投稿日:2024.6.21
ガチャ歯を治したい!治療方法や放置した場合のリスクなどを解説します
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
「ガチャ歯を治したいけど、どんな治療方法があるの?」
「放置するとどんなリスクがあるの?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
ガチャ歯とは、歯が重なり合ったりねじれたりして、歯並びがガタガタになっている状態のことです。
専門的には「叢生(そうせい)」と呼ばれ、見た目だけでなく、噛み合わせや発音にも影響を及ぼすことがあります。
そこで本記事では、ガチャ歯の原因と治療法、放置した場合のリスクについて解説します。
ガチャ歯とはどんな歯並び?
ガチャ歯とは、歯が重なり合ったり、ねじれたりして歯並びがガタガタになっている状態のことです。
専門用語では「叢生(そうせい)」と呼ばれています。八重歯もガチャ歯に含まれます。歯並びがガタガタになっているので、見た目への影響が大きいです。
また、上下の歯が正しく噛み合わなくなるので、食べ物をしっかりと噛めなかったり、発音がうまくできないという問題が生じる可能性もあります。
ガチャ歯になる原因
ガチャ歯になる原因は、大きく「先天的要因」と「後天的要因」にわけられます。
いずれも永久歯の生えるスペースが不足していることが原因です。
先天的要因
先天的要因とは、生まれつき持っている体質や骨格などの要素です。
以下のような先天的要因によってガチャ歯を引き起こす可能性があります。
- あごの大きさに対して歯が大きい
- あごが小さい
- 歯の本数が多い
あごの大きさに対して歯が大きいと歯列に歯が収まりきれず、歯が重なったり、ねじれたりしてガチャ歯になってしまいます。
逆に、歯の大きさは普通でもあごが小さいとガチャ歯になる原因に。
歯の本数が多い状態を指す「過剰歯(かじょうし)」の場合も、あごのスペースに収まりきれずにガチャ歯を招く可能性があります。
骨格の大きさには遺伝的な要素が強く影響します。両親や祖父母がガチャ歯である場合は、子どもにも引き継がれるリスクが高くなるでしょう。
後天的要因
ガチャ歯には先天的な要因だけでなく、生まれてからの生活習慣なども大きな影響を及ぼします。
特に、以下の要因はガチャ歯を引き起こす可能性が高いです。
- 正しくあごが発達しなかった
- 長期間にわたり指しゃぶりをしていた
- 口呼吸をしている
- 頬杖をつく習慣がある
- 舌で歯を押す癖がある
- 乳歯を早期に失った
あごの成長が開始する乳幼児期に咀嚼(そしゃく)が不足したり、長期にわたって指しゃぶりや口呼吸の習慣があると、あごの発育が阻害されてしまいます。
また、頬杖をつく癖や舌で歯を押す癖があると、歯に力がかかり続けて位置がずれてしまう可能性も。
また、虫歯などの理由で乳歯を早期に失ってしまうと、後から生える永久歯のスペースが狭くなり、歯並びが乱れるリスクが高まります。
生活習慣の乱れは歯並びに大きな影響を与えかねません。特に乳幼児期から学童期にかけては、正しい習慣を身につけることが重要です。
ガチャ歯の治療方法
ガチャ歯は自力で治すことはできず、矯正治療が必要になります。
ここでは、主な矯正方法について紹介します。
ワイヤー矯正(表側矯正)
ワイヤー矯正は最も一般的な矯正方法です。
歯に「ブラケット」と呼ばれる装置をつけて、ワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていきます。
ワイヤー矯正のメリットは、幅広い症例に対応できること、金属製のブラケットを選択することで比較的費用が抑えられることです。
一方で、ブラケットが目立つこと、装置が当たって痛みや違和感を感じること、治療期間中は食事制限が必要になる場合があることなどがデメリットとして挙げられます。
マウスピース矯正
透明なマウスピースを1日20時間以上装着して、形の異なるマウスピースを定期的に交換しながら歯を移動させる方法です。
目立たないだけでなく、取り外しができます。
マウスピース矯正のメリットは、装置が透明なため目立ちにくいこと、食事や歯磨きの際に取り外しができることです。
また、ワイヤー矯正と比べ、痛みや違和感も強くありません。
しかし、すべてのガチャ歯に対応できるわけではないこと、自分でマウスピースの装着時間を管理することが求められます。
ガチャ歯を放置する6つのリスク
ガチャ歯は見た目だけに影響を与えるものではありません。
放置すると以下のようなリスクを伴う可能性があります。
コンプレックスになりやすい
ガチャ歯は、目立つ歯並びである場合が多いです。
コンプレックスになってしまうと、人前で笑ったり話すことを躊躇してしまったり、マスクを手放せなくなるなど、日常生活にも支障をきたす可能性があります。
虫歯や歯周病になるリスクが高い
ガチャ歯は歯が凸凹しているため、歯ブラシが届きにくい状態です。
歯と歯の間に汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病になるリスクが高い傾向にあります。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなど使って歯と歯の間の汚れをしっかりと取り除くことが大切です。
顎関節に負担がかかりやすい
ガチャ歯は、上下でうまく噛み合うことができない可能性が高いです。
そのため、顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こす可能性があります。
顎関節症は、口を開け閉めする際にあごが痛くなったり、音が鳴ったりするなどの症状が現れます。
口内炎になりやすい
歯列からはみ出して生えている歯は、頬の内側を傷つけたりしやすいため、口内炎になりやすいです。
毎回同じ箇所に口内炎ができるという方は、歯並びの乱れによって生じている可能性があります。
極めて稀ではありますが、がん化するリスクもあるといわれています。
そのため、同じ箇所に頻繁に口内炎ができるようであれば、早めに受診し、原因を確認することが重要です。
発音が悪くなる
歯並びが悪いことで発音する際に、舌の位置が安定しなかったり、空気が漏れたりすることで発音が悪くなることがあります。
特に、サ行やタ行などの発音が難しくなることが多いです。
会話が聞き取りにくくなると、コミュニケーションに悪影響を与えかねません。
また、英語の場合は、違った意味で捉えられてしまうこともあります。
頭痛や肩こりを引き起こす可能性がある
噛み合わせが悪いとあごの位置がずれ、顔周りの筋肉に無理な力がかかります。
顔の筋肉は首や肩、頭などにつながっているため、頭痛や肩こりを引き起こす可能性があります。
さらに、全身の筋肉のバランスが崩れ、姿勢にも悪影響を及ぼすことも。骨盤の歪みや腰痛の原因にもなり得ます。
ガチャ歯の矯正治療でよくある質問
ここでは、ガチャ歯の矯正治療に関するよくある質問を紹介します。
ガチャ歯の治療を検討しているのですが、費用が心配です。
矯正治療を検討する際、費用面で不安になる方は少なくありません。
ガチャ歯の治療は、健康保険が適用されないため、全額自己負担になります。
しかし、近年はデンタルローンによる分割払いなど支払い方法を提供している歯科医院も増えていますので、まずは相談してみることをおすすめします。
ガチャ歯の矯正治療は痛いですか?
「矯正治療は痛みがあるのではないか」と不安に思う人も多いでしょう。
ワイヤー矯正は、装置が歯や歯ぐきに当たるため、治療初期には違和感や軽い痛みを感じる可能性があります。
また、どの矯正方法も歯が動き始めると痛みを伴います。
しかし、3日目をピークに1週間程度で痛みもやわらいでいくことがほとんどです。
痛みが心配な方は、マウスピース矯正を選択するのも一つの手。
ワイヤー矯正よりも痛みが出にくく、目立たないのが特徴です。
適応症例は限られていますが、当てはまれば自分に合った治療方法を選ぶことができます。
まとめ
ガチャ歯を放置すると虫歯や歯周病、顎関節症、発音障害、頭痛や肩こりなど多くのリスクが伴います。
ガチャ歯を治す治療法には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正があります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、歯科医師とよく相談しながら自分に合った矯正方法を選択しましょう。
横浜駅前歯科・矯正歯科は「横浜駅西口」から徒歩3分と駅から近く、平日夜間・土曜も診療しています。
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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。