投稿日：2025.3.5

目立たない矯正器具ってどれがおすすめ？大人女子のための最新矯正治療

こんにちは！
横浜駅西口から徒歩３分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

大人になってから歯列矯正を始めるには少し勇気がいるような行動だと思います。
しかしその勇気の大半は矯正装置の抵抗であり、目立たない矯正装置を選択すれば、治療へのハードルが下がるのではないでしょうか。

特に女性は大人になってからの方が審美面がお仕事に影響したり、新しい人との関わりが増えたりするので、より見た目を気にしやすくなりますよね。

近年の歯列矯正は一昔前とは異なり、矯正装置の種類と方法が増えたので、要望に応じて矯正治療ができるようになりました。
今回は歯列矯正を考えている大人女子のために、おすすめの目立たない矯正装置を紹介していきます。
是非参考にしてください。

目立たない矯正装置

綺麗な歯並びにして心身ともに健康にするための歯列矯正ですが、矯正装置があると矯正期間中は精神的ストレスが大きく苦痛になりやすいです。

矯正期間中も気にせず笑うことができれば、プライベートやお仕事の場での心の保ち方大きく変化するので、「目立たない」ことはすごく重要なポイントになります。
現在の方法で周囲から気付かれないように矯正治療を行うには、2種類の選択肢があります。

1)裏側矯正(舌側矯正)

従来の表側に装着するワイヤー矯正では、メリットは多いですが装置の存在感が大きすぎて敬遠されがちです。
一方で裏側にワイヤー装置を装着する裏側矯正では、表側から装置は見えず、装置による唇の厚みや突出感が出ることもないので、歯列矯正中でも自然な口元で日常生活を送ることができます。
裏側矯正は矯正治療中でも審美性を確保できることが特徴的ですが、歯の裏側に装置があることで専門の技術が必要になります。

そのため全ての歯医者で取り扱っているわけではなく、特殊な装置や高度な技術により、費用が高額になります。
費用は症例や歯科医院によって異なりますが、相場は100～180万円程度になるでしょう。

裏側矯正は歯を内側に引き込む動きを得意とするので、出っ歯などの症例には向いています。
しかし総合的には表側矯正の方が対応力が高いので、裏側矯正と比べると治療期間は短い傾向にあります。

治療期間が長くなると必然と調整回数も増えるので、調整料も高くなってしまうのです。
費用が高いことや治療期間も平均３年程度と長いですが、矯正装置による審美面のストレスからは、かなり解放されるように思います。

しかし大きな口を開けたり、真正面ではなく違う角度から口の中を見られると装置が見える可能性があるので、絶対にバレたくない方は角度に気を付けて下さい。
そしてもう一つ注意点としては、他の治療方法と比較すると口腔内の違和感が大きいので、口内炎や粘膜に外傷を与えやすく、発音にも影響しやすいです。

2)マウスピース型矯正

近年の人気はマウスピース型矯正であり、取り外しが可能な大人女子には魅力的な矯正方法です。
マウスピース型矯正で使用されるマウスピースは透明であり、薄さ0.5㎜程度であるため、装着していることが気付かれにくいことが特徴です。

さらにお食事や歯磨きの際には取る外しができるので、日常生活のストレスは軽減でき、審美性と快適性が向上しています。
固定式のワイヤー矯正と比較すると利便性が大きく改善されているので、マウスピース型矯正を検討している方や、治療している方が多くなっています。

しかしマウスピース型矯正をするにあたって、ワイヤー矯正にはないルールがあります。
それは、1日20時間以上装着するということです。

基本的には歯磨きやお食事の時以外は着けておきますが、一度外して装着し忘れたり、外出時は外すなどの習慣が付くと、歯が計画通りには動きません。
さらにマウスピースを約2週間に1回程度のペースで新しい物に交換しますが、多くの医院では一度に複数枚のマウスピースを受け取っているので、ご自身で管理する必要があります。

これらのルールを怠ってしまうとマウスピースを作り直すために費用が増加し、治療期間が長引いてしまいます。

一般的にマウスピース型矯正でかかる費用は、部分矯正で20～60万円、全体矯正で60～100万円が相場です。
治療期間も歯並びの度合いにより、数ヵ月～3年程度と個人差があります。
前歯だけの歯列矯正であれば、短期間でバレることなく治療することができるでしょう。
自己管理がしっかり行える方には非常に適した方法と言えます。

それぞれの方法に向いている方の特徴

目立たない矯正装置では説明した2択になりますが、双方の違いは大きいので、性格やライフスタイルによって合う・合わないがあると思います。
それぞれの矯正装置に向いている方の特徴を紹介していきます。

1)裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正は歯に装置が固定されているので、取り外すことができません。
固定式であることのメリットは、付け忘れる心配がないので、装置の管理をしなくても月に1度の調整日を守れば、計画通りに歯は動くので失敗することはないです。

そのため取り外しが手間に感じる方や、毎日忘れず付ける自信がない方は、固定式の裏側矯正の方がおすすめです。
しかし歯の裏側に装置が付いていることによって、舌触りが悪くなり、話す時に装置が舌に当たる滑舌が悪くなる可能性があります。

口腔内の違和感が大きいので、接客業や人前で話す機会が少ない方が良いでしょう。
そして矯正治療の不安ポイントでも多く挙げられる、「痛み」については、ワイヤー矯正自体が少し痛みを感じやすいとされています。
そのため多少の痛みに強い方は裏側矯正でも乗り越えることができるでしょう。

2)マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は毎日取り外すことができるため、装置に食べ物が挟まるなどのストレスを感じたくない方や、虫歯になりやすい方、清潔に保ちたい方にはおすすめです。
しかし水以外の飲食物を口にする時にはマウスピースを外し、再び装着する際には歯磨きをして綺麗にしてからでないと、細菌が増殖する原因になります。

ご自宅なら問題ないですが、間食や外食が多いと少々手間に感じる方も多いでしょう。
間食を減らし、外食の場合はお手洗いやパウダールームでマウスピースの着脱・歯磨きを行うなどの工夫ができるなら問題ないです。

ただし、慣れてくると面倒を避けるためにお出かけの時はマウスピースをしないなど、1日の装着時間を守らないようになると、歯が計画通りに動かず治療が長引いてしまいます。
そのため、手間も苦に思わない方や自己管理能力が高い方に向いているでしょう。

他にも歯の表側にワイヤー装置を固定する表側矯正もありますが、表側でも目立ちにくくすることができます。
白いワイヤーに透明なブラケットを選択すると、近くでみると矯正装置の存在がバレてしまいますが、遠目や写真ではほとんど気付かないくらいのクオリティにはなります。

まとめ

大人女子のための目立ちにくい矯正装置は、裏側矯正とマウスピース型矯正があります。
装置も特徴も全く異なる矯正方法なので、性格やライフスタイルに合う・合わないはあると思います。

歯列矯正は苦痛だと思いますが、少しでも矯正期間を充実できるように、向いている方の特徴を参考にしながら検討してください。

また、適応症例や予算などで裏側矯正・マウスピース型矯正が難しい場合は、表側矯正にも目立ちにくい装置はあるので、気になる方は相談してみて下さい。
歯列矯正の相談や気になることがあれば、いつでもお気軽にお問合せ下さい。

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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費（自由）診療となります。