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投稿日:2025.4.26

歯列矯正をやめた方がいい人ってどんな人?

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。

いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

歯列矯正は治療によって審美性が高まるのはもちろんのこと、噛み合わせを改善することで口腔内の健康を維持することにも繋がります。
しかし、必ずしもすべての人が歯列矯正に向
いている、または適しているわけではありません。

矯正治療は多くが自費治療であり、治療期間も長い傾向にあるため、治療を始める前にご自身が本当に矯正治療を受けるべきかどうかを判断することが重要です。

今回は、このような「歯列矯正をやめた方がいい可能性のある人」について詳しく解説いたします。

1. 健康状態に問題がある人

以下のような健康上の問題がある方は、矯正治療の適応を慎重に判断する必要があります。

重度の歯周病を抱えている、または既往歴がある

歯周病が重度にまで進行すると、歯を支える骨である歯槽骨が減少します。
しかし、一度減
少した骨は骨移植や骨再生治療を受けない限り自然に元通りになることはありません。

このように歯槽骨の量が十分でない場合には、矯正治療で歯を動かす際に安定性が損なわれる可能性があるため、矯正治療の不適応となることがあります。
歯周病は進行中も自覚症状
が少ないことから、矯正治療を検討する前に必ず歯科医院での診察、検査を受けることが重要です。

特に中高年の方は歯周病の罹患リスクが高いため、定期的な歯科検診を受けて現在の歯や歯茎の状態を正確に把握することが大切となります。

歯ぐきの腫れや出血、歯のぐらつきなどが気になる方は、歯列矯正よりもまず歯周病のチェックや治療を優先して受けましょう。

重度の全身疾患を持っている

糖尿病やリウマチなどの慢性疾患を抱えている場合には、歯の移動を伴う矯正治療は望ましくないとされています。
さらに、血液疾患や心疾患のある方も矯正治療中の出血や炎症リス
クを考慮しなければなりません。

また、全身疾患により特定の薬を服用している場合も注意が必要です。
特に、骨粗鬆症やが
んの治療に使用されるビスホスホネート製剤(BP製剤)は、骨の代謝を抑える作用があり、この場合歯の移動が正常に行われず治療が困難になる可能性があります。

このような全身疾患をお持ちの方、薬を服用している方は矯正治療を開始する前に必ず主治医へ相談し、安全に治療が進められるかどうかを慎重に判断する必要があります。

2. 矯正装置の管理が難しい人

歯列矯正は担当医の指示を守り、装置を適切に使用することで治療の効果が十分に発揮されるため、治療中も患者自身の協力が不可欠です。
例えば、以下のような理由で自己管理が難
しい方は、矯正治療を見直した方が良いケースがあります。

装置の使用指示を守れない

特に近年人気の高いマウスピース型矯正は一見手軽に見える矯正装置ですが、1日20〜22時間以上の装着が求められる、決まった日数で次のマウスピースへ交換が必要、などの自己管理が不可欠です。
自己判断で指示を守らないことで治療期間が長くなるだけでなく、治療計
画が狂い仕上がりに悪影響を与えることがあります。

付けっぱなしのワイヤー矯正の場合にはこのような注意点はありませんが、治療中に「顎間ゴム」と呼ばれるゴム掛けが必要になることもあるため、いずれの矯正装置においても担当医の指示は必ず守らなくては行けません。

自分のライフスタイルをよく考慮し、無理な矯正治療は控えることも重要です。

口腔衛生管理が難しい人

矯正装置をつけると歯磨きが難しくなり、治療中は主に装置周囲の虫歯や歯周病のリスクが高まります。
普段から歯磨きの習慣が不十分な方の場合、セルフケアができていない状態で
矯正治療を受けてしまうと歯科疾患による矯正治療中のトラブルが増える可能性があるのです。

治療前はまず歯科医院で歯磨き指導を受けて正しいブラッシング方法を習得し、定期的なクリーニングを受けることが重要です。
また、矯正中は専用のブラシやフロスの使用が推奨さ
れることがほとんどであるため、歯磨きの手間が増えても続けられるかどうか事前に検討しておくと安心です。

3. 矯正治療を途中で断念する可能性がある人

矯正治療は長期間にわたる治療であるため、途中でやめてしまうと歯並びが中途半端な状態になり、かえって見た目や噛み合わせが悪くなる可能性があります。

経済的に負担が大きいと感じる

矯正治療は高額な費用がかかるため、費用の負担を考慮せず無理に治療を始めると、治療の途中で断念してしまうことがあります。

治療を始める前に分割払いの有無や総額の費用を確認し、経済的に継続可能かどうかを判断することも大切です。
また、矯正治療中には装置の紛失などで追加の費用が発生することも珍しくないため、費用には余裕を持って治療を開始することをおすすめいたします。

即効性を求めている

歯列矯正は歯並びや治療計画にもよりますが、全体的な矯正治療の場合最低でも1年以上の治療期間がかかるため、短期間で成果を求める方には向いていません。
治療中も歯磨きやゴ
ム掛け等の自己管理、さらに定期的な通院で装置の調整が必要であり、思い通りに進まないことも多々あります。

このように矯正治療は一朝一夕で終わるものではなく、長期間にわたるプロセスが必要であるため、すぐに効果を得られると思っている人は途中でモチベーションが低下し挫折してしまう可能性があります。
また、歯を動かす治療が終わった後も、後戻りを防ぐためのリテー
ナー(保定装置)を使用することによる、長期間のアフターケアが必要なことを理解することが重要です。

治療を検討する際は、事前に矯正治療の一連の流れを十分に理解しましょう。

4. 生活習慣やライフスタイルが矯正治療に向いていない人

矯正治療は長期にわたるため、日常生活の習慣が治療に適していない場合中々計画通りに進まず、治療が長引いてしまう可能性があります。

仕事や家庭の事情で通院が難しい

矯正治療は長期間にわたり、定期的な通院が必要です。
仕事が忙しく頻繁に通院できない方
や、育児や介護などの事情でスケジュールが調整しにくい方は計画通りに治療が進まない可能性があります。

また、定期的な通院だけでなく「装置が外れてしまった」「ワイヤーが当たって痛い」など、急な来院が必要になることも少なくありません。
特に、ワイヤー矯正は1〜2ヶ月ごとの調整が必要になることから、時間が取れず通院が難しい方の場合治療の進行が遅れ、理想的な結果が得られない可能性があるため、自分のライフスタイルに合わせて無理なく通院できるかどうかを治療前に考えることも大切です。

喫煙習慣がある

喫煙はタバコに含まれる有害物質によって歯周組織の血流を悪化させ、矯正治療において歯の動きが遅くなる原因となります。
さらに、喫煙は見た目には現れにくいものの歯ぐきの炎症を引き起こしやすく、歯周病のリスクを高めることが分かっています。

歯が動きにくく治療期間が長くなりやすいだけでなく、歯周病のリスクを高めやすい喫煙者の方は、矯正治療を検討する際に禁煙を考えることも重要です。

まとめ

歯列矯正は多くの人にとって効果的な治療ではあるものの、すべての人に適しているわけではありません。
治療においては、健康状態や生活習慣、治療への理解度を考慮し、無理なく
続けられるかどうかを見極めることが非常に重要となります。
歯列矯正をするか迷われてい
る方は、まずは信頼できる歯科医院でカウンセリングを受け、治療のリスクやメリットを十分に納得、理解した上で治療を受けましょう。

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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。

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