投稿日:2023.8.12
ガミースマイルのデメリットってなに?
目次
ガミースマイルのデメリットってなに?
こんにちは。
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
笑った時に歯茎が見えすぎてしまい気になっている方はいませんか?それが歯科用語でガミースマイルと言われています。
歯茎や歯肉を英語で「gnm:ガム」といい、これを形容詞にすると「gummy:ガミー」となります。つまり笑ったときに歯茎が目立つことを指します。
美しさの基準は人それぞれであり、芸能人にも多く、可愛らしくチャーミングな印象として見られることもあります。
見た目の問題として考えられやすいガミースマイルですが、実は口腔内の機能面にも大きく影響を与えています。
今回はガミースマイルのデメリットと治療方法について詳しく説明していきます。お悩みの方は是非参考にしてみて下さい!
ガミースマイルは医学的な定義や基準は特にありませんが、一般的に笑った時に上の歯茎が3mm以上見える状態のことを指します。
ご自身でも定規などで確認することができるので気になった方は確認してみてく下さい。この状態を放置していると次のようなデメリットを生じるため、注意が必要です。
虫歯や歯周病、口臭の原因となる
見た目だけでなく機能面や健康面のデメリットとして、下記の理由があります。
・歯茎が露出していて乾燥しやすい
・出っ歯(上顎前突)を併発して、口が閉じにくく、口呼吸になりやすい
これら上記の理由から、ガミースマイルの方は口腔内の乾燥がしやすくなり、虫歯や歯周病の発症リスクが高まります。
唾液には細菌の繁殖を抑えたり、口腔内の汚れを洗い流したりするとても重要な役割があります。
ガミースマイルは出っ歯など歯列不正を伴っているケースも多く、食べ物が挟まりやすくブラッシングのしにくさや、口呼吸から虫歯や歯周病のリスクが高まることにも注意が必要です。
そして口腔内の乾燥から口臭の原因となる恐れがあります。臭いの元となる、食べかすや細菌が唾液によって洗い流されず、口腔内にとどまってしまうからです。
また歯周病菌が乾燥により活発化することでさらに臭いがきつくなることがあります。
外見へのコンプレックス
笑うと必要以上に歯茎が目立ってしまうため、コンプレックスの原因になってしまうことがあります。
ガミースマイルを気にしてしまうことから、思いっきり笑うことに抵抗をもってしまい、口元を隠しながら笑う癖がついてしまう方も少なくありません。
見た目も含め、特に上記のようなことが気にならない場合には、無理に治療を行う必要はありません。
しかし、噛み合わせや歯並びの問題を伴う場合は、治療によって審美面だけではなく、機能面・健康面での改善が得られます。
治療方法
ガミースマイルは生まれつきの骨格や歯並びなど先天的な原因によって生じることが多いため、基本的には治ることはありません。
主な治療方法を紹介していきます。
注射による治療などの美容整形術
筋弛緩作用のある製剤は、過剰な筋肉の動きを抑える働きがあり、歯茎が見えすぎてしまう原因となる筋肉の動きを抑制します。
手軽な方法ではありますが、持続効果は約6か月であり、あくまでも対処療法となるため、定期的に施術を受ける必要があります。大掛かりな手術や歯列矯正までは検討していない方にはおすすめです。
外科手術と歯列矯正
ガミースマイルは骨格や歯並びなど先天的な原因であるケースが多く、粘膜や筋肉を切断、顎の骨切り、歯の周囲の骨を削るなどの外科手術と合わせて、歯並びを整える歯列矯正が必要になるケースが多くあります。
歯列矯正
歯茎の見える大きさや骨格の状態にも変わりますが、症状によっては歯列矯正だけでガミースマイルが改善されることもあります。
ガミースマイルの治療法として歯科矯正用アンカースクリューを使用する方法があります。
歯茎の骨の部分(頬側や口蓋側)に歯科矯正用アンカースクリューと呼ばれる小さなネジを埋入し、ネジを固定源にして、ゴムやパワーチェーンを使用して歯を動かしていきます。埋入時は局所麻酔を使うので、痛みを感じることがありません。歯科矯正用アンカースクリューを使うことで効果的に行えるようになり、歯列矯正単独では対応できないような難しい症状でも対応ができます。
ガミースマイルは見た目だけではなく、機能面や健康面への影響もあります。少しでも気になった方は是非一度当院の無料カウンセリングへご相談にいらしてください。
無料カウンセリング予約はこちら