投稿日:2024.10.7
ホワイトワイヤー矯正のメリットは?銀色のワイヤーとの違いや注意点をご紹介
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!
「ワイヤーを使用する歯列矯正は見た目が気になる…」と思っていませんか?
たしかに、マウスピース型矯正など透明で目立ちにくい治療法も近年話題になっていますよね。
ワイヤーを使用した矯正装置に透明なものはありませんが、目立ちにくいように加工されたものも存在していることをご存知ですか?
ここでは、目立ちにくいワイヤーを使用したホワイトワイヤー矯正について、紹介します。
目次
ホワイトワイヤー矯正とは?
歯列矯正と聞いてまず最初にイメージするワイヤーを用いた歯列矯正のことを、ブラケット矯正と呼びます。
ブラケット矯正では、歯の表面に取り付けたブラケットと呼ばれる装置をワイヤーで繋いでいきますが、このとき使用するワイヤーは通常銀色です。
しかしホワイトワイヤー矯正では、歯の色に似ている白のワイヤーを用いることで、通常の銀色のワイヤーよりも目立たせることなくブラケット矯正を行うことが可能になります。
上の写真は、ブラケットは同じものを使用していますが、ワイヤーの色のみ異なります。
若干明るさの影響もありますが、装置の目立ちにくさが少し違ってきますよね。
こんな方におすすめ
- 矯正治療はしっかりと行いたいけれど、目立つ装置は避けたい
- マウスピース型矯正や裏側矯正(舌側矯正)では対応が難しい歯並びの治療を目立たせずに行いたい
やはり、矯正治療をご希望の方のほとんどが「見た目を美しくしたい」と考えているのではないでしょうか。
「最終的な見た目を美しくするためなら、銀色のワイヤーでも我慢できる」という方ももちろん多くいらっしゃいます。
しかし、人前に立つようなお仕事のために目立つ装置は避けたいと感じたり、見た目が目立つことでストレスになってしまう方も、なかには存在します。
治療の関係でどうしても表側にワイヤーを装着する矯正治療を避けられない場合、ホワイトワイヤーを用いることで見た目を少しでも目立ちにくくすることが可能です。
ホワイトワイヤー矯正には何種類ある?
ホワイトワイヤー矯正に用いられるワイヤーには、主に2種類あります。
- 白い塗装を施したもの
- ロジウムコーティングしたもの
それぞれの特徴について簡単にみていきましょう。
白い塗装を施したもの
一般的な矯正治療で使用する銀色のワイヤーに、白色のポリウレタンなどで塗装をしたものを使用します。
日常生活の刺激(ブラッシングや食事など)で塗装が剥がれてしまう可能性があり、剥がれると色がまだらになることがあります。
まだらになると機能性も低下してしまうので、歯科医院でチェックしてもらいましょう。
ロジウムでコーティングしたもの
一般的な矯正治療で使用する銀色のワイヤーに、ロジウムと呼ばれる白色に見える金属のコーティングをしたものを使用します。
ロジウムによるコーティングは強く、簡単には剥がれません。
しかし、ロジウムでコーティングをしたワイヤーは摩擦抵抗が大きくなるため、歯を移動させる力がかかりにくく、矯正治療期間が長くなる可能性があります。
ホワイトワイヤー矯正のメリットは?デメリットもある?
ホワイトワイヤー矯正をすすめる上で気になるのが「どのようなメリットやデメリットがあるのか」ですよね。
ここでは、ホワイトワイヤー矯正のメリット・デメリットをみていきましょう。
メリット
ホワイトワイヤー矯正を行うメリットは次の通りです。
- ブラケット矯正でありながら、矯正装置が目立ちにくい
- 幅広い歯並びの矯正治療に対応できる
それぞれ具体的にご紹介します。
ブラケット矯正でありながら、矯正装置が目立ちにくい
ブラケット矯正では、どうしても「金属の装置やワイヤーが目立ってしまう」という点がデメリットとなってしまいやすいです。
ホワイトワイヤーを用いることで、見えたときに目立ちにくいブラケット矯正を行うことが可能になります。
歯にワイヤーを固定するためのブラケットにも種類があり、金属製のものだけでなく透明や白色のものも存在します。
そういったものを用いることで、より目立ちにくくすることも可能です。
幅広い歯並びの矯正治療に対応できる
目立ちにくい矯正装置として、マウスピース型矯正や裏側矯正(舌側矯正)を思い浮かべる方が多いかと思います。
マウスピース型矯正は対応できる歯並びが比較的限られており、状況によっては適応できない場合があります。
裏側矯正(舌側矯正)で適応できない場合でも、表側のブラケット矯正であれば幅広く対応することができます。
デメリット
ホワイトワイヤー矯正を行うデメリットは次の通りです。
- コーティングが剥がれる恐れがある
- 治療終了までの期間が長引くことがある
それぞれ具体的にご紹介します。
コーティングが剥がれる恐れがある
ホワイトワイヤーは銀色のワイヤーに白色の塗装をしているだけですので、清掃するときに強く擦れたり、食べ物などが接触することでコーティングが剥がれてしまう恐れがあります。
ロジウムコーティングの場合は剥がれる可能性は低いですが、まったく起こらないというわけではありません。
コーティングが剥がれると、見た目に気になるばかりでなく、矯正治療の進行にも影響を及ぼす場合があるため、放置せず歯科医院で確認してもらうことをおすすめします。
治療終了までの期間が長引くことがある
ホワイトワイヤーは一般的な矯正治療で使用される銀色のワイヤーよりも、コーティングの厚みの分だけ太くなります。
太さの違いによりホワイトワイヤーと銀色のワイヤーで歯を移動させるために加わる力が違ってくるため、矯正治療が終了するまでにかかる期間が変わってくることがあります。
銀色のワイヤーとの違いは?
ホワイトワイヤーと銀色のワイヤーの主な違いは2つあります。
- 目立ちやすさ
- 耐久性
ホワイトワイヤーは目立ちにくいですが耐久性が低く、銀色のワイヤーはその逆です。
それらを踏まえたうえで、銀色のワイヤーを選ぶメリットも少しご紹介します。
銀色のワイヤーを選ぶメリット
まず、銀色のワイヤーを選ぶことで治療期間を短くすることができます。
ホワイトワイヤーの方が摩擦抵抗が大きく、歯を動かす速度が遅くなりやすいです。
短期間で治療を終わらせたい方は、優先順位を考えることも大切になってきます。
さらに、銀色のワイヤーを選ぶことでコスト面も抑えることができます。
基本的にはホワイトワイヤ―で行う矯正治療の方が、高額である場合がほとんどです。
ホワイトワイヤー矯正を行ううえでの注意点
ホワイトワイヤー矯正を行う場合、いくつか気を付けたいポイントがあります。
- 費用を事前に確認しておく
- 着色しやすい飲食物に気を付ける
- 歯の色によっては目立つこともある
それぞれの注意点について、簡単にみていきましょう。
費用を事前に確認しておく
ホワイトワイヤー矯正は一般的な銀色のワイヤーによる矯正治療よりもコストがかかりやすいです。
ポリウレタンなどで白色の塗装をしたものよりも、ロジウムコーティングをしたものの方が高額になる傾向が高いので、事前に治療にかかる費用など確認しておくと安心でしょう。
着色しやすい飲食物に気を付ける
ホワイトワイヤーそのものに着色することはあまりありませんが、歯にワイヤーを固定するブラケットやゴムには着色しやすい場合があります。
カレーやコーヒーなど、着色しやすい飲食物を摂取するときは注意しておきましょう。
停滞させないことが大切になるので、強めのぶくぶくうがいをして流したり、可能であれば早めにブラッシングをすると多少防ぐことが可能です。
ただし、擦りすぎると塗装が剥げてしまう原因にもなるので適度に行いましょう。
歯の色によっては目立つこともある
ホワイトワイヤーの色味はさまざまあり、人の歯の色もそれぞれ違っています。
装着しようとしているワイヤーの色と、歯の色が近ければ近いほど目立ちません。
かなり違う色味をしていると逆に目立ってしまうこともあり、その場合にゴールドのワイヤーを検討される方もいらっしゃいます。
目立ちにくいワイヤーはどれなのか、見た目を気にされるのであればしっかり選ぶようにしましょう。
まとめ
ホワイトワイヤー矯正は、矯正装置を目立たせることなく治療を行いたい場合に選ばれる治療法です。
目立たない矯正を検討されている方は、マウスピース型矯正や裏側矯正(舌側矯正)と共に検討してみるとよいかもしれません。
「マウスピース型矯正や裏側矯正(舌側矯正)の適応ではない歯並びだから」と、目立ちにくい矯正治療を諦めていた方も相談してみるとよいかもしれないですね。
どの方法が自分に合っているのかわからない場合は、矯正歯科の専門医にお気軽にご相談ください。
歯並びが気になる方は、どんな些細な内容でも当院へお気軽にご相談ください。
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