投稿日:2023.11.22
あなたは出来てる?毎日使う歯ブラシのメンテナンス・保管方法を解説!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
毎日行っている歯磨き後の保管方法は正しいでしょうか?
間違った方法で保管していると、雑菌が繁殖して、その歯ブラシでまた歯磨きをしているかもしれません。
1度使用した歯ブラシには大量の雑菌が付着しており、その数はトイレの便器と同じ数と言われています。
想像すると使い捨てにしたくなりますが、毎回新しい歯ブラシを使うのは金銭的に負担がかかるので難しいですよね。
しかし歯ブラシの正しい管理方法と交換時期のタイミングを実践することで、綺麗な状態で問題なく使用できます。
毎日使う歯ブラシだからこそ適当に管理せず清潔に保つ必要があるので、管理方法で間違っている場合は改善しましょう。
目次
歯ブラシにつく雑菌の存在
口腔内は菌にとって繁殖しやすい環境であるため、歯垢には1g約10億もの菌が存在しています。
冒頭でも説明しましたが、その歯垢や食べカスを歯ブラシで除去するので、1度使用した歯ブラシには当然とんでもない量の雑菌が付着することになります。
菌の中には虫歯菌や歯周病菌のほかにも、肺炎関連菌や普段から入れ歯を装着してる方にはカビ菌もいる可能性があります。
菌は存在の有無だけでなく活動量によっても状態が変わり、動き回っている活発な菌が多いとトラブルが起きやすいです。
身体に影響を与える菌ばかりではないですが、体調が悪く免疫力が下がっている時には歯茎が腫れてしまったり、誤嚥性肺炎の可能性も考えられるので、食生活や清掃状態を意識し菌の量や質を改善することが重要です。
歯科医院によっては患者様の歯垢を採取し、顕微鏡で菌の存在を確認するところがあります。
ご自身の歯垢にはどのような菌がいてるのか確認したい方は、顕微鏡検査を実施している歯科医院に受診してみてください。
歯ブラシのお手入れ方法
みなさん、正しいお手入れ方法を教わった記憶はありますか?
あるかたは少ないかと思いますが、最近では歯ブラシの除菌器が販売されているので、そちらを使用している方は多いかもしれません。
歯ブラシを衛生的に保つ方法として重要なのは、十分な水洗いとしっかり乾燥させることです。
除菌器は主に紫外線を使用している装置が多く、天日干しで乾燥させるのと同様の効果があるので、除菌器を使用することは効果的です。
反対に除菌とは真逆の増殖に繋がる行動を紹介していきます。
×要注意なお手入れの仕方
・歯磨き後は流水でサッと洗うだけ
・濡れたままの状態で保管
・長期間変えずに使い続けている
・他の人の歯ブラシが接触している
これらは不衛生な原因になってしまうので、当てはまる方はご自身の健康のために管理に気を配りましょう。
〇正しいお手入れの仕方
1. 流水でしっかり洗い流す
サッと洗い流しただけでは歯垢や食べカスが残っています。
強めの流水で洗うか、水を入れたコップに歯ブラシをシャカシャカかき回して、最後に流水で洗い流しましょう。
2. ブラシ部分は揉むようにして洗う
歯ブラシの根元は汚れが溜まりやすく落ちにくいので、しっかりと指で揉み洗いをします。
食べカスなどが落ちにくい場合は、歯間ブラシを通して掃除すると良いでしょう。
3. 十分に乾燥させる
しっかり洗い流した歯ブラシをタオルやティッシュペーパーなどで水気を拭き取ります。
完全に乾燥する前に歯ブラシキャップをつけたり、1日2~3回同じ歯ブラシで磨いていると濡れている時間が長いので、雑菌が繁殖しやすいです。
乾燥させることがとても重要なので、時間があるならドライヤーの冷風で乾かす方法や、上記で述べたように除菌器の使用が効果的です。
4.1ヵ月に1回新しい歯ブラシに変える
清潔を保つために1ヵ月に1回新しい歯ブラシと交換することが望ましいです。
仮に1ヵ月でブラシの毛先が広がっていなくても、同じ歯ブラシを数ヵ月も使い続けていると、雑菌の宝庫になってしまっているので衛生的によくないです。
5.ブラシ部分が接触しないように管理
家族の場合はまとめて歯ブラシを置いていたり、スタンドに立たせていても倒れて横の歯ブラシに接触している場合もあると思います。
歯ブラシ同士が接触している状態で保管していると、雑菌が移る可能性もあるので、雑菌を共有していることになります。
もし大人の歯ブラシが子供の歯ブラシと接触している場合は、虫歯菌や歯周病菌などが移ってしまう恐れがあるので、接触しないような距離で個別に保管しましょう。
注意が必要なのが、保育園や介護施設での歯ブラシの管理方法です。
大人数の利用になるので、保管状況が他の人の歯ブラシと接触しない状態だと大丈夫ですが、歯ブラシキャップを付ければ接触の予防はできます。
ただし、汚れを洗い流し水気をしっかり切ってからキャップをしないと、不潔になってしまうので注意が必要です。
毎日持って帰ってくる保管方法だと、完全に乾く前にカバンの中に直している場合、暗く湿った状況は雑菌の繁殖に好条件なので不衛生になりやすいです。
帰宅したらカバンから取り出し、再度しっかり洗い流し乾燥し、定期的に交換することが重要です。
ご自身が使用していないと疎かになりやすいですが、大切な人やお子様の身体のために怠わずに管理をしましょう。
歯ブラシ交換のポイント
今使用している歯ブラシは使い始めてからどのくらい経過しましたか?
歯ブラシの毛先が広がってきたタイミングで交換する方が多いと思いますが、歯ブラシの力加減が適切だと、案外歯ブラシの毛先が広がらずに長期間維持できます。
ですので、気が付けば3ヵ月以上経っていたという経験もあるでしょう。
使用していて毛先の広がりや汚れが気にならなくても、お水で洗って乾かしているだけですから、雑菌が繁殖していてもおかしくはありません。
見た目は問題なくても毎日お口に入れるものなので、できるだけ清潔な物を使用する方が望ましいということから、月に1回の交換を推奨しています。
1ヵ月以上経過した歯ブラシが直接身体に害があるということはないので、過敏になりすぎなくても大丈夫ですが、1ヵ月に1回という目安は覚えていてください。
反対に1ヵ月が経過してなくても、交換した方が良いポイントを説明します。
Point1. 歯ブラシの毛先の広がり
一般的に歯ブラシの後ろから見て、ブラシの毛先が広がっていたら交換時期と言われています。
歯磨きは歯ブラシの毛先を当てて歯と歯の間や歯周ポケットの汚れを除去しますが、毛先が広がっている状態だと、清掃性がかなり下がってしまい磨き残しが多くなります。
男性はブラッシング圧が強く、お子様は噛んだりして毛先が広がりやすいので、虫歯や歯周病の予防として歯ブラシの広がり度はチェックしておきましょう。
Point2.ブラシ部分の汚れ
歯ブラシの根元は毛が密集しているので、しっかり流水で洗っても汚れが残りやすい部分であります。
落ちない汚れや変色が気になるようなら、雑菌が繁殖している可能性は高いため、定期的に交換することをおすすめします。
Point3.電動歯ブラシの交換時期
電動歯ブラシを使用している方は多いと思いますが、電動歯ブラシのヘッドは普通の歯ブラシとは異なり、2~3ヵ月に1回の交換時期の目安になっています。
メーカーによって推奨している交換時期は異なるので、取り扱い説明書を確認しておきましょう。
歯と歯茎の健康のために日々の口腔ケアや定期検診は大事ですが、歯ブラシを清潔に保管しておくこともすごく大事です。
虫歯や歯周病予防にもなるので、歯を守るために歯ブラシのお手入れにも力を入れていきましょう。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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