投稿日:2022.5.16
歯並びが悪いとどうなるの?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!
自分でも歯並びの悪さを自覚しているけど、特に大きな支障もないし生活にもこまらない場合、あなたはどうしますか?
歯列矯正をはじめるほうがいいのか、それとも治療せずにこのまま過ごすか、選択に迷いますよね。
通常通り日常生活をおくれていると、さらに歯列矯正から遠のいてしまうかもしれません。
そこで今回は〈歯並びが悪いと、どうなってしまうのか〉に焦点を当て、放置すると起こりうるリスクについて詳しく触れていきたいと思います。
歯並びがなんとなく気になっている方や将来的に矯正を視野に入れている方は、記事を読むことで決断力がアップするでしょう。
ぜひ最後まで、じっくりお読みください。
目次
「歯並びがいい」定義ってなに?
そもそもですが〈歯並びがいい口元〉について、みなさんはどんな状態をイメージしますか?
おそらく「歯並びがいい=美しく並んだキレイな歯列」という状態をイメージする方が多いかもしれません。
もちろん、上記のイメージも正解です。
しかし、いい歯並びだと決めるためには、いくつか条件を満たす必要があります。
まずは、その条件をみていきましょう。
歯列弓の条件
歯列弓は、骨と歯ぐきの上に歯が並ぶ状態が弓のような形状になっている様を示します。
歯列弓のタイプは人それぞれ異なり、大きく分類すると3タイプが定義づけられています。
- U字型アーチ
- V字型アーチ
- 方形型アーチ
このなかで理想の歯列弓があるのですが、どれだと思いますか?
正解は、U字型アーチです。
実はU字型アーチこそ理想の形状であるという定義があることから、矯正治療のゴールにも指定されることが多いのです。
ですが、どうしてU字型アーチがいいのでしょうか?
その答えは、上下の歯の噛み合うバランスが適しているから。
したがって、歯並びがいい状態とは噛み合わせのバランスも整っているという条件が必要なのです。
咬合関係の条件
実は、上下の歯を噛み合わせたときにも見るポイントがあります。
それが、噛んだときの位置関係です。
正しい噛み合わせは、上下の前歯を指標としてみていきます。
というのも理想の噛み合わせは、下の歯に対して上の歯が1/3程度包み込むような位置関係であるべきだからです。
さらに横から見る場合は、上の歯のほうが2~3㎜程度前方へ出ているくらいが理想です。
こうしてみると、全体的にいい歯並びというのは「正しい噛み合わせ」であるかどうかで判断することになります。
あなたはどれに当てはまる?不正咬合6種
不正咬合とは、歯並びが悪く噛み合わせのバランスが崩れてしまっている状態のことをいいます。
実は不正咬合の症状はさまざまあり、それぞれ特徴が異なります。
ここでは不正咬合の種類を挙げていきますので、あなたの症状に当てはまる項目があるかチェックしてみてください。
不正咬合①「叢生」
叢生(そうせい)とは、見た目から歯並びがガチャガチャした乱れている症例のことを示します。
〈乱ぐい歯〉とも呼ばれるケースもあるので、こちらの呼び名のほうがしっくりくる方もいるかもしれません。
一般的に叢生でイメージしやすいのは八重歯でしょう。
歯が重なるように生えているほかに、1本だけ歯が飛び出すような状態も叢生だと見なされるため、叢生の定義は幅広いです。
【特徴】
- 歯が一面に並ばず凹凸になっている
- 汚れが停滞しやすく、むし歯や歯周病になりやすい
- 歯が斜めの方向に生えている
不正咬合②「過蓋咬合(ディープバイト)」
過蓋咬合は、噛み合わせたときに上の歯に覆われて下の歯が見えない状態のことをいいます。
噛み合わせが深すぎると正しく噛むことが難しくなり、部分的に力加減が偏る傾向にあります。
【特徴】
- 歯が見えない
- 歯ぐきをよく噛んでしまう
- 奥歯に負担がかかるため、治療頻度が高い
不正咬合③「開咬(オープンバイト)」
開咬は、噛んだときに奥歯は噛んでいるにもかかわらず前歯だけが噛まずに隙間が開いている状態をいいます。
奥歯でしか咀嚼できないせいで、負担がかかりやすい傾向にあります。
【特徴】
- 前歯で噛めない
- 発音するときに空気が抜けやすい
- 奥歯がすり減ったり割れたりしたことがある
不正咬合④「出っ歯」
出っ歯は〈上顎前突〉と呼ばれるように、下の歯に比べて上の歯が大きく前方へ突出している症状のことです。
見た目の弊害はもちろん、噛み合わせのアンバランスや咀しゃく、発音にも支障が出やすい面があります。
【特徴】
- 上顎(歯)が前へ飛び出している
- 上の前歯に汚れが溜まりやすい
- 口が乾きやすい
不正咬合⑤「受け口」
受け口は〈下顎前突〉と呼ばれるように、上顎に比べて下顎(歯)が大きく前方へ突出している症状のことです。
出っ歯と相反する状態ですね。
よく「しゃくれ」といわれるのも受け口を示しており、噛み合わせが正常に比べて反対になってしまうという特徴があります。
【特徴】
- 下顎(歯)が前へ飛び出している
- 舌足らずのような発音になる
- 顔つきが面長で、横顔は三日月のような容貌
不正咬合⑥「空隙歯列」
空隙歯列とは、歯と歯のあいだにできる隙間のある歯並びのことを示します。
俗に言われる〈スキッ歯〉ですね。
歯並びの悪さというよりも、隙間があることで見た目の弊害が伴います。
【特徴】
- 歯と歯の間が人より広い
- 発音するときに空気が抜けやすい
- 食べ物がよく挟まりやすい
不正咬合を放置すると起こりうるリスク
ここまで、あなたの症状に当てはまる不正咬合は見つかりましたか?
続いては、もしこのまま不正咬合を放置した場合、将来的にどのようなリスクが生じるのかについて紹介していきましょう。
叢生
不正咬合のなかでも歯並びの乱れが目立つ叢生ですが、放置すると以下のような症状になる可能性が高いといわれています。
- むし歯や歯周病がさらに悪化し、将来的に抜歯になる
- 噛み合わせに不調が生じ、顎関節症を引き起こしてしまう
- 噛み合わせの不調から肩こり、頭痛、腰痛など全身の健康に影響を与えてしまう
- 顔のバランスが悪くなり、たるみの原因になる
過蓋咬合
過蓋咬合は歯に負担が生じやすいことから、以下のような症状が出始める可能性が高いといわれています。
- 歯の摩耗が進行することで治療を繰り返すことになり、最終的に抜歯になる
- 顎関節症を発症してしまう
- 歯ぐきが傷つくと感染症を引き起こし、全身に影響する可能性がある
開咬
開咬も噛み合わせに影響が出やすいといわれており、さまざまなリスクを伴う可能性が高い症状です。
- 奥歯に負担がかかることで、抜歯の選択を余儀なくされる
- 前歯をつかわず食事することで丸呑みしやすく、胃腸がダメージを起こす
- 唾液の減少により、むし歯や歯周病が悪化する
出っ歯
見た目からも目立ちやすい出っ歯は、放置することで機能面だけではなく心理面にも影響が出やすいといわれています。
- 唾液の減少により、歯周疾患を引き起こしやすい
- 口臭が強まり、不潔なイメージを周囲に与えてしまう
- 見た目へのコンプレックスにつながる
受け口
受け口は、ほかの症状とは噛み合わせが逆であることから顎に負担がかかりやすい症状です。
放置することで、顔の形に多少なりとも影響が出やすいでしょう。
- 噛み合わせが反対のまま放置することで顎関節症になりやすい
- 顎が曲がると歪みが生じ、しわやたるみが進行しやすい
- 噛み合わせの不調から肩こり、頭痛、腰痛など全身の健康に影響を与えてしまう
空隙歯列
一見すると放置しても大きなリスクがなさそうな空隙歯列ですが、実は放置してしまうことで以下のような症状が出る可能性があります。
- 歯に汚れが停滞しやすく、歯周疾患が進行しやすい
- 歯ぐきの腫れが目立ちやすく、周囲にバレやすい
- 空気が漏れて発音がしにくく、話すたびにストレスを感じやすい
矯正治療について知りたい方は当院のカウンセリングがおすすめ
歯並びが悪いままの状態を放置することで、あらゆる弊害が生じやすくなります。
いま特に症状がなくても、いつ問題が発生するかわかりません。
審美面、機能面、心理面へのリスクをこれ以上増やさないためにも、いまから矯正治療を視野に入れておくと安心でしょう。
矯正治療を積極的に考えていない方でも不正咬合が心配な方は、当院のカウンセリングを受けてみませんか?
自分の症状が現在どの程度なのか検査をすることで明確になりますし、今後のことについても担当医が親身になって対応いたします。
「とりあえず話を聞いてみたい」と思われた方は、お気軽にご予約いただけると幸いです。
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