投稿日:2024.8.5
ガミースマイル改善のためのセルフトレーニング
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
笑った時に歯ぐきが目立ってしまうのがガミースマイルですが、人によっては自信を持って笑うことができず口元を手で隠してしまう方もいます。
アジア人に特に多いと言われているガミースマイルですが、原因はさまざまです。
治すには原因にあった治療が必要になりますが、軽度のガミースマイルの場合、セルフトレーニングをすることで改善効果が得られることもあります。
また、ガミースマイル防止にも使えるトレーニングでもあります。
今回はガミースマイルに悩んでいる方に向けて、改善のためのトレーニング方法や、ガミースマイルになってしまう原因についても詳しくご説明していきます。
ぜひ参考にして頂き改善にお役立て下さい。
目次
ガミースマイルって何?
ガミースマイルとは、笑った時に歯ぐきの露出が大きい方のことを言います。
具体的には、笑った時の歯ぐきの露出幅が3ミリ以上になるとガミースマイルと判断されます。
特にアジア人であるモンゴロイドと呼ばれる骨格に多く、欧米人の骨格には少ないと言われています。
ガミースマイルは病気ではありませんし、チャームポイントとしてポジティブに考えている方もいます。
しかし、審美的な理由からコンプレックスに感じている人の方が多いのも事実です。
なぜガミースマイルになるの?5つの原因
ニコッと笑った時の笑顔は男女ともに魅力的ですが、キレイな口元とガミースマイルのように歯ぐきが強調された口元になぜ分かれてしまうのでしょうか?
原因として、先天的理由と後天的理由との大きく2つに分けられます。
ここではガミースマイルになる原因についてご説明していきます。
1.歯並びが良くない
前歯が突出している状態を出っ歯や上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼びます。
上の歯並びがデコボコしていたり、出っ歯のように突出していては上下の唇を閉じ切ることができません。
このような状態でニコッと笑うと、上唇はさらにグッと上にめくりあがることになります。
正常な歯ぐきの露出量に比べて広範囲に歯ぐきが見えることで、ガミースマイルにつながります。
両親のどちらかがガミースマイルになっているのであれば、遺伝の可能性もあります。
遺伝による先天的な理由として、顎の骨に問題がある場合には外科的な手術が必要になります。
歯並びに原因がある場合には、矯正治療をして歯並びを整えてあげればガミースマイルは改善されるでしょう!
2.正常な歯に比べて前歯が小さい
正常な歯の大きさに比べて小さい歯のことを矮小歯(わいしょうし)と言います。
歯が小さくなる分、歯ぐきの方が目立つことによってガミースマイルに見えやすい状態になっています。
3.唇の縦幅が短い
唇が薄い方や上唇の縦幅が短い方がいらっしゃいます。
このような方は、少し笑っただけでも上唇が引き上げられることでさらに薄くなってしまいます。
一般的な厚みの方に比べると歯ぐきの露出量が大きくなりガミースマイルにつながります。
4.上唇の筋力が強い
笑うときや話すときに一緒に唇も動きます。
この時に上唇を持ち上げる筋肉のことを上唇挙筋(じょうしんきょきん)と言います。
この上唇挙筋の筋力が発達し過ぎていると、過剰に唇をグッと持ち上げてしまい歯ぐきの露出度が大きくなりガミースマイルへとなってしまいます。
年齢とともに口周りの筋力も衰えてくるとガミースマイルも徐々に目立たなくなってくることもあるようです。
5.悪習癖を持って生活をしている
体にとって悪いクセのことを悪習癖(あくしゅうへき)と言います。
遺伝などの先天的な理由でガミースマイルになるのではなく、悪習癖のような後天的に自分で身につけてしまった悪いクセによって歯並びがデコボコに
なってしまい、ガミースマイルを作り出している人も少なくありません。
- 舌や前歯を押す
- 舌を前方に突き出す
- ペンや鉛筆を前歯で噛む
- 指や爪を噛む
- 指しゃぶり
このようなクセは悪習癖の一つであって、歯並びが崩れてしまう原因にもつながりますがガミースマイルの原因にもなります。
ガミースマイルに効く3つのセルフトレーニング方法
ガミースマイルの原因が口周りの筋肉にある場合、セルフトレーニングが有効になり改善効果を得られやすいでしょう!
ガミースマイルが気になる方は、下記にご説明するトレーニング方法を試してみるのも一つの手です。
あ・い・う・べ体操
「あいうべ体操」とは名前の通り、あ・い・う・べと大きく口を動かして口周りの筋肉を鍛えるトレーニングです。
特定の筋肉ばかりが発達していてはアンバランスになりますが、さまざまな筋肉を意識的に動かして使うことで普段はあまり使われない筋肉も動くようになります。
- 「あー」と縦横大きく口を開きます
- 「いー」と横に唇を伸ばすように広げます
- 「うー」と唇をすぼめて前方に突き出します
- 「ベー」と舌を下顎の先に向かって伸ばします
声に出して行って頂いて大丈夫です。
それぞれ1秒づつキープして、10回を1セットとして1日3セット目安で行うのが良いでしょう!
無理はせず自分のできる回数で少しづつ行っていくのでも構いません。
顎関節症で口が大きく開けられない方は、「い」「う」だけでも開けられる大きさの範囲内で進めるのでも良いです。
割り箸トレーニング
割り箸トレーニングは、箸をくわえた状態をキープして頬の筋力をアップするトレーニング方法です。
キレイな笑顔をつくるためにも頬の筋肉は大事ですので、女優やアナウンサーの方もやっているトレーニングです。
- 割り箸を横にしてくわえる
- 鏡を見ながら割り箸の横ラインよりも口角を上にあげて10秒キープする
- 表情を戻す
お風呂に入りながらでも1日の中で時間のとれるタイミングでおこなうと良いでしょう!
割り箸のトレーニングは頬のたるみが気になっている方にとってもリフトアップにつながります。
舌回しトレーニング
舌を回すことで口輪筋(こうりんきん)と呼ばれる口周りの筋肉を鍛えることができます。
ガミースマイルになる原因に舌のクセをあげましたが、舌癖を治すことにも効果があります。
また、上下の唇が閉じ切れないなどの理由でポカンと口を開けっぱなしになっていたりで口呼吸をしてしまっている方にも効果があるトレーニングです。
- 口を閉じて、唇と歯との間を舌で舐め回す
- 右下左上とぐるっと歯を舐めながら一周する
- 左下右上と同じように逆回転をする
右回り10回、左回り10回と行い、やりにくい方があればそちらの筋肉が弱い可能性があるのでバランスのいい筋力になるように苦手な方を多くトライしてみましょう!
ガミースマイルはセルフケアでどのくらい改善できるの?
ガミースマイルの原因については先にご説明しましたが、歯並びや骨格が原因で起きているガミースマイルをセルフトレーニングで改善することはできません。
最初にお伝えしたように、効果を得るためには原因に合わせた治療方法が必要不可欠になります。
筋肉が原因で起きているガミースマイルの改善にはセルフトレーニングでも効果が出るでしょう!
しかし、骨格や歯並びは外科的な治療や矯正治療、筋肉も発達し過ぎている場合には美容医療などのアプローチも検討しなければ理想とする笑顔にすることは難しいでしょう。
まとめ
今回は、ガミースマイルを改善するためのセルフトレーニングについてご紹介しました。
ガミースマイルにもいくつもの原因があることと、原因に合わせた治療法が必要なことをお話しました。
セルフトレーニングで改善できるケースはガミースマイルの中でも軽度な状態になるでしょう。
トレーニングを試しても改善が得られない場合には、やはり治療に頼る方が効果も得られます。
まずは自分の状態を知るためにカウンセリングから始めてみてはいかがでしょうか。
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