。
今回は、歯並びが年々悪くなる理由や大人になって歯並びが悪くなるデメリット、対処方法を解説します。
目次
歯並びは年々悪くなるの?
歯並びは年々悪くなることがあります。
歯は顎の骨にしっかりくっついているイメージがあるかもしれませんが、歯と顎の骨の間には歯根膜というクッション性のある膜が存在しています。
なんらかの力が歯にかかることで、歯根膜が収縮や伸びを繰り返して歯の位置が徐々に変わることがあるのです。
またお口の中は日々変化があるため、歯に直接力がかからなくても歯ぐきが下がったり、歯を喪失したりしたことにより歯並びが変化することもあります。
そのため小さいころはよい歯並びだったのに大人になるにつれて徐々に歯並びが悪くなることはあります。
歯並びが気になりはじめたら早めに矯正歯科にご相談にお越しください。
放置しておいても自然に歯並びがよくなることはありません。
大人になってから歯並びが悪くなる理由
ここからは大人になってから歯並びが悪くなる理由を詳しく説明いたします。
親知らずの萌出
15歳前後で生えてくる一番奥の永久歯のことを「親知らず」と呼びます。
親知らずは誰でも生えてくるわけではなく先天的に生えてこない方もいれば、最大で4本生えてくる方もいらっしゃいます。
そして12歳くらいで親知らず以外の永久歯は生え揃うため、忘れたころに歯が生えたことで発見が遅れることもしばしばあります。
さらに親知らずが生えるスペースが不足していることが多いため手前の歯を押してしまうことにより「出っ歯」や「受け口」になるリスクがあるのです。
親知らずが生えたことに気付いたら早めに歯科医院で診てもらいましょう。
(出典:厚生労働省e-ヘルスネット_親知らず より)
歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりをする癖がある方は歯並びが変化することがあります。
自分では気付かないで知らず知らずのうちにしていることが多く、とくに寝ている間に歯ぎしりしてしまうこともあります。
歯ぎしりや食いしばりを行っているときは、歯や顎に負担がかかり続けます。
なんと歯に自分の体重の2倍以上の力がかかっているといわれているのです。
歯ぎしりや食いしばりを続けていると歯にヒビが入ったり、歯がすり減ったりして見た目が変化することもあります。
歯にかかる力が変な方向からかかると歯が傾き悪い歯並びになりますので、ご家族などから歯ぎしりを指摘された場合は早めに改善しましょう。
重度の歯周病
重度の歯周病になると歯並びが悪くなることがあります。
そもそも歯周病とは細菌感染症のひとつで、歯ぐきの腫れや出血からはじまり放置しておくと歯を支えている顎の骨まで感染が広がり徐々に顎の骨が溶かされていきます。
その結果、顎の骨の量や厚みが減り歯をしっかり支えることができなくなり歯が傾いたり、少しの力がかかるだけで歯が移動したりして歯並びが悪くなるのです。
歯周病は歯並びが悪くなるばかりか放置しておくと最悪の場合は歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。
歯周病は歯を失うリスクがある第1位の病気で、中高年以上で歯周病にかかるリスクはグッと高まります。
(出典:厚生労働省e-ヘルスネット_歯の喪失の原因より)
噛み方
噛み癖によっても歯並びが乱れる可能性があります。
以下のような噛み方をしている方は早めにやめましょう。
・左右どちらかばかりで食べものを噛む
・下顎をずらして噛む癖がある
・猫背の状態で噛む
などが挙げられます。
左右どちらかの歯ばかりで食事を続けたり、下の顎をずらして噛む癖があったりすると歯や顎に負担がかかり続けます。
またお口の筋肉のバランスにも左右差がでることで、歯並びが乱れていくことがあるのです。
さらに猫背など悪い姿勢で食事をする方も歯並びが悪くなります。
猫背の場合は下顎が下方に引っ張られるため、受け口になるリスクが高まりますよ。
むし歯や歯周病治療の途中
むし歯や歯周病の治療を途中で放置している方は歯並びが悪くなるリスクがあります。
とくにむし歯や歯周病により歯を喪失した場合は、見た目と機能を回復するために失った歯の部分をインプラントや入れ歯、ブリッジなどで補うことが大切です。
しかし、歯が抜けたままで修復物を製作しないと空いた隙間に左右の歯が倒れ込んできたり、上下で噛み合っていた歯が伸びてきたりするのです。
むし歯や歯周病の治療で痛みから解放されたとしても最後まで通院して治療を終えましょう。
癖
むし歯や親知らずなどお口の中に問題がない場合は癖が原因かもしれません。
歯並びを悪くする癖は以下が挙げられますのでチェックしてみましょう。
・唇を噛む
・爪を噛む
・舌で歯の裏側を押す
よい歯並びでいるにはお口周りの筋力(舌・頬・唇)が保たれていることが大切です。
唇や爪を噛む癖がある方は、前歯が外側に押し出される力がかかり続けて歯並びが徐々に悪くなります。
また、舌で前歯を押したり舌が下方に落ちたりする方もいらっしゃるかもしれませんが、
じつは舌の正しい位置はスポットポジションと呼ばれる上の前歯の少し後方にある突起の部分です。
このような癖があるとこれからもより歯並びが悪くなり、矯正治療で歯並びを整えても悪い歯並びに後戻りするリスクがありますよ。
歯並びを年々悪くしない対処法
歯並びが年々悪くなる方は、以下の対処法を試しましょう。
成人矯正を行う
悪い歯並びを治すには矯正治療がおすすめです。
大人になってから徐々に歯並びが悪くなった方は顎ではなく歯並び自体に問題があることがほとんどですので、歯列矯正で改善することができます。
当院では以下の矯正装置から選択することが可能です。
表側矯正
歯の表面にブラケットを貼り付けてワイヤーを通すことで歯並びを整えます。
金属のブラケットではなく白や透明のブラケットもご用意していますので、従来のワイヤー矯正治療よりも目立ちにくいのが特徴です。
裏側矯正
歯の裏側にブラケットを貼り付けてワイヤーを通して歯並びを整えます。出っ歯など歯が前方に出ている歯並びを効率よく並べることに向いています。
表側矯正にくらべて目立ちにくいため、接客業やサービス業の方におすすめですよ。
マウスピース型矯正
食 透明のトレーを歯にご自分で装着して歯並びを整える方法です。事や歯磨きの際は装置を外すことができるのがポイントで、目立ちにくい矯正治療のひとつです。
治療を最後まで行う
むし歯や歯周病の治療が途中になっている方は、かかりつけの歯科医院に通院して治療を最後まで受けましょう。
とくに歯を抜いたり、抜け落ちたりした方は歯並びが徐々に悪くなり元には戻らなくなりますので注意してください。
親知らずの抜歯
15歳くらいで親知らずが生えるため、奥歯に違和感があれば早めに歯科医院を受診しましょう。
親知らずが生え始めると奥歯の歯ぐきが腫れたり、噛むと痛みがでたりすることもあります。
まっすぐに生えてきて噛み合わせにも問題がない場合は親知らずは生涯使用することはできますが、斜めにはえたり歯ぐきの炎症を繰り返したりする場合は抜歯することを視野にいれましょう。
矯正治療をはじめる方であれば、レントゲンやCT撮影により親知らずの有無や位置関係を把握することができますので、矯正治療前に抜歯をする必要があるのかどうかを判断することができますよ。
最後に
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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