投稿日:2023.7.26
マウスピース矯正中に煙草を吸ってもいい?
こんにちは。
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。体に悪いと思っていても、禁煙は簡単にできるものではありません。
しかし、マウスピース矯正中は注意しなければ思わぬトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
そこで本記事では「マウスピース矯正中に煙草を吸ってもいい?」について解説します。
目次
喫煙者はマウスピース矯正できない?
煙草を吸っている方でもマウスピース矯正は可能です。
しかし、煙草は身体だけでなく、歯周病のリスクが高まったり口臭が発生したりなど、さまざまな悪影響があります。
そのため、喫煙習慣がある方は、リスクを十分に理解したうえで始めることが大切です。
また、近年では人気のiQOSやgloなど加熱式タバコは大丈夫だと思われがちですが、ニコチンやタールが含まれているため紙煙草と同じリスクがあります。
マウスピース矯正を始めるのを機に、ニコチンが含まれていない電子タバコの切り替えや禁煙することをおすすめします。
マウスピース矯正中に煙草を吸ってもいい?
マウスピース矯正中に煙草を吸う場合は、必ずマウスピースを外しましょう。
なぜなら、煙草に含まれるニコチンやタールによってマウスピースが変色する可能性があるからです。
また、加熱式タバコを使用する場合は、蒸気の熱によってマウスピースが変形することがあります。
マウスピースが着色してしまった場合は、洗浄剤の使用ややわらかい歯ブラシを使って優しく磨くことで汚れを落とすことができますが、マウスピースが変形すると計画通りに治療が進まない可能性があります。
喫煙後はお口の中に残るタールやニコチンを除去するためにも、歯磨きや口の中をすすぐことをおすすめします。
また、煙草を吸うために頻繁にマウスピースを外すと、十分な装着時間を確保することが難しくなる可能性もあるため注意しましょう。
マウスピース矯正を成功させるためには、禁煙することが最善の策です。
マウスピース矯正中に煙草を吸うリスク
マウスピース矯正中に煙草を吸うと、着色以外にも以下のようなリスクが生じる可能性があります。
歯の移動が遅くなる
マウスピース矯正で歯を動かすためには、歯や歯を支えている骨の代謝が重要です。
しかし、喫煙するとニコチンの血管収縮作用により血流が滞り、代謝が悪くなってしまいます。その結果、歯の移動速度が遅くなってしまうのです。
≫合わせてお読みください☆「歯科矯正でワイヤーが歯を動かす仕組みとは?」
歯周病が進行しやすくなる
ニコチンの血管収縮作用により歯ぐきに血液と酸素が行き渡らなくなると、歯と歯ぐきの溝で歯周病菌が繁殖しやすくなります。
また、歯ぐきの出血が抑えられてしまうと、歯周病の初期症状に気がつかないまま進行してしまう可能性が。
マウスピース矯正中に歯周病になると、矯正治療を中断して歯周病治療を優先することがあります。
口臭が発生しやすくなる
ニコチンは唾液の分泌量を減らし、お口の中を乾燥させてしまうため、口臭が発生しやすくなることもあります。
特にマウスピースを使っている場合は、唾液が行き渡りにくくなるため、結果として口臭をさらに悪化させてしまうことも。
まとめ
マウスピース矯正中はマウスピースを外してから喫煙することは可能ですが、マウスピースの着色や変形、歯の移動の遅れなど、さまざまなリスクがあります。
身体やお口への影響を減らすのであれば禁煙が理想的です。
難しい方は必ずマウスピースを外し、喫煙後はお口の中を清潔に保ちましょう。
また、マウスピースのお手入れも欠かさずに行うことが大切です。
マウスピース矯正中の喫煙について、その他のお口のケアについて疑問や不安がありましたら、当院までお気軽にご相談ください。
歯並びが気になる方はまずは無料の矯正カウンセリングへお越しください。
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