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投稿日:2023.10.27

舌癖って何?矯正との関係性について

舌癖って何?矯正との関係性について

こんにちは!横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
舌癖 矯正
今、ベロ(舌)は正しい位置にありますか?
正しい位置ってどこ?と思った方はこの記事を読んでください!

舌の正しい位置はここです!!
舌癖 矯正上顎の前歯の少し後ろのひだがある辺りです
ここをスポットと呼びます!このスポットが舌の正しい位置になります。
舌先がスポットに置かれていて、舌の真ん中辺りは上顎にふわっと沿うような感じで奥歯軽く触れるくらいにお口を閉じている
この状態が安静時の舌の位置です。
舌で歯を触ってしまってると感じる方は、この続きを絶対読んでください!

舌癖 矯正
舌先をスポットに置いたときに、舌先が丸まってないかを注意してください※

どうして、舌を正しい位置に置かないといけないの??

正しい位置に舌を置けていない場合
舌が下にさがってしまったり、上と下の歯のあいだから舌を出すような感じや、歯に舌を押し付けていたりする動きをしてしまいます。
この舌の位置や、動きが正しくないことを舌癖と言います。

舌癖はどうしていけないの??

舌癖は、舌の力が断続的に歯へとかかることで、歯と歯の間のすきまが空いたり、上と下の歯が噛み合わなくなったりすることがあります。
舌癖があると、歯並びや噛み合わせの機能面、審美的問題だけではなく
舌がお口の中にしっかり収まりにくくなることで口呼吸になりやすく、口腔乾燥を引き起こしたり、話す時にも舌が前に出てくることで、しったたらずの発音(主にサ行、タ行、ナ行)になってしまうこともあります。
舌癖がある場合は、早期発見、早期治療(舌やお口の周りのトレーニング)が必要になります。

舌癖はどうして起こるの?

原因としては
・口呼吸
口呼吸の方は、舌が下にさがってる傾向にあります
口呼吸をしていると、舌が口の中にしっかりと収まりにくく、前に出てきてしまう傾向にあるので舌癖が起こりやすいと言われています
舌癖 矯正
*口呼吸の特徴*

・いつも口が開いている
・口を閉じている時に、オトガイの緊張(顎のところに力が入ってる)
・唇が渇いている
・食べる時にくちゃくちゃ音がする
・鼻炎がある

合わせて読む:“口呼吸”してはいけないってホント?

・指しゃぶり
幼少期の長期的(4歳以降も続く)な指しゃぶりも舌癖の原因となります
指しゃぶりをしていると、舌が前に押し出されるため舌癖が起こりやすいです
合わせて読む:指しゃぶりで出っ歯になる?舌癖 矯正
・舌小帯の短縮
舌小帯(舌の下にある舌をお口の中に固定している筋肉のひも状の部分)が短いと舌が上に上がりにくく、正しい位置に保ちにくく舌癖が起こりやすいと言われています
・舌の筋力の低下
舌の筋力が弱い方は、うわあごに舌を吸い上げる(挙上)力が弱い為、舌が下にさがってしまいます
・脳性まひなどの先天的な疾患

舌癖の改善方法は??

舌癖の改善方法は、以下の方法があります!
・舌のトレーニング
・口腔筋機能療法(MFT)
→舌のトレーニングも口腔筋機能療法(MFT)の1種です!
・鼻呼吸の指導
・矯正治療

舌のトレーニングは、舌の筋力を鍛えて正しい舌の位置や動きを身に付けるためのトレーニングになります
地道ではありますが、一番大事なトレーニングです
口腔筋機能療法(MFT)は、舌やお口の周りの筋肉のバランスを整えることで、正しいお口の周りの筋肉の使い方を習得することで舌癖を改善する方法です
矯正治療は、歯並びを整えることで舌癖によって起こっていた、口呼吸、歯並びの乱れ(叢生)、発音を改善していく方法です
ですが、矯正治療だけでは舌癖自体は改善されません。

どうして、矯正治療だけでは舌癖は改善しない?矯正治療の関係性とは??

舌癖 矯正
矯正治療で改善できるのは、舌癖によって起こったことに対する治療だからです
根本的な問題の舌癖にはアプローチしていない為、矯正治療で歯並びが綺麗になっても舌癖が残ったままになっていると
舌の力が歯にかかった状態(舌で歯を押してしまってる状態)が続くと後戻りの原因となってしまうのです。
また、舌癖は矯正中にも影響を及ぼします。
矯正治療中、歯並びを整える為に歯に矯正力をかけて動かしているのに、舌を前に押し出すような力が断続的にかかることで
矯正力が舌の力により少し打ち消され、動きがゆっくりになり治療期間の延長の原因となります。

舌癖改善方法の舌のトレーニング方法

舌のトレーニングは、1回や2回やっただけでは出来るようになるものではありません!
舌は筋肉なので、筋トレをするように毎日継続してトレーニングすることで、舌の筋肉が鍛えられ無意識の状態でも自然にスポットに置けるようになります。
思い出したタイミングで~とかでは無く、決まった時間にトレーニングするということが、とても大事になります!
舌のトレーニングも日常生活の中でルーティング化してしまえば、継続しやすくなります
お口と向かい合うタイミングがやりやすいと思うので、歯ブラシのタイミングでやるのがオススメです!
今日紹介する2つのトレーニング(スポットとポッピング)は道具を使わないので、比較的やりやすく
トレーニングをこれから始める方も日常生活の中で取り組みやすいと思いますので、この2つのトレーニングから是非始めてみてください!

最初にお話したスポットの位置に常に置く意識をすることと、舌癖改善には一番「舌を上に持ち上げる(挙上)」ことが出来るようになることが重要なので
今回は挙上のトレーニングの1つを紹介します!

ポッピング<舌を上に持ち上げる力を強くする>
舌癖 矯正
舌全体を上あごに吸い上げ、「ポンッ」っと音を出す。
※この時に、舌の先は必ずスポットに付け、まるめないこと
最初はなかなか出来ないと思いますので
①まず舌の先をスポットに置く
②舌全体を上あごに吸い上げる(舌の真ん中のしっかり上あごに吸い上げる)
③舌で上あごを弾くように、ポンッと音が出すように話すこの3つの段階をゆっくりとやって見てください
初めは1セット×3回とかからスタートして、出来るようになったら増やして行くなどして継続出来るように続けてみてください!

最後に

舌癖は矯正の治療期間延長の原因となったり、矯正後の後戻りの原因になったり
舌癖改善のトレーニングの重要性は、なかなかご自身では感じにくいです
でも、舌癖があると歯科医院で指摘された方は、この舌のトレーニングは重要な矯正治療の1つです。
是非みなさん頑張ってトレーニングを続けてほしいです!
舌のトレーニングの方法は、まだまだたくさんありますので、またブログ内で紹介していきます

当院では、「舌のトレーニング(MFT)」にも力を入れて、矯正治療中だけでなく、治療終了後の保定期間も綺麗な歯並びを維持してもらえるようサポートをいたしますので
歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。→無料矯正カウンセリングのご予約はこちらから★

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