投稿日:2023.11.6
マウスピース矯正を長引かせないためのポイント7選!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
食事や歯磨きを今まで通りできる、透明で矯正装置で目立たないなど、マウスピース矯正はメリットの多い治療法ですが、自己管理が必要な矯正方法なので、正しい方法で進めていくことが大切です。
ワイヤー矯正は、比較的自分で管理することは少ない矯正ですが、装置が気になる、食事の時に食べ物が挟まってしまうことがあります。
ただし、マウスピース矯正は、取り外しができるメリットがある反面、きちんときまりを守らないと治療計画通りに矯正治療が進まないことがあります。
そこで今回は、マウスピース矯正を長引かせないためのポイントについてお話させていただきますので、マウスピース矯正をスタートする方は参考にしてくださいね。
目次
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正は、患者さまのお口にぴったり合ったマウスピースを製作し、段階的に形の違うマウスピースに交換することで、少しずつ歯を動かす矯正方法です。
透明のマウスピースを使用するため、矯正中の装置も目立ちにくいメリットがあります。
また、患者さまのお口に合わせたオーダーメイドなので、装置が当たって痛みが出ることが少なく、1週間~10日程度で交換をするため、1ヶ月に1度程度調整をするワイヤー矯正に比べて1度にかかる力を分散することができ、痛みを軽減できる方法です。
取り外しができるため、食事の際に食べ物が挟まることや食べにくいこともなく、歯みがきも今まで通り行えます。
ただし、1日20~22時間の装着する必要がありますが、取り外しができるので、「少しくらい外していても……。」と装着時間を守らないと治療計画通りに矯正が進まない可能性があります。
また、最初にスキャンをして全てのマウスピースを製作するので、その都度型取りをする必要がありませんが、20~22時間マウスピースを装着する想定で製作をしているため、装着時間を守らないとマウスピースが入らなくなってしまうことも。
そのため、マウスピース矯正は自己管理が大切な矯正方法です。
マウスピース矯正の治療を長引かせないポイント
・決められた装着時間を守る
マウスピース矯正は1日20~22時間程度の装着が必要な矯正方法です。
取り外しはできますが、基本的に食事や歯磨きの間以外は寝ている間も装着が必要になります。
煩わしいとマウスピースを外している時間が長くなってしまうと、理想的な治療の効果を得ることができません。
決められた装着時間を守ることは、マウスピース矯正を成功させる上でとても大切で、患者さまの協力が不可欠です。
お子さんがマウスピース矯正をする場合には、親御さんが声かけをしてサポートしてあげる必要があります。
また、外したままにしていると、学校に忘れてきてしまうこともあるため、マウスピースをきちんと装着する必要があることをお話して、一緒に矯正をサポートしてあげましょう。
・マウスピースの番号をきちんと確認する
マウスピース矯正は1度のスキャンで全てのマウスピースを製作するため、多くのマウスピースを渡されます。
マウスピースや袋には番号が記載してありますが、マウスピースの順番を間違ってしまうと正しい効果を得ることができません。
また、歯に強い負担をかけてしまうこともあるため、新しいマウスピースに交換する時は正しい番号が確認しましょう。
・決められた交換頻度を守る
矯正期間がむし歯治療より期間がかかる治療なので、早く歯並びが整えたいと思う方も多いのではないでしょうか。
マウスピース矯正は患者さまのお口の状態によって、1週間~10日程度で交換する方が多いですが、歯のしめつけが無くなったからといって交換時期を自己判断で早めてしまうのは歯に負担をかけてしまう可能性があります。
矯正は、歯の負担をかけないようにシュミュレーションをして、適切な力をかけて少しずつ歯を動かします。
1週間~10日の期間が半分になると歯に負担になってしまうだけでなく、矯正治療を長引かせてしまう可能性もあります。
決められた交換頻度はきちんと守りましょう。矯正期間を早く終わらせたい方には、「加速矯正装置」もあるため、ご相談ください。
加速矯正装置
矯正治療を早く終わらせたい方のニーズに応えるために、光の力を利用した加速装置があります。
1日上下約10分程度くわえて、近赤外線の光を照射することで歯の周りの組織を活性化させて痛みを緩和しながら、矯正のスピードを速めます。
毎日10分ずつ使用すると、30~50%程度期間を短縮できると考えられています。通常、マウスピース矯正は1週間~10日程度の装着が必要ですが、3~5日程度で交換が可能です。
そのため、マウスピースの交換頻度が早く、矯正期間の短縮になるほか、マウスピースを清潔に保ちやすいメリットもあります。
マウスピースを正しく取り扱う
マウスピースは食事の際に必ず外す必要がありますが、マウスピースを装着したまま食事をすると、破損する可能性があります。
また、マウスピースに食べ物が付着して、むし歯のリスクが高まります。
食事をする際には、必ずマウスピースを外しましょう。
食後は歯磨きをしてから、マウスピースを洗浄して清潔に保つようにしてください。
また、取り外した際は、必ずケースに入れて保管しましょう。
ティッシュなどにつつんでおくと、間違えて捨ててしまう可能性や失くしてしまう場合があります。
失くしてしまうと、再度作りなおさなければいけないこともあるため、取り外した時の管理も大切です。
計画通りに通院をする
マウスピース矯正も定期的に経過観察をする必要があるため、その時のお口の状態によって1~3ヶ月に1度通院していただきます。
この期間に通院していただかないと、歯が正しく動いているか、マウスピースはきちんと合っているかなどの治療の進み具合を確認しないまま、マウスピースを装着することになってしまいます。
そのため、計画通りに通院をしましょう。
お口の中を清潔に保ちましょう
マウスピース矯正をしている期間は特にお口の中を清潔に保ちましょう。
汚れが着いたままになって、むし歯や歯周病になってしまうと、その治療を優先する必要があり、矯正を中断しなければいけないこともあります。
また、虫歯治療をすると、歯の形が変わってしまうこともあるため、マウスピースを作りなおさなければいけないことも考えられます。
マウスピースをする前に丁寧に歯磨きをすることが大切です。
歯磨きをしないまま、マウスピースを装着し続けると、マウスピースの中で細菌が繁殖しやすく、むし歯のリスクを高めてしまいます。
食後か寝る前は、十分なセルフケアを行いましょう。
特に就寝中は、唾液が少なくなるため、細菌が繁殖しやすいため、丁寧にケアをしてくださいね。
鎮静剤を使い過ぎない
マウスピースを装着し始めた時や新しいマウスピースに交換した時は、歯がきつい感じや締め付けられる感じを伴うことがあります。
一般的に数日で落ち着いてくることが多いですが、痛みが気になる場合は鎮痛剤を服用して緩和ができます。
しかし、鎮痛剤は痛みを緩和することができますが、骨の代謝を遅くして、歯の移動を抑制する場合もあります。
数回程度であれば問題ありませんが、毎日のように服用していると、治療計画通りに進まない可能性があるため、注意が必要です。
【まとめ】
マウスピース矯正はメリットの多い治療ですし、きちんときまりを守ると痛みも少なく、矯正中の見た目もほとんど目立ちにくいです。
また、食事の時も今まで通り食べられるため、負担の少ない方法です。
決められた装着時間や装着頻度、定期的な通院をして理想的な歯並びを手に入れましょう。
当院では、治療期間や治療方法など、患者さまのご希望をお伺いし、より良い方法をご相談させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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