投稿日:2025.2.28
歯科矯正をしたいけどお金がない!治療費を用意できないときの対処法
こんにちは。横浜駅西口から徒歩3分、矯正専門歯科の横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
歯並びが気になり、矯正したいな〜と情報を探す中で、まず気になることの一つが
「矯正治療をするのに一体いくらかかるのか?」だと思います。
矯正の治療費はほとんどの方にとって、やりたいからといってすぐ気軽に始められる金額ではないことは確かです。
今回の記事では「手元に資金がない場合でも矯正治療は始められるのか」、また「治療費を用意する方法のヒント」を
FP(ファイナンシャルプランナー)3級取得のために勉強をした内容も盛り込みながら、お伝えしていきます。
目次
矯正治療費はなぜ高額なのか
平均的な治療費
歯列矯正の治療費の相場は、以下の通りです。
大人の矯正:80万〜150万円
子供の矯正:30万〜80万円
ワイヤー矯正かマウスピース矯正なのかなど、使用する装置や治療方法によって異なります。
保険適用外が多い
矯正治療は保険適応外の自費診療の場合がほとんどで、そのため全額自己負担となり治療費が高額になります。
保険適応になるケースもあるので、実際に足を運び自分の歯並びの場合はどうなるのかを知ることが重要です。
高額だけど、治療する価値はとても大きい!
矯正治療を終えると見た目だけでなく、歯や身体全体の健康にも良い影響を与えます。
きれいな歯並びや噛み合わせは、健康資産になり得るくらいとても価値のあるものです。
平均寿命が長くなっているこれからの時代、自分の歯で美味しいものを食べることが長く続けられるというのは素晴らしいことではないでしょうか。
横浜駅前歯科・矯正歯科の治療費はこちらから確認できます:治療費用・料金
一括で支払えなければ、治療はできない?
治療費の支払い方法は医院によって異なりますが、一括払いのみ対応の所は少ないようです。
参考までに横浜駅前歯科・矯正歯科で取り扱っている支払い方法を簡単にご説明します。
一括払い
【現金 銀行振込 クレジットカード】
一括払いの場合は割引が適応になります。
※ご契約の治療費によって異なりますが、30,000円〜50,000円の割引があります。
院内分割
2〜10回までの分割回数でしたら、分割手数料がかかりません。
銀行口座を登録いただき、毎月自動でお引き落としになります。
デンタルローン
最大180回までのお支払い回数を選ぶことができます。
ローンになりますので手数料が必要になります。
下記のいずれかのローン会社に申し込みをしていただきます。
【オリコ エポス アプラス JACCS】
お支払い方法について詳しくはこちらから:デンタルローン
矯正治療費を用意できないときは?
家族や身内に相談をしてみる
お金を借りると利息がかかります。
もしそれが家族間であればどうでしょうか?
他者から借りるのに比べると、無利息で貸してもらえるケースが多いように見受けられます。
矯正治療を受けたいことを伝えて、費用を援助してもらえないかどうか相談してみるのもひとつの方法です。
ローンでの支払いになると手数料が多くかかってしまうことや、
いつまでにいくら返済するなどと返済プランを明確に伝えることも大切です。
生活費を見直してみる
矯正治療のためにお金を貯めることも方法の一つです。
何かを我慢してその分を治療費のための貯金に回すこともできますし、空いている時間に働くことでお金を稼ぐこともできます。
また、今の生活水準を変えなくとも削減できる費用もあります。
そのためにまず必要なことは生活費を見直すことです。
生活費の中でも、まず確認したいのは「固定費」です。
「固定費」とは毎月又は毎年決まって支払っているものをいいます。
毎月の家賃や水道光熱費、自宅のネット回線代、スマホの通信費、サブスク代、生命保険料などが固定費です。
毎月決まった金額が出ていくので、その額を減らすことができれば、浮いた分を矯正のための治療費に回す事ができると思います。
家賃などは大きい支出ですが、家賃を下げるためにすぐに引っ越すわけにはいかないと思いますので、
今すぐにでもできること、手をつけやすいところから見直していくのがおすすめです。
すごくシンプルなことですが、今自分は何にどのくらいお金を使っているのか、把握することが必要です。
わかっているようでわかっていない方が結構いらっしゃると思います。
なんとなく払い続けてしまっている何かの年会費や、利用していないのに契約し続けてしまっているサブスク費などが見つかることもあると思います。
固定費の見直しをすると、月々の支出を減らすことができるので、一度見直して最適化するとその後グッと楽になることが多いです。
通信費の見直し
すぐに出来る事の中から細かい例を上げると、スマホの通信費から見直していくことがおすすめです。
スマホの通信費は大手のキャリアで契約していると割高になっている事が多いです。
格安SIMと呼ばれる会社に変更することで、多くの方が毎月の通信費を2,000円以上は節約することができます。
場合によっては5,000円以上も抑えることができたりもします。
毎月の5,000円は1年間で計算すると60,000円になります。
月単位で考えると数千円くらいまぁいいかと思うことも、年単位で計算してみると、固定費に対する考え方が変わるのではないでしょうか。
昔ほど、格安SIMへの乗り換えも手間ではなく簡単にできるようになっているので、こうしたところから見直していくのが良いかと思います。
手をつけやすいところから始めていくと、効果も見えやすいので、着実に矯正費用が貯まっていく事が実感できます。
このように固定費を見直していくと、今と変わらない生活を続けながら、費用も削減でき、矯正費用を貯めるスピードも加速できます。
生命保険料の見直し
ファイナンシャルプランナーの勉強をしていて思ったのですが、日本の公的保険制度はすごく充実しています。
日本に住んでいれば、国民皆保険で必ず公的保険に入る必要があります。
国民健康保険や、会社員の方であれば、毎月天引きされている社会保険料で補償される内容だけで、十分に医療費を賄えるように思います。
医療費は3割の自己負担で受けられますし(高齢者の場合は2割や1割負担)、高額療養費制度を利用すると、
万が一治療費が高額になった月も、年収に応じて自己負担額の上限が定められていて、支払う医療費も決まってきます。
そこで見直したいのが民間の生命保険料です。
まず高額療養費制度で、自分の自己負担上限額がいくらなのかを確認します。
所得によって変わりますが、平均年収(約370万円〜770万円)の場合、約8万円〜9万円が月の上限になります。
例えば、100万円の医療費がかかってしまった月があったとしても、自己負担は9万円程度で、差額は国が負担してくれるようになっています。
こういった制度を知らずに、病気になって医療費が高額になったときに備えて民間の保険に加入し、月々の生命保険料の負担額が大きくなっている方も多いです。
保険は必要な分だけ入り、それ以外は貯蓄で備えるのがシンプルでおすすめです。
これまでに払い過ぎていた保険料を矯正の治療費に回すことで、治療費を貯める準備期間をさらに短縮できます。
厚生労働省HP:高額療養費制度を利用される皆さまへ
矯正を始めるまでの期間に余裕があるときは
矯正をする予定があるのがお子様の場合など、治療費を用意するのに十分な時間がある場合は、NISAの枠を利用しての投資運用をして資金を準備するのも方法の一つです。
数年後に必ず必要な費用は現金で用意をするのがよいですが、15年以上など長期の期間がある場合は、
投資信託を購入してお金に働いてもらうことで、現金のみを貯めていくよりも大きな力で必要な資金が用意できると思います。
金融庁HP:NISAを知る
分割払いやデンタルローンの利用
矯正治療は始めてすぐに治療が終わるものではありません。
治療費を貯めている期間は治療は進まないので、治療が完了する時期も遅くなります。
ローンの利用は高額な手数料を支払う代わりに、資金が手元に全くなくともすぐに治療を早く始められるのがメリットかと思います。
治療費を用意する前にどうしても治療を始めたい場合は、院内分割で手数料のかからない範囲での分割回数を利用するか、
デンタルローンを利用することになった場合も、頭金を用意したり、無理のない範囲で支払い回数を減らしたりすることで、少しでも手数料を抑えることを検討しましょう。
治療費を支払った後は医療費控除の申請も忘れずに!
1年間で支払った医療費が一定の額を超えた場合、確定申告の際に申請をすることで所得税と住民税の負担が軽減されるという制度があります。
矯正治療は美容目的で、医療費控除を申請しても適応にならないと思っている方も多いですが、
矯正治療は見た目だけでなく、噛み合わせを改善するための治療です。
健康のための治療ですので、申請しても問題ありません。
正確なことは税務署の判断になりますので、詳しくは国税庁のホームページも併せてご確認ください。
国税庁HP:医療費を支払ったとき(医療費控除)
まとめ
矯正治療費は決して安価ではないですが、まとまった資金がないことを理由に諦めてしまうのはもったいないです。
計画的に治療費を用意したり、お支払い方法を工夫したりすることで、治療を受けられる可能性は大いにあります。
できることから少しずつ始めて、治療費を準備できるように今回の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
治療費や支払い方法に不安がある方はぜひ一度カウンセリングにお越しください。
初回無料カウンセリングの予約はこちらから☆彡