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投稿日:2024.10.21

ワイヤー矯正で歯が動く仕組みとは?どうやって歯を動かすのか徹底解説!

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!

ワイヤー矯正 歯が動く 仕組み 解説はじめに、歯の矯正とはどのようにして歯並びを綺麗にするのかご存じでしょうか。
なんとなくイメージできていると思いますが、押したり引っ張ったり力を加えることで歯を動かして位置を変え、歯並びを綺麗に整えていきます。
ただし、歯を動かすことはそう簡単
ではありません。歯の周りの組織や上下の噛み合わせのバランスを考えて移動させることはとても高度な技術と多くの経験が必要になります。

そこで今回は歯列矯正によって歯が動く仕組みについて徹底解説していきたいと思います。

①ワイヤー矯正はどんな治療?

ワイヤー矯正 歯が動く 仕組み 解説歯列矯正をするにあたっていちばん主流な方法がワイヤー矯正になります。
日本での歯科矯
正は明治5年に、ある日本人が米国に渡ったことから始まっていて150年以上の歴史があるとされています。

歯並びが悪く見た目をよくしたいという理由から歯列矯正を始める方が多くいらっしゃいますが、歯列矯正の最大の目的は正しい噛み合わせに近づけることになります。

もちろん、歯並びを綺麗に整えることで性格や表情を変えて前向きに人生を送ることができるのも目的のひとつではありますが、正しい歯並びで毎日食事をすることは一生の健康を左右すると言ってもいいくらい重要なこととなります。

そこで行うのが、歯に力をかけて移動させるためのワイヤー治療です。
この方法は
健康な歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を専用の接着剤で固定してワイヤーの通り道を作ります。
金属製のものが多いですが最近ではプラスチック製やセラミック製など見た目に
配慮したものもあります。

ブラケットが装着されたらそこにワイヤーを通していきます。
一般的にステンレス銅やニッ
ケルチタンなどが使われていて金属アレルギーが心配な方にもニッケルフリーのワイヤーを使用する医院もあります。

ワイヤーの種類や形によって歯に力を加える量が変わってきます。
ワイヤーの太さでいえば
細いものより太いもの、丸い形よりも四角い形の方が引っ張る力は強くなります。

さらにワイヤーの種類によって柔軟性も変わってきます。
ガタガタとした歯並びにワイヤーをかけるため、どんなに変形しても耐えられるワイヤーでなければなりません。

歯列矯正の初期から後期にかけて専門の目で判断し使い分けていくのです。
では、力を加えるとはどのように判断して歯を移動させていくのかご説明していきます。

②ワイヤー矯正ではどう力を与えていくの?

歯槽骨

ワイヤー矯正 歯が動く 仕組み 解説歯列矯正は歯を動かすだけでは治療が完了しないケースもあることを最初にお伝えしておきます。
歯は顎の骨である歯槽骨に埋まって維持されています。
その歯槽骨、わかりやすく言
うと顎の骨の成長がアンバランスになることが原因で歯列不正が起こっている場合は、顎の骨からバランスを整える必要があります。

そしてこの歯槽骨という顎の骨はとても強固に歯を支えてくれています。
その骨に立つ歯を
移動させるなんてとても痛いのではないかと心配になると思います。

歯全体の形をイメージしてみてください。
口の中に見える歯は頭の部分であり、根っこは歯
槽骨に埋まっています。
そしてワイヤーをかけるのは当然ながら頭の部分になります。

そこで想像していただきたいのは、歯の上の部分だけを引っ張ってしまったら傾いてしまうのではないかという疑問です。
ましてや根っこは骨に埋まっているわけですから。

歯根膜

ここで重要な役割をしているのが歯根膜の存在です。
歯根膜とは歯の根っこの部分と歯槽骨
の間にある弾性のある膜になります。

歯根膜は食事などで歯と歯がかみ合わさった時の衝撃を和らげる働きをしています。
また、性質としてある一定の力が加わると歯根膜が押された側の歯槽骨に指令をだし、押された側の歯槽骨を溶かそうという働きをします。

そのため矯正により力が与えられると徐々に歯槽骨が溶け始め、移動したい方向に歯が動くというわけです。
さらに、反対側の歯槽骨は歯が移動したことによりスペースが出来たと察知して新たに歯槽骨を形成し始めるというなんとも素晴らしい働きをするのです。

どれだけの力を加えるとどれだけのスピードで歯が動くかは人によって違います。
それらを踏まえたうえで少しづつ力を加えてその人にあった力加減を調整していくため、かなり高度な技術と経験値が必要になってくるというわけです。

当院では3Dによるシミュレーションで個々にあった物理量を測りながら治療を行えます
これによって患者さん本人も自分の治療を客観視することができ、より安心し
て治療に取り組むことができます。

③力を加えて本当に大丈夫なのか

歯列矯正をすると決断しても、やっぱり不安は消えないと思います。
やってみないとわから
ないし心配になるのも無理ありません。

まずは歯を移動させる際の痛みですが、多少の痛みはあります。
先ほどの説明のように正常
な歯を無理やり動かす治療法ではなく、人間の細胞の再生力を利用した方法になります。

少の鈍痛やワイヤー等による口内炎はありますが、多くの患者さんが数週間で慣れてきたとおっしゃっています。
そのほか治療中の出血やトラブルについてです。全く出血しないわけではありませんが、驚くほどダラダラと流血することはありません。

口の中の状態や体調により歯茎から少量の出血がみられることもあります。
装置をつけると今までよりも歯磨きがしづらくなることは想像ができると思います。

それによって歯磨き不足による歯肉炎が起こりやすくなり出血のリスクも上がってきます。
ですが
、歯磨き指導も含めて医院の方で経過をみていきますので不安に思うことがあれば遠慮なく相談するようにしましょう。

④どんな人がワイヤー治療に向いている?

確実に成果を出したい人

ワイヤー矯正 歯が動く 仕組み 解説ワイヤー矯正とはほかに、マウスピースを使った歯列矯正もあります。
こちらは自分で取り
外しが可能なので装着時間も自分で管理しなければいけません。

最低でも1日20時間の装着が必要となります。
そのため、どうしても甘えが出てしまったり忘れたりしてしまうため成
果に影響が出やすくなります。

それに比べてワイヤー治療は専門医が着脱や調整を行うため確実に成果が出るといえます。

比較的歯並びが重度の人

ワイヤー矯正は重度の歯並びの治療を得意としています。
柔軟性のあるさまざまな種類のワ
イヤーを使いこなして難しい歯の移動を行うことができます。

重度か軽度か専門医によって判断が違ってきますが、理想的な歯の位置や並び方を聞いたときに自分の想像以上の治療が必要であった場合は比較的難しい治療であることは予測しておくといいかもしれません。

仮にマウスピースかワイヤーかの選択肢がある場合は比較的軽度であると認識していいと思いますが、まずは専門医にどの程度の症状であるのか聞いて理解しておくようにしましょう

見た目が気にならない人

歯列矯正には大きくわけてワイヤー矯正とマウスピース矯正のふたつの方法があります。
ウスピースは透明に近く、自分で着脱しながら治療を進めていくため目立ちにくく口の中を管理しやすいのが特徴です。

反対にワイヤー矯正は固定式で歯の表面に装置をつけるため、周りからみた際に矯正中であることがひと目でわかってしまうことは避けられません。
装置を歯の裏側につける裏側矯正
(舌側矯正)という方法もありますが、違和感や費用が上がるなどのデメリットはあります。

今や歯列矯正は珍しいものではありません。
最初は恥ずかしく感じるかもしれませんが、仕
事などに支障がでる等の理由がなければワイヤー矯正は確実性を考えれば最適な治療法といえます。

まとめ

今回の記事によって歯列矯正、さらにはワイヤー矯正に対する悪いイメージが解消されれば幸いです。
無理やり動かす印象がある矯正ですが、人間の細胞のメカニズムを上手に利用し
た治療であることはご理解いただけたと思います。

さらに、審美性だけではなく機能面から改善して将来の健康維持をすることも大事な目的になります。
それらを踏まえて治療を考え
ていただけたらと思います。

歯並びが気になる方は、どんな些細な内容でも当院へお気軽にご相談ください。

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※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。

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