投稿日:2024.7.19
男性の矯正治療は恥ずかしい? 現代社会と歯科矯正の新しい関係
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!
矯正治療をする男性にどのような印象がありますか?
毎日歯磨きを頑張っていても歯並びが悪いと「清潔感」が薄れてしまったり、「だらしない」と思われてしまうことがあります。
しかし矯正装置は、仕事で人と接することが多い方の中には周りからの印象を気にしている方も多くいます。
今回は矯正治療を受けるべき理由と矯正装置について紹介します。
目次
男性の矯正治療が注目される理由
近年、男性の矯正治療に対する意識が大きく変化しています。
かつては女性がするものというイメージが強かった矯正治療ですが、今では男性も積極的に歯並びを改善しようと考えている人が増えてきています。
その背景には、主に3つの理由が挙げられます。
美意識の高まり
近年、男女共に外見への意識が高まっています。
Z世代を中心にメイクアップやスキンケア、ファッションなど自分磨きに時間やお金をかける人が多くいます。
その中でも特に歯並びは顔の印象を大きく左右するため、審美的な改善を求める人が増えてきているのです。
社会的なプレッシャー
仕事や婚活において、好印象を与えるためには歯並びが重要になると考える人が多くなっています。
特に接客業や営業職などの仕事では、清潔感がとても大切になってくるため、歯並びが顧客とのコミュニケーションに影響を与える場合もあります。
コロナウイルスが流行しているときは、マスクで隠れていた口元ですが、マスクをしなくてよくなった現在では口元はつい目が行ってしまう部位の一つではないでしょうか。
矯正技術の進歩
近年、矯正技術が大きく進歩し周りには気づかれにくい目立たない装置が開発されています。
そのため、矯正治療への抵抗感が薄れ、気軽に治療を受けられるようになっています。
歯並びが気になるけれど周囲から気づかれるのがいやだ・恥ずかしいと抵抗がある方でも矯正をしやすい環境になってきています。
男性の矯正治療のメリット
笑顔が魅力的になる
なかには口を大きくあけて笑うことが出来ずにいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方でも歯並びが綺麗になると自信がつき、人前でも抵抗なく過ごすことができます。
実際に矯正をしてから精神的にポジティブになれた、明るい性格になれたという方も多くいらっしゃいます。
歯並びが良くなることで虫歯や歯周病予防になる
日頃の歯磨きによって、口の中は清潔に保たれています。
しかし、歯並びが悪いと歯ブラシがしっかりと届かないことがあります。
歯磨きでしっかりと汚れが取れずにそのままにしておくと、もちろん口の中は不潔な状態になってしまい、細菌が増えていきます。
この細菌が原因となり、虫歯や歯肉炎・歯周炎などに進行してしまいます。
発音が良くなる
歯並びと発音は深い関係があります。
歯並びが悪いと唇や舌の動きが悪くなってしまい、発音するときに邪魔をしてしまいます。
他にも、前歯の間に隙間が空いていると、そこから空気が漏れてしまい、さ行・た行・な行・ら行などに影響が出てきます。
噛み合わせが良くなる
噛み合わせが悪いと、当然ものを食べる時にしっかり噛んで食べることができません。
そうすると胃腸に負担がかかってしまいます。
噛み合わせが良くなることで効率よく咀嚼をすることができるようになり、同時に機能の向上にも期待ができます。
他にも、口を閉じずらくなってしまい自然と口呼吸をしてしまいます。
口呼吸をしていると、口の中が乾燥してしまい虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。
噛みあわせが改善されると、唇を閉じやすくなり、そのリスクを軽減させることができます。
男性有名人の矯正事情
テレビなどに出ている有名人の方々は、人前に出るので、特に外見には気を使う必要があります。
皆さんが知っているお笑い芸人さんやスポーツ選手、アイドルがどのような矯正治療をしているのか紹介していきます。
千鳥のノブさん
先日、ノブさんはフジテレビの番組で、『直したい顔のコンプレックス』という話題の中で、「年々しゃくれてきている」ということが悩みだと告白されていました。
歯科医院を受診したところ、噛み合わせが深く上の歯で下の歯を押して倒れてきてしまい、同時に顎が上がってきたことが原因でした。
矯正装置は、おそらくホワイトワイヤー(白いワイヤー)を使用していて、一般的な金属製のブラケットやワイヤーとは違い審美性が高く目立たないものでした。
Hey! Say! JUMP 中島裕翔さん
矯正前の写真をみると、上の歯は側切歯(前から2番目の歯)が内側に入っていて、八重歯もあり、下の歯はガタガタでした。
矯正装置はおそらく裏側矯正(リンガル矯正・裏側タイプ)を使用していたと思われます。
歯の裏側に装置がつくため、装置はほぼ見えないようになっていました。
大谷翔平さん
メジャーリーガーである大谷さんも、矯正治療をしていました。
矯正前は、歯列の幅が足りず前歯がねじれてしまっていました。
使用していた矯正装置はマウスピース型矯正装置です。
写真をよく見ると歯の表面にアタッチメントという突起がついていることが分かります。
矯正装置の紹介
現在当院で使用している矯正装置にはどのようなものがあるのか、紹介していきます。
表側矯正(ラビアル矯正・表側タイプ)
矯正といえば表側矯正を思い浮かべる方が多いと思います。
矯正治療の中で1番歴史が長く、そしてスタンダードな矯正方法です。
ブラケットという装置を歯の表面に接着させ、ワイヤーを通します。
金属製のブラケットが一般的ですが、今ではセラミックでてきた半透明なブラケットやホワイトワイヤーなど、目立ちにくいものも開発されています。
装置を着けてすぐは違和感や食事のしにくさがあるかもしれませんが、ワイヤーの調整などは患者さん自身で行うことはなく、確実に治療を進めていくことができます。
裏側矯正(リンガル矯正・裏側タイプ)
裏側矯正はブラケットを歯の裏側に接着させワイヤーを通すため、装置が目立ちにくく正面からみても見えることがほとんどありません。
周りの人に、ほぼ気づかれることなく治療をすることができます。
ハーフリンガル矯正
上顎は裏側矯正、下顎は表側矯正と2種類の矯正方法を組み合わせた治療法をハーフリンガル矯正といいます。
下顎の装置よりも上顎の装置の方が目立ちやすいことが多いため、上顎だけ裏側に装置を付けることで目立ちにくくなります。
上下裏側矯正をするのに比べて、料金を抑えることもできます。
インビザライン(マウスピース型矯正装置)
ここまで紹介してきた矯正装置とは違い、自分で取り外しが可能な治療方法です。
そして、マウスピースは透明なプラスチックでできているので、装着中に周囲の方には気づかれにくく、人目を気にせずに治療をすることができます。
治療のなかでアタッチメントという、歯の表面に突起をつけます。
このアタッチメントには、歯とマウスピースの適合を良くし、歯の動きを助ける役割があります。
マウスピースの交換は、全て患者さん自身で行っていただきます。
そのため、通院回数が少なく、2~3ヶ月ごとに来院していただくことになります。
マウスピースは1日22時間以上使用していただき、なおかつ装置を自己管理していただく必要があるため、患者さんの協力が不可欠です。
年齢比・男女比・使用矯正装置の割合
当院の年齢比・男女比・使用矯正装置の割合は、上の表のとおりです。
男女比を調べてみたところ、昨年の時点では男性2:女性8でしたが、ここ最近での割合は約男性3:女性7という結果でした。
まだまだ男性の割合は少ないですが、年々男性の患者さんの割合は増加しています。
使用装置の割合には大きな差はなく、主に今回紹介した4つの装置を使用している患者さんが多くいらっしゃいます。
まとめ
今回は男性の矯正治療について詳しく説明してきました。
『男性の矯正治療に抵抗がある』という方、そのイメージは時代と共に変わってきています。
今ではオーラルケアも身だしなみの中の一つであり、よりよい人間関係を築くうえでも大切なことです。
歯並びが良くなることで、Eラインや顔のバランスが良くなり、今よりもっとイケメンにレベルアップ出来るかもしれません!!!
矯正装置は歯並びの状態やその方のライフスタイルに合ったものがあり、一人ひとりで適切な治療方法が変わってきます。
そのため、歯並びや噛み合わせなど口元にコンプレックスや悩みがある方・少しでも気になる方は、ぜひ一度歯科医院を受診し専門家に相談してみましょう。
歯並びが気になる方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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