投稿日:2024.7.5
朝の歯磨き、いつがベストタイミング?その疑問を解決します!
こんにちは。
横浜駅西口より徒歩3分、矯正専門の歯科医院「横浜駅前歯科・矯正歯科」です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、みなさん今朝は歯を磨きましたか?
そしてそれは起床後か、朝食後、どちらのタイミングで磨きましたか?
「起きてすぐ磨くのが当たり前じゃないの?」「え?みんな食後じゃないの?」など、色々な声が聞こえてきそうです。
朝の歯磨きのタイミングについては、万人に共通して決まっているわけではなく、意外と意見の分かれるテーマなようです。
今回は朝の歯磨きをするタイミングについて、ベストなタイミングはあるのかどうかも含めて調べてみましたので、詳しくお話ししていきたいと思います。
目次
朝の歯磨き、とっても大事!
毎日の歯磨き習慣は、虫歯や歯周病予防、口臭対策など、健康な口腔内環境を維持するために欠かせません。
よく1日の歯磨きで最も重要なのは、寝る前の歯磨きと言われています。
寝ている間は、日中に比べると唾液の分泌量が大幅に減少します。
唾液には、細菌の活動を抑制したり、歯の表面を保湿・保護したりする働きがあります。
寝ている間に唾液の分泌量が減ると、これらの働きが低下し、虫歯や歯周病菌が繁殖しやすくなります。
そのため、虫歯菌繁殖の原因となる食べかすや歯垢を、寝る前の歯磨きによって除去して綺麗な状態にしてから眠ることが大切になります。
そして朝。
目が覚めた後のお口の中というのは、爽やかな状態ではない方がほとんどではないでしょうか。
「お口の中がネバネバする」「歯がざらざらする」「口臭がある」など、このような不快な感じがありますよね?
寝てる間に増えた細菌が悪さをしています。
朝の歯磨きの目的の一つとして、この寝起きの不快感を取り除くことがあります。
さらに、朝食後の歯磨きの重要性は、朝だからに限らず、食事をしたら虫歯菌のエサになる食べかすや、歯垢を除去するために歯を磨くのと同様です。
爽やかな朝を迎えるため、快適な1日を過ごすためにも、大切な朝の歯磨き。
いったいどのタイミングで磨くのが良いのか、早速お話していきましょう。
みんなはどうしているの?
朝の歯磨きが大切だということは、十分わかりましたね。
そして次に気になるのは、いつ磨いたら良いのかですよね。
ただ、その前に少し、他の人がどうしているのか気になりませんか?
他の人がいつ歯磨きをしているかどうかなど、なかなか聞いてみることもなければ、知ることもないと思います。
自分がそうだから、みんなも同じだと思っていたということはよくありますよね。
朝の歯磨きが「起床後派」と「食後派」の割合を調べていく中で、おもしろい調査をしているテレビ番組がありましたので、内容を少し紹介しますね。
CBCテレビ番組「チャント!」では、〜朝の歯みがきは「起床後」or「朝食後」?歯科医師が推奨する歯みがきのタイミングとは〜
というテーマで、その疑問を解決すべく番組内で50人の街中アンケートを実施しています。
「朝の歯磨きはいつ磨く?」という質問に対して、
朝食後 28人
起床後 13人
両方 8人
磨かない 1人
という結果が出ていました。
圧倒的に食後の方が多いですね。両方の方も含めると、7割以上が食後は磨くという習慣があるようです。
参照:CBCテレビ「チャント!」〜朝の歯みがきは「起床後」or「朝食後」?歯科医師が推奨する歯みがきのタイミングとは〜
併せて、データとしての母数は少ないのですが、横浜駅前歯科・矯正歯科のスタッフ内でも同様にアンケートをとってみました。
普段からみなさんのお口の健康に携わる、歯科医師や歯科衛生士の歯磨き事情は気になるところですよね!
結果は、
朝食後 7人
起床後 1人 ※朝食は摂らない
両方 3人
(横浜院調べ)
職業柄、歯科医院で働いているということもあり、全員食後には必ず磨いているということに加え、両方磨くという方が約3割と、先ほどのアンケート結果よりも多い割合となりました。
他の人がどのタイミングで磨いているのか、大体分かったところで、次は正しいタイミングについて、お話していきますね。
朝の歯磨き、ベストタイミングは?
歯磨きをするタイミングは小さい頃からの習慣になっていることが多いですが、前のアンケートの結果にもあるように多くの方は、「起床後に歯を磨く」「朝食後に歯を磨く」「どちらも磨く」のいずれかに当てはまるのではないでしょうか。
そんな中、数々の歯科医院ブログを拝見し、最も多かった意見は、
どちらも磨けたら、パーフェクト!!という答えでした。
起床後の歯磨きにも朝食後の歯磨きにも、どちらにも大切な理由があるということですね。
ただし、歯磨きの回数が多いと、磨きすぎが原因で歯を傷つけてしまうこともあるので、注意が必要だという意見もありました。
食後には絶対磨いてほしい!
どちらも磨くのが理想ですが、前か後か、どちらかを選ぶのであれば、食後に歯を磨く方が良いようです。
下記ではそれぞれのタイミングで磨くべき理由を説明します。
起床後に歯磨きをするべき理由:寝起きのお口の中はどんな状態?
寝ている間は唾液の分泌量が低下し、細菌が最も増殖しやすい状態です。
食べかすなどの汚れが残ったままだと、菌が繁殖し虫歯・歯周病になるリスクが上がります。
夜の歯磨きが一番大切と言われるのにも理由があります。
虫歯や歯周病菌だけではなく、他のウイルスが増殖することもあり、起床後何もせず朝食を摂ることで、こういった細菌までも体内に入れてしまう危険性があります。
食後に歯磨きをするべき理由:食事後のお口の中はどんな状態?
何かを食べた後、食べかすが残っていたり、糖分が残っていたりすると、細菌が元気になり、歯を溶かし虫歯や歯周病の原因になります。
その原因を取り除くためにも、食後の歯磨きは必ずする方が良いでしょう。これは朝食だけに言えることではなく、昼食後や夕食後も同様です。
こんな方法も良いのでは?
朝の歯磨きのベストなタイミングは、なんと起床後と朝食後の2回でしたね。
そうはわかっていても、朝は忙しくて歯磨きにそんなに時間を取れないという方は、こちらの方法も参考にしてみてください。
- 起床後の舌磨き+食後の歯磨き
横浜駅前歯科・矯正歯科の歯科衛生士の一人は、舌磨きをするのもオススメと話していました。
夜寝ている間に増殖した細菌は、舌の奥の辺りについている「舌苔」にたくさん潜んでいます。
夜の歯磨きで食べかすなどの汚れをしっかりと落とせているのであれば、起床後に再度ゴシゴシと歯を磨く必要はさほどなく、細菌がいるであろう「舌苔」を取り除く事ができれば良いのではという事でした。
- 起床後のうがい+食後の歯磨き
朝の歯磨きのタイミングを調べるにあたって、たくさんの歯科医院のブログを拝見しました。
その中でも多く勧められていたのがこの方法です。
起床後はうがいをして、お口にいる細菌を吐き出します。
そうすることによって、溜まった細菌を朝食と一緒に体内に入れることを防げます。
いつもの朝の歯磨きにプラスαも
朝というのはどうしてもお出かけ前などで、準備に忙しくゆっくりと歯磨きに時間をかけることが難しいかもしれません。
お休みの日など少し時間に余裕がある時にいつもの歯磨きに加えて、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間もしっかり清掃するなどしてより口腔内環境を清潔に保てるように意識して見るのもオススメです。
終わりに
朝の歯磨き習慣は虫歯や歯周病、口臭予防だけでなく、全身の健康にも良い影響を与えます。
磨くタイミングは長い間の習慣になっていることなので、いきなり朝のルーティーンを変えることは難しいかもしれませんが、みなさんの今後のお口の健康のため、少しでも今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
また、歯並びが原因で磨きにくい、虫歯になりやすいなど困ったことがあれば、
横浜駅前歯科・矯正歯科の無料カウンセリングにてご相談ください。
歯並びが綺麗になることで、歯磨きもしやすくなり、健康な口腔内環境を維持しやすくなります。
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