投稿日:2023.3.11
プラークコントロールってなんのこと?
こんにちは。
横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
毎日歯を磨いても、歯の表面には食べかすや歯垢などが付着してしまいますよね。
これらを放置すると、むし歯や歯周病の原因になります。そこで、重要なのが「プラークコントロール」です。
とは言え、プラークコントロールってなんのことかわからない方もいるでしょう。
そこで今回は、プラークコントロールについて詳しく解説します。
目次
プラークコントロールとは?
プラークコントロールとは、「プラーク(歯垢)」を減らし、歯への付着を予防することです。
プラークは歯に付着した細菌の塊のことで、その中にはむし歯菌や歯周病菌も含まれています。
そのため、プラークを放置すると、むし歯や歯周病などお口のトラブルを引き起こしてしまいます。
これを予防するために行うのがプラークコントロールです。
プラークコントロールができないとどうなる?
プラークコントロールができないとどのようなトラブルが起きるのか、詳しく見ていきましょう。
歯石がつきやすくなる
歯石は、プラークが唾液に含まれるカルシウムと結合して石灰化し、硬くなったものです。
歯石自体は細菌が死滅しているため、直接歯や歯ぐきに悪さをするものではありません。
しかし、歯石の表面は無数に穴が空いているため、プラークがつきやすい環境を作ってしまいます。
むし歯や歯周病になるリスクが高まる
プラークには、むし歯や歯周病の原因菌が含まれています。
そのため、プラークコントロールができていないと、むし歯や歯周病になるリスクが高まります。
口臭の原因になる
口臭の主な原因は食べかすやプラークです。
これらがお口の中で停滞し、発酵すると不快な臭いを放つガスを発生させてしまいます。
プラークコントロールの方法
プラークコントロールは、毎日の正しい歯磨きや定期検診などで行うことができます。
その方法を具体的に見ていきましょう。
セルフケア
プラークコントロールで大切なのは、正しい歯磨きを毎日実践することです。
とは言え、ただ歯磨きをすればいいものではありません。
プラークの除去率を高めるためには、以下の方法を取り入れましょう。
・食後は必ず歯磨きするように心がける
・デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間のプラークをしっかり落とす
・マウスウォッシュを使って細菌の繁殖を防ぐ
・舌ブラシを使って舌も清潔に保つ
・就寝前はケアを念入りに行う歯科医院のケア
プラークコントロールはセルフケアに加えて、歯科医院でプロの手によるケアを受けることも重要です。
お口の状態に合わせて、以下のケアを行います。
・PMTC(クリーニング)
・歯石除去
・SRP(歯ぐきの中の歯石除去)
・ 歯磨き指導
クリーニングや歯石除去を行うことで、セルフケアでは落とせない汚れを除去することが可能です。
お口のトラブルがなくても3ヶ月~半年に1回は歯科医院でケアを受けましょう。
食生活の見直し
プラークコントロールは、食生活の見直しをすることも大切です。
たとえば、間食の回数が多かったり不規則な食生活は、プラークがつきやすくなります。
決まった時間にバランスの良い食事をし、間食を控えることもプラークコントロールの一つです。
まとめ
プラークコントロールは、毎日の正しい歯磨きや定期的な歯科医院でのケア、食生活の見直しなどで行うことができます。
お口の健康を守るためにも、プラークコントロールを意識してみましょう。