投稿日:2023.2.21
ワイヤー矯正中の食事~食べ方のコツは?~
こんにちは。
横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧頂き、ありがとうございます🙂
今回は、よくご質問をいただく“ワイヤー矯正中の食事・食べ方のコツ”についてご説明させて頂きます!
矯正を始めると、矯正前と変わらず食事が出来るのか?どんな点に注意したら上手に食べられるのか気になりますよね!
マウスピース矯正の場合は、食事の前に自分で取り外しができるので、矯正前と変わらず食事をすることができます。
ワイヤー矯正(ブラケットとワイヤーと呼ばれる器具を歯に装着し、適切な力を加えて歯を動かす矯正方法)では、歯に装置が固定されているため、食事の前に取り外しが出来ず、食事の際は食べ方を工夫する必要があります。
食べ方のコツ・ポイントさえ押さえれば、食事制限が必要というほど大げさなものではなく、ある程度何でも食べられるようになります。矯正中に食べにくいもの・避けてもらいたいものをご紹介した上で、食べ方のコツ・ポイントを詳しくご紹介します。
~矯正中に食べにくいものはあるの?~
ワイヤー矯正は、ご想像通り、装置に食べ物が引っ掛かるので、食べにくいものもあります。
ただ、食べ方を工夫し、徐々に慣れていけば、大抵のものは食べることができます。
~装置を壊すリスクがあり、食べるのを控えた方が良いもの~
粘りの強いものや装置にくっつきやすいもの、固いものを控えた方が良いです。
・粘度の高いもの(キャラメルやお餅など)・装置にくっつくもの(ガムなど)→キャラメルは装置の間にへばり付きやすく、ガムは細かく別れて装置のいたるところににくっつきます。
・固いもの(お煎餅など)
~食べ方に注意が必要なもの~
食べ方に注意する点として、歯で引っ張ったり、前歯で噛み切ったり、丸かじりしたりするような食べ方がNGです。
このような食べ方は、装置を壊してしまう原因になります。
・歯で引っ張ったり、前歯で強く噛み切ったりするような食べ物(骨付き肉、イカなど)
・丸かじりするような食べ物(リンゴなどの果物、とうもろこしなど。パン類、ハンバーガーなど)
~装置に挟まりやすいもの~
歯とブラケット(装置)の間に、多くの隙間ができるので、どうしても食べ物が装置に挟まりやすくなります。肉や野菜で細いもの、繊維質の多いものや、細い麺類などです。
装置を壊す心配はありませんが、隙間に挟まっている状態はどうしても気になったり、煩わしく感じるものです。
・細い麺類(ラーメン、そうめん、そば、パスタなど)
・細く繊維質のある食材(水菜、ほうれん草、白菜、アスパラガス、グレープフルーツ、えのき、もやし、ステーキなど)
・伸びるような食材(チーズなど)
~矯正中の食べ方のコツは???~
食べ方のコツを掴んでくると、装置を壊してしまう不安や、食事中の不快感も大きく軽減され、矯正中の食生活も苦にならないものです。ポイントは、ゆっくりと少しずつ食べることです。具体的な食べ方のコツは下記の通りです。
① 一口サイズに小さく切って食べる
歯で引きちぎったり、かぶりついたりするような食べ物は、装置を壊す可能性がありますが、あらかじめ一口サイズに小さく切って食べれば、ほとんどどんなメニューでも食べることができます。
ステーキなどのお肉は一口大に切り分けておく、果物も小さめに食べやすいサイズにしておくなど少し手間はかかりますが、工夫次第で問題なく食べられます。大きめのお煎餅なども、かぶりつくのではく、あらかじめ適量に割っておくなどすると、食べやすくなります。
② なるべく奥歯付近で噛む
歯に絡まりやすい食べ物を避けていても、どうしても前歯付近の装置に、食べかすが引っかかるのが気になるものです。あまりにも引っかかると食事中にずっと気になったり、食事に集中しにくくなるため、なるべく奥歯付近で噛むようにするのがお勧めです。慣れてくれば、奥歯付近で噛む習慣が出来てくるので、細い麺類でも食べやすくなってくるはずです。
③ こまめに飲み物で洗い流す
食事中はこまめに飲み物を飲んで、食べかすを洗い流すようにしましょう。飲み物を少量口に含んで、舌で取り除けば、ちょっとした食べかすの引っ掛かりは、すぐに取れるものです。
上記3点の食べ方のコツ・ポイントを抑え、矯正期間を楽しく乗り切っていきましょう!!