投稿日:2024.9.6
歯並びに対する意識や関心ありますか?
こんにちは。
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
皆さんは歯並びに対してどのような意識や関心をお持ちですか?
「歯並びが気になるので歯列矯正を考えている」という方もいれば、
「特に気にしていないため治療は考えていない」という方もいると思います。
今回は「日本人の歯並びに対する意識や関心」を題に、
歯列矯正をためらう理由や歯列矯正を行うことによるメリットについてお話します。
目次
海外の歯列矯正に対する意識
海外では特に審美歯科への意識が高いです。
日本人は初対面の人に会った際、初めに顔の印象や髪型、服装や体型を見ることが多いと思います。
しかし海外、特にアメリカやドイツでは、顔や髪型よりも、第一印象として歯並びを先に確認するようです。
綺麗な歯並びは全世界共通で印象がよく、一種のステータスとして見られています。
つまり、どの程度自分の体に関心があるのかを見ているということです。
ホワイトニングで歯の色を白くキレイに保つことも海外では当然のようです。
海外から見た日本人の私たちは、清潔感がある上で健康への意識も高いという印象が持たれる一方で、
歯並びが悪くても治さないという印象も持たれているようです。
海外に比べて日本人は矯正への興味が薄い
日本で可愛い・チャームポイントとして印象がある八重歯は、
海外では「Devil’s Teeth」(悪魔の歯)と呼ばれていて、即座に矯正治療の対象となります。
これは海外と日本の差でもありますが、歯並びがよくない歯と悪い噛み合わせでは、
むし歯のリスクが高まるだけでなく食べ物を細かくすることが難しいため胃に負担がかかったり、
歯自体の寿命も短くしてしまいます。
何より、海外から見ると美しい印象は持たれないということが分かったかと思います。
キレイに整った歯並びは世界共通で美しく、健康的な印象を人に与える象徴になるということです。
日本人が歯列矯正をためらう6つのワケ
歯並びに対しての意識や関心があったとしても、
歯列矯正で歯並びを整える日本人は約1割程度と低い傾向です。
なぜ日本人は歯列矯正をためらうのでしょうか。
その理由として以下のようなことが考えられます。
装置を着けることによる羞恥や偏見
矯正装置には種類がありますが、一般的に広く周知されているのは歯の表面に装置をつけるワイヤー矯正です。
目立ちやすく、周囲からの視線が気になることがためらう理由の一つとして考えられます。
また、歯列矯正は小児がするものという偏見があることで、
大人が矯正することに対して抵抗感を持っている方が多いのでしょう。
費用面
歯列矯正は基本的に自由診療のため、費用は高額になります。
このため経済的な負担が大きいと感じる方が多く、治療を受ける際の障壁となっています。
治療期間が長い
歯並びの程度によって変わってはきますが、歯列矯正は約1年半~2年半と、長期間行うケースが多いです。
定期的な通院や日常生活への影響のなど考慮すると、躊躇してしまう方も少なくありません。
治療への不安
矯正治療を行って最終的にどうなるのかが心配なことも躊躇する理由となることがあります。
期待した結果が得られるかどうかがわからないと、決断をためらってしまうこともあるでしょう。
また、歯列矯正は痛みを伴うものです。
特に初めて装置をつけた後やワイヤー交換等で痛みを感じる場面が存在します。
その痛みの不安がハードルになっていることもあります。
生活への影響
矯正装置の種類により変わってはきますが、治療中は食事や口腔ケアの工夫が必要になります。
特にワイヤー矯正ですと食事に気を遣うことが多かったり、歯磨き等セルフケアも矯正前より時間がかかるので、
生活習慣に変化が生じることがあります。
また、治療期間中は定期的に通院しなければなりません。
そのため忙しい方にとっては、ライフスタイルに影響を及ぼすこともあるため、
治療を継続する意欲を失ってしまうこともあるかもしれません。
歯科医院選びの難しさ
現在、日本の歯科医院はコンビ二よりも数多く存在しており、多くの歯医者から自分に合った歯科医院を選ぶのは困難です。
その中でも歯科矯正は専門的な治療分野であるため、
信頼できる歯科医院を見つけることが難しいと感じる方も多いかと思います。
歯科医院の選び方のポイントは、先生の治療計画、医院が使用している装置、立地、費用などさまざまです。
歯列矯正を検討している方は、複数の歯科医院にカウンセリングを受けて、
自身に適した歯科医院を見つける努力が必要となります。
歯列矯正で歯並びを治すメリット
歯列矯正は歯並びが整い見た目がきれいになるだけでなく、身体の健康にも良い影響を与えます。
ここで、歯列矯正治療のメリットを5つご紹介します。
虫歯・歯周病予防
悪い歯並びは歯ブラシの先端が届きづらいため、汚れが溜まりやすいです。
歯垢や歯石が溜まると、虫歯や歯周病の原因になることがあります。
歯列矯正によって歯並びが整うと、歯ブラシが歯と歯の間に届きやすくなり、
虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
また、海外では歯に対する意識が高いため、
虫歯・歯周病の予防対策の一環として歯列矯正を積極的に行う方が多いようです。
発音の改善
歯並びが悪いと舌の動きに制限が出来たり、発音する時に空気が漏れたりして、
「サ行」などの発音が不明瞭になることがあります。
日本語の場合はなんとか聞き取れても、英語になると全く異なる発音となり
誤解を招く場面があるかもしれません。
歯並びを整えることで通常の発音が可能となり、舌が正しい位置に収まることで正確な発音がしやすくなります。
発音の正確さが求められる英語の場合は、コミュニケーションがスムーズに行えるようになります。
顎関節症の予防
顎関節症とは口を開けるときに音がする、口が大きく開かないといった症状のことです。
原因はストレスによる筋肉の緊張や外傷、悪い噛み合わせなどがあります。
症状が進行すると日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
歯並びを整えることによって上下の歯が正しい位置で噛み合います。
これにより、顎関節への負担の軽減が期待できます。
胃腸への負荷を軽減
噛み合わせが悪い状態だと食べ物を粉砕することが困難になり、
細かくない状態のまま胃腸に運搬され、消化不良を引き起こしてしまうことがあります。
歯並びを整えると噛み合わせが改善され、食べ物をしっかり噛むことができるようになり、
胃腸への負担を軽減できます。
また、よく噛むことで満腹中枢が刺激されやすくなり過食を防いでダイエットにつながることも。
人にバレずに歯列を治したい
歯列矯正を躊躇してしまう理由として、装置をつけるのに羞恥心があるという方が一定数いるようです。
しかし、表側に装置を付けずに歯並びを治療する方法として裏側矯正やマウスピース矯正を選択する方が増えています。
ぞれぞれどのような装置なのか詳しく解説します。
舌側矯正
舌側矯正は、歯の裏側にブラケットやワイヤーを取り付けて行う矯正方法です。
歯の裏側に装置があるため、表からはほとんど見えません。
矯正をしていることが分かりずらく歯並びを治すことができます。
個人の歯の形に合った装置やワイヤーが作製されるため、より正確な歯の動きを可能にします。
ただ、歯の裏側に装置があるため歯ブラシがしにくい場合があります。
また、最初に装置を装着した際、舌が装置に触れるため発音しづらいことがあります。
しかし1か月もすると慣れてきて、問題なく発音できるようになります。
裏側矯正は見た目を気にする方や、
職業上矯正装置が表側に無い方が良いという方におすすめの矯正方法と言えます。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、マウスピースを使用して歯並びを整える矯正方法です。
透明なプラスチック製のマウスピースなので、周囲の人から気付かれることは少ないでしょう。
舌側矯正と異なりブラケットやワイヤーがないためお口の中が傷つく心配もなく、
食事や歯磨きの際に取り外すことができるので、ライフスタイルにも合わせやすいです。
しかし、かなり強い叢生(歯並びのデコボコ)の場合は適応でないケースが多いです。
また、マウスピースの装着時間を守らないと計画通りに進みません。
マウスピース矯正は見た目が気になる方や自己管理が得意な方に適している矯正方法です。
まとめ
歯並びに関心があっても矯正治療を躊躇う方は多いことでしょう。
しかし、悪い歯並びを放置すると、
虫歯や歯周病、顎関節症など、歯や身体に悪影響を及ぼすことがあります。
当院は装置が目立ちにくい舌側矯正とマウスピース矯正の矯正専門医院です。
皆様のご希望に寄り添うことができる治療を心がけています。
歯並びが気になる方、見た目に配慮した矯正治療を検討している方は、
ぜひ当院までご相談ください。
ご一読して頂きありがとうございます。