投稿日:2022.12.5
出っ歯の原因 5選!
こんにちは!横浜駅前歯科・矯正歯科です😊
カウンセリングで9割以上の方が「気になる」と回答する“出っ歯”。
今回は、その“出っ歯の原因”についてお伝えします!
1⃣出っ歯とは、どういう状態のこと?
矯正治療をやりたい!と思うきっかけの多くは、
「上の歯が出ているのが気になる」「出っ歯気になる」ということ。
ただ、本当に出っ歯の方はそう多くないです。
それは正しい、かみ合わせ・見た目を知らないからだと思います。
ですので、まずは出っ歯とはどういう状態のことを指すのかを説明していきます。
通常、下の歯よりも上の歯が2~3mm前に出ているのが基準です。
ぴったりくっついていないと出っ歯!と思われる方も居ますが、それは間違いです。
上記のように、上の前歯の先端と下の前歯の先端が全体的に4mm以上隙間が空いていると専門用語で「上顎前突」いわゆる「出っ歯」の基準に入ってきます。
2⃣出っ歯になる原因は?
ではどうしてこんなに差ができてしまうのか。
原因を見てみましょう。
原因は大きく分けて2つ。先天的な原因か、後天的な原因か。
トータルで5つの主な原因があります。
【先天的な原因】
①遺伝(骨格)
出っ歯になりやすい骨格としては、”上顎が大きい・前方ぎみ”もしくは”下顎が小さい・後方ぎみ”であることが言えます。
歯は骨に埋まっていますが、その土台となる骨(顎)の位置によって出っ歯になりやすいです。
これは矯正治療単独で治すのが難しい場合も多く、外科矯正を勧められる場合があります。
【後天的な原因】
②歯の生え方
歯は骨に埋まっているという話をしましたが、骨の厚みの中で上の歯が前ぎみ(唇側)に生えてくると出っ歯になりやすいです。
これは元々の顎の大きさが関係することもありますが、指しゃぶりなどが原因で前歯が前方に傾き出っ歯傾向になりますので、指しゃぶりが習慣化しないように気をつける必要があります。
③舌癖
舌はスポットと呼ばれる上の前歯の少し後ろ側に置いておくのが通常です。
舌が前歯に常に触れて前歯を押し続けると、て長い年月をかけて出っ歯になっていきます。
この癖があっても1日2日で出っ歯になるわけではないので、舌の位置を意識することで出っ歯の悪化を防げます。
④口呼吸
歯は、口唇圧と舌圧のバランスが良い位置に存在しています。
唇の圧の方が強ければ歯は内側へ、舌の圧の方が強ければ外側へ動く力がかかります。
口呼吸をしている時は口が開いているので、口唇圧がほとんどかからないので歯が外側に動いてしまう力を抑えられない状態と言えます。
花粉症の時期や鼻炎の方は辛いですが、できる限り鼻呼吸を意識しましょう!
⑤食事
柔らかいものを食べていたり、姿勢が悪い状態で食事をしていると前歯だけで噛む癖が付いてしまいます。
そうすると舌で前歯を押す力がかかりやすい・舌の筋力が衰えて引っ込める力が無くなり前歯に触れてしまう、という状態になるので出っ歯になります。
大人になってからももちろんですが、子供の頃から硬いものを食べて顎を発達させることができると歯がキレイに並びやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?意外と知らない、出っ歯の原因5選をご紹介しました。
先天的なものは自分で治すのは難しいですが、後天的な原因は自分で気をつけることが出来ます。
「以前は出ていなかったのに最近出てきたように感じる…」という方は特に早く改善して、これ以上悪化しないよう気をつけて下さい!
そして、子供の歯並びは親御さんの意識の違いで差が出ることもありますのでぜひ今日からでも気にしてあげて下さい😊