投稿日:2024.5.24
スマホ子守で受け口になりやすいってホント?
スマホ子守で受け口になりやすいってホント?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
もう今は誰もがスマホを持っている時代ですね
最近お子さんがスマホで動画を見たり、ゲームしたりする光景を良く見ます
(私にも6歳の姪っ子がいるのですが、ゲームも動画を見るのも大好きです)
手が離せない時やお子さんがぐずってしまった時に、ついついスマホを渡してしまいますよね(私もそうです)
スマホ子守ともいわれ、目や耳にすることも増えましたね
現代に沿った子守の仕方の1種であると思いますし、一般化していると思うので、私自身も助かっているので全く悪いとは思いません!
ただ、受け口にならないために、見る時に注意してほしいポイントがありますので
今回はスマホ子守で受け口になりやすいってホントかどうかについてお話していきます!
はじめに、受け口ってなに?
まずは、受け口がどのような噛み合わせのことか、お話していきます!
当院のブログを他の記事も見て下さってる方は、何度か「受け口」というワードを目にしたことがあるかと思います!
受け口とは「下の歯が上の歯よりも、前に突き出てしまう噛み合わせ」のことをいいます
下顎が出てる、しゃくれてるなどは全部受け口と同じ意味です!
また、受け口は反対咬合とも呼ばれます
合わせて読む:受け口なのは顎の発達障害のせい?原因と治療法について解説
子供の不正咬合の原因
子供の不正咬合の原因は大きく分けて3つあります
・遺伝
歯並びは両親の遺伝を受けやすいと聞いたことあるかと思います
その通りで、顎の骨や歯の大きさ、歯の数などは両親の遺伝によって決まる場合が多いです
例えば、両親のどちらかが受け口である場合は子供も受け口になる可能性が高くなります。
・不良習慣
指しゃぶり、下唇噛み、頬杖、口呼吸などを不良習慣と言い、まだ成長期の子供には歯や顎に負担をかけてしまい不正咬合を引き起こす可能性があります。
今回お話している、スマホ子守で受け口になる原因も不良習慣に分類されます!
・外部からの影響
虫歯や外傷によって歯を失ってしまうと隣の歯が移動してきてしまい、歯並びが乱れてしまうことがあります
また、顎の病気やケガなども不正咬合の原因となることがあります
スマホを見るだけで受け口になるの?
ただ、スマホを見ているから受け口になるリスクが高い訳ではありません!!
たまに見るくらいとかであれば、そんなに気にされなくてもいいと思います。
頻繁に長時間スマホで動画やゲームをする習慣があるお子さんは少し注意が必要です!
どうしてスマホを長時間見ると受け口になるの?
スマホ子守で受け口になるリスクが高くなる原因は以下になります
・口呼吸
子供が集中して動画やテレビを見ている時って、口がポカンっと空いたまんまになってることが多いです
また、子供だけには限らず人はスマホやテレビなどを見ている時に口が空きやすくなります
この口がポカンっと空いてしまう状態が慢性化してしまうと、口呼吸になってしまう確率が高くなります
口呼吸することが習慣化されてしまうと、舌の位置が適正位置よりも下がった状態になってしまうので受け口の原因となります。
また口呼吸は受け口だけではなく、他の不正咬合の原因にもなります
・舌の位置が下がる
スマホを見る時に、下を向いた姿勢になります。
その時に、舌を適正位置にしっかりと置けてないと舌がさがりやすくなります。
これも習慣化されてしまうと、低位舌になり受け口の原因となります
また、舌の位置がさがると受け口だけではなく、他の不正咬合の原因にもなるので気をつけましょう!
合わせて読む:あなたの舌はどこにくっついてる?舌の正しいポジションってどこ!?
・姿勢の悪さ
スマホはテレビを見る時と違って手元で見ることが多いので、下を向き前かがみになる姿勢になりがちだと思います
長時間前かがみの姿勢が続くと、首や顔が下向きになり、首から下の顎周辺の筋肉の正常な発達がさまたげられてしまいます
猫背になる原因にもなります
・頬の筋肉(表情筋)をあまり使わない
スマホで動画やゲームをしている時は、集中してみていることが多いので、表情筋をあまり使わないことが多いです
誰かとお話ながら、視聴したりゲームをしたりすれば別ですが、1人の場合ですとなかなか使わないですよね
これが、習慣化されてしまうと頬の筋肉(表情筋)が弱くなり、口の周りの筋肉のバランスが崩れてしまい受け口の原因となることがあります
・頬づえをつく
子供の身体だけでなく顎の骨も成長期で、顎の骨は大人よりも柔らかいです
その骨が柔らかい時期に、頬づえをつくことが習慣化されると、誤った方向に骨の成長が促進される可能性があります。
スマホ子守の受け口対策は??
・スマホの使用時間を制限する
まずは、お子さんのスマホの使用時間を見直すことが1番かと思います
なかなか難しい環境の方もいらっしゃるとは思いますが、スマホ子守での受け口対策としては最も重要になります。
厚生労働省では、スマホの使用時間は
乳幼児:1日30分以内、幼児:1日1時間以内と言われています
これらの時間を目安にしてみてもいいかもしれませんね
・姿勢を正しくして使用する
スマホを使用する時の、前かがみの姿勢や猫背の姿勢が原因の1つとなりますので
背筋を伸ばし、スマホの画面を目線の高さまでもってくるなどして姿勢を正すように心がけましょう
・口呼吸ではなく鼻呼吸をする
口呼吸になりがちのお子さんは、鼻呼吸の練習をすることが重要になります
幼少期から鼻呼吸が習慣化されると、受け口だけではなく、他の不正咬合の予防にもなります
口呼吸の改善方法として「あいうべ体操」が効果的です
「あいうべ体操」とは、舌の筋肉やお口の周りの筋肉を鍛える体操です
しっかりお口をあけて、ゆっくりとすると効果的です☆
お口を「あ~い~う~べ~」と動かすだけなので、お子さんも簡単にできる体操です
まずは1日10セットから!習慣化されてきたら1日30セットを目標に回数を増やして頑張ってみましょう!
「あ」あ~!とお口をおおきくあける
「い」い~!っとお口を重いっ切り横に広げる
「う」う~!っとお口をすぼめて前に突き出す
「べ」べ~!っと舌をおもいっきり下にのばす
あいうべ体操をして、舌とお口の周りを鍛えましょう!
合わせて読む:“口呼吸”してはいけないってホント?
・十分な睡眠
スマホに夢中になりついつい夜更かししてしまうお子さんもいらっしゃいますよね
睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を減らし、身体だけではなく歯や顎の正常な発育を妨げる可能性もあります
十分な睡眠時間の確保は、全身の発育に重要になってきます
最後に
お子さんの不正咬合の原因はいろいろあります!
今回は、最近よく耳にするスマホ子守での不正咬合の危険性についてお話させていただきました
スマホは楽しいことたくさん出来ますよね、子供だけではなく大人も
スマホ見る時間と、スマホを使わずに外で遊ぶなどする時間を上手に使い分けることも大事になりますね!
少し見るときに気を付けていただくだけで、受け口対策できますのでスマホ見る時の姿勢、時間など気を付けてみてください☆彡
「横浜駅」から徒歩3分と駅から近く、平日夜間・土曜も診療しています。
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