投稿日:2024.7.12
倒れている奥歯は歯列矯正で治せる?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
「奥歯が倒れていて、噛みずらい」
「倒れている奥歯は治るの?」
このような悩みや疑問をお持ちの方はいらっしゃいますか?
奥歯が倒れてしまうという現象は、歯と歯の間にすき間がある状態や、
抜けた歯を放置していることなどによって起こります。
そのままにしていると、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、
周囲の歯に影響を与えてしまう可能性があります。
そこで今回は「倒れた奥歯を歯列矯正で起こすことはできるのか?」という
テーマで、原因やリスク、歯列矯正の種類などについてお話しします。
目次
倒れている奥歯は歯列矯正で治療出来る?
倒れている奥歯は歯列矯正で治療することができます。
奥歯が倒れるパターンは大きく以下の3つに分けられます。
- 斜めに倒れている
- 外側に倒れている
- 内側に倒れている
奥歯の傾き方により適している治療方法は異なりますが、
比較的軽度な症状は部分矯正で対応できる場合もあります。
しかし、抜けてしまった歯を長い間放置し周囲の歯が大きく動いている場合は、
噛み合わせの悪化も考えられるため、全体矯正が必要になります。
奥歯が倒れてしまう5個の要因
奥歯が倒れる主な要因は
- 歯並び
- 生活習慣
- 遺伝
といったように、さまざまな要素が関わっています。
それでは、奥歯が倒れてしまう原因について詳しく触れていきしょう。
歯と歯の間にすき間が存在する
歯と歯の間にすき間がある、
いわゆる「すきっ歯」は奥歯が倒れる原因の一つです。
すきっ歯は生まれつき歯の本数が少ない、
顎の大きさに対して歯が小さいというような先天的な原因と、
舌で前歯を押す癖や歯ぎしりなどによる後天的な原因があります。
いずれにしても、歯にすき間があると、
そのスペースを埋めるように歯が動いてしまいます。
その結果歯並びが乱れ、奥歯が倒れてしまうことがあるのです。
抜けた歯を放置する、虫歯や歯周病、不慮の事故などで歯を失ったときは、
ブリッジや入れ歯、インプラントで補う必要があります。
なぜなら、歯が抜けたまま放置すると、
空いている隙間を埋めようとして周囲の歯が動くためです。
特に奥歯が抜けてしまった場合は隙間が大きくなるため、
周りの歯が倒れたり、噛み合っていた歯が伸びたりすることがあります。
このようなケースでは、矯正治療の期間も長くなる傾向にあります。
もし歯が抜けた場合はそのままにせず、歯科医師に相談することが大切です。
歯周病
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起きる病気です。
進行すると歯を支えている骨が失われ、
奥歯が倒れてしまいます。
歯周病の初期段階は、歯ぐきの腫れが主な症状で、
まだ骨へのダメージは少ない状態です。
しかし、放置していると炎症は骨にも広がり、
歯を支えている骨が少しずつ失われてしまいます。
そのことから歯の位置が変わり、奥歯が倒れてしまうケースもあります。
歯周病の場合は、歯列矯正を行う前に、歯周病治療が必要になります。
歯周病は日頃のケアと定期的な歯科検診で予防できるケースも多いため、
怠らずに行うことが重要になってきます。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりは、無意識に歯を強く擦りあわせたり、強く噛んでしまうことです。
通常時よりも多大な力がかかったり、
毎日頻繁にしてしまうと歯がすり減る原因になり、
歯並びが変化し奥歯が倒れてしまう可能性があります。
歯ぎしりや食いしばりの原因は主にストレスと言われています。
就寝中無意識に行われているため、ほとんど自覚がないのが特徴と言われています。
骨格・遺伝
顎の骨の形や歯の大きさなどは遺伝的要因で決まる部分が大きいです。
そのため、あごが小さい、あごの大きさに対して歯が大きいなど、
歯が生えるスペースが不足している場合は、
奥歯が倒れる原因となることがあります。
歯列矯正で倒れた奥歯を起こすとともに歯並びを整えることも可能ですが、
重度の場合は外科矯正が必要になる場合があります。
倒れている奥歯をそのままにしていると
奥歯が倒れた状態を放置すると、
見た目だけでなくお口の健康にもリスクを伴います。
それでは、倒れている奥歯を放置してしまうと
起こり得るリスクを見ていきましょう。
虫歯や歯周病の原因となることがある
倒れている奥歯の部分は歯ブラシが届きにくく、
プラークや歯石が溜まりやすくなります。
これにより、虫歯や歯周病のリスクが高まり、
進行すると歯を失ってしまうことも考えられます。
周りの歯に負担がかかることがある
倒れた奥歯が原因で噛み合わせが悪くなると、
他の歯への負担が増えます。
一部の歯に負担が集中すると、歯がすり減ってしまうほか、
欠けたり割れたりするなどのトラブルを
引き起こしてしまう可能性があります。
歯並びと噛み合わせが悪化する可能性がある
奥歯が倒れてしまうと歯並び全体に悪影響を及ぼすことがあるため、
見た目だけでなく機能面でも問題が生じる可能性があります。
たとえば、食べ物を小さく砕く行為が難しくなったり、
発音が不明瞭になったりすることもあります。
また、矯正治療が必要となったときに、
治療期間が長引く可能性があります。
倒れた奥歯は矯正無しでも治せる?
倒れてしまった奥歯は、矯正力無しで治すことは困難です。
奥歯を元の正しい位置にするには歯列矯正が必要です。
ご自身でどうにかしようとするには、却って歯並びや噛み合わせを
悪くしてしまう可能性があるため、避けるべきです。
倒れている奥歯を治したい方は、歯科医師に相談し、
診断を受けましょう。
倒れている奥歯を治す歯列矯正の種類
倒れている奥歯を元の位置にするためには歯列矯正が必要となります。
主に以下のような治療が行われます。
ワイヤー矯正
ブラケットとワイヤーを歯に固定して、
歯を正しい位置に動かしていく矯正方法です。
奥歯が倒れているケースでは、
歯並びの全てを動かして行う全体矯正が必要になることが多いとされますが、
症例によっては部分矯正も可能です。
倒れている奥歯の状態によっては、アンカースクリューと呼ばれる
小さなネジを用いる場合があります。
歯ぐきにアンカースクリューを埋めてそこを固定源とし、
3カ月~6カ月ほど時間を掛けて奥歯を起こしていきます。
ワイヤー矯正の治療期間は個人差がありますが、
全体矯正の場合1年半~2年半程度、
部分矯正の場合は数ヶ月~1年程度が目安とされています。
マウスピース矯正
マウスピースを用いて歯を少しずつ動かす矯正方法です。
1日20時間以上装着し、2週間に1度のペースの交換をご自身で行います。
マウスピースは薄くて透明なため、
矯正期間中も周囲の人に気づかれることはほとんどありません。
治療期間の目安は全体矯正で2~3年程度、
部分矯正の場合はより短い期間で治療が完了します。
3ヶ月に1回の通院で済むこともあり、
ワイヤー矯正と比べると通院頻度が少ないのが特徴です。
人前に出ることが多い方や多忙な方におすすめです。
コンビネーション矯正
コンビネーション矯正とは、
ワイヤー矯正とマウスピース矯正を組み合わせた矯正方法のことです。
治療の初期段階はワイヤー矯正を使用して、歯を動かします。
倒れている奥歯や歯の凸凹を速く修正することができるため、
効率的に治療を進めることが可能です。
ワイヤー矯正で、ある程度の治療が終了した後に
マウスピース矯正に移行し、微調整をしていきます。
コンビネーション矯正は、装置が付いている期間が短くなるため、
装置によるストレスや不快感が少ないです。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の良い部分を組み合わせることで、
通常よりもスムーズな治療が期待できます。
外科矯正
外科矯正とは、歯の位置だけでなく骨格にも
問題が見られた場合に行う矯正治療方法です。
顎の骨を切り、正しい位置に固定する手術が行われます。
通常の歯列矯正で治療していくには難しい症例に適応となることが多いです。
当院では、外科手術を矯正治療前に行い、その術後に歯列矯正を始める
「サージェリーファースト」のシステムがあるため、
早期に口元の見た目の改善が期待できます。
まとめ
倒れている奥歯は歯列矯正で治療をして治すことが出来ます。
倒れている奥歯を放置してしまうと虫歯や歯周病といったリスクが生じることがあるため、
早期に治療を行うことが望ましいです。
当院では、歯並びの状態に応じて、
さまざまな治療方法を提供しています。
カウンセリングは無料で行っておりますので、
倒れている奥歯を治したいという方は、
ぜひ当医院へご相談ください。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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