投稿日:2023.8.30
前歯がズキズキする原因とは?~4つの原因を解説~
こんにちは。
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
「前歯がズキズキして気になる」
このようなお悩みはありませんか?
前歯がズキズキする原因は、さまざまで自己判断するのは難しいものです。
今回は、前歯がズキズキする原因4つや改善方法を紹介します。
目次
前歯がズキズキする4つの原因
前歯がズキズキする4つの原因を解説します。
考えられる原因は、以下の4つです。
・むし歯
・歯周病
・親知らず
・歯ぎしりや食いしばり
まず、一番に疑いたくなるのはむし歯ですよね。
学校検診では、最も多い疾患はむし歯とわかっており、特に8~9歳の年齢では約6~7割の子どもがむし歯にかかった経験があるという結果がでています。
(出典:厚生労働省e-ヘルスネット_子供のむし歯の特徴と有病状況 より)
次に、歯周病で前歯がズキズキすることがあります。
歯周病は、歯を失うリスク第1位とわかっており、中高年がかかりやすい病気です。
歯や歯ぐきに違和感があれば、歯周病が原因かもしれません。
(出典:厚生労働省e-ヘルスネット_歯の喪失の原因 より)
他にも、親知らずが生えてきたことで、前歯がズキズキすることや、歯ぎしりや食いしばりなどの積み重ねにより、痛みが出ることがあります。
これらの原因を詳しく見て見ましょう。
前歯がズキズキする原因1【むし歯】
まずは、むし歯が原因のケースを詳しく紹介します。
むし歯の進行は、5段階に分かれており、C0~C4と数字が大きくなるほど進行しています。
C0 初期のむし歯
歯の表面が白く濁ったような状態で、穴は空いていません。
この段階であれば、歯を削ることなくフッ素塗布などで、自然治癒を促せます。
C1 エナメル質までのむし歯
エナメル質という歯の表面の層までむし歯が進行した状態です。
ただし、痛みなどの自覚症状はありません。
C2 象牙質まで進行したむし歯
エナメル質の下の層である「象牙質」までむし歯が進行した状態です。
ここまで進行すると、神経に近くなるため、ズキズキと痛みを伴うことがあります。
主に、冷たい飲食物に痛みを生じます。
C3 歯の神経まで進行したむし歯
神経までむし歯菌に感染すると、何もしていなくてもズキズキ痛むことがあります。
冷たいものだけではなく、温かいものにも痛みを生じます。
C4 歯の根っこだけが残った状態のむし歯
歯の頭の部分はほとんど溶けてしまい、歯の根っこだけが残った状態です。
ここまでむし歯が進行すると、神経が死んでしまうため、痛みを生じることはありません。
ただし、放置すると膿がたまるため、ズキズキと痛みが生じます。
前歯がズキズキする原因2【歯周病】
前歯がズキズキする原因2つ目は、歯周病です。
歯周病の原因
食事をした後に、歯磨きで食べかすを取り残すと、その中で細菌が増殖します。
その細菌の中には、歯周病菌もあり、放置しておくと歯ぐきや歯に悪影響を及ぼします。
歯周病の進行
歯周病の初期段階は、歯ぐきが腫れたり、出血したりしますが痛みはほとんどありません。
そのため、歯周病に気づかずに放置してしまう方も少なくありません。
歯周病は「サイレントディジーズ」とも呼ばれ、気付かない間にあっという間に進んでしまいます。
歯周病が進行すると、歯を支えている顎の骨が溶かされて、歯がグラグラと動くようになります。
歯が動くと、前歯で食べものを噛みちぎるときなどに痛みを伴うようになります。
最悪の場合、顎の骨はさらに溶かされて、歯が抜け落ちてしまうことも。
歯がズキズキ痛むころには、歯周病はかなり進行しているといえます。
前歯がズキズキする原因3【親知らず】
前歯がズキズキする原因3つ目は、親知らずです。
親知らずは、一般的には15歳前後で生えてくることが多く、成人してから生える方もしばしばいらっしゃいます。
また、親知らずは生えてこない方もいれば、最大で上下左右の奥歯に1本ずつ、最大で4本生える方もいます。
そして、生えてきたことに気付かない方もおり、トラブルが起きてからはじめて親知らずが原因と知ることも。
特に、親知らずは生えるスペースが不足していることが多く、斜めに生えたり、一部だけ生えて埋まったままだったりすることもあるのです。
すると、親知らずが手前の歯を押してしまい、さらに他の歯を押すことで歯並びが乱れます。
その結果、前歯まで歯並びが乱れて、歯が動く痛みを感じるでしょう。
前歯がズキズキする原因4【歯ぎしりや食いしばり】
前歯がズキズキする原因の4つ目は、歯ぎしりや食いしばりです。
歯ぎしりや食いしばりをすると、歯や歯ぐきに負担がかかるため、前歯がズキズキすることがあります。
歯ぎしりや食いしばりの原因はさまざまで、以下のようなものが挙げられます。
・ストレス
・猫背
・悪い歯並び
・かみ合わせのズレ
などが原因です。
大きなストレスがかかったり、パソコン作業などで集中する時間があったりすると、歯をグッと食いしばるなどといった経験がある方もいるのではないでしょうか。
他にも、悪い歯並びやかみ合わせがズレていると、上下の歯で上手く噛みしめられないため、歯をギリギリと擦り合わせる「歯ぎしり」をしてしまうことがあります。
歯ぎしりや食いしばりは、自分では気付かないことが多く、さらには就寝中にする方が多い傾向があります。
そのため、前歯がズキズキと痛むことがあれば、かなりの時間、歯ぎしりや食いしばりをしている可能性が高いです。
また、歯ぎしりや食いしばりをすると、歯に負担がかかりズキズキするだけではなく、歯がすり減ることでしみるなどの症状によってズキズキすることがあります。
歯ぎしりや食いしばりをしているかもしれないと感じている方は、鏡で歯をみてみましょう。
もしかすると、歯の表面が削れているかもしれません。
前歯がズキズキするのはどうしたら改善できるの?
前歯がズキズキする場合は、どうしたら改善できるのでしょうか?
4つの原因に分けて改善方法を紹介します。
むし歯
むし歯の症状がある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
前歯がズキズキしたり、しなかったり日によって違うかもしれませんが、むし歯かどうかは自己判断することは難しいです。
むし歯の治療は、以下のような方法があります。
1. C1~C2
むし歯の箇所を削り、歯科用のプラスチックの樹脂を埋めて補います。
他にも、歯の型取りをしてインレーと呼ばれる詰め物で補います。
2. C3
神経まで進行したむし歯の場合は、むし歯の箇所と、歯の神経や血管を取り除く必要があります。
なぜなら、痛みは神経により伝達されるため、むし歯に侵された神経は取り除いて、歯を残すことが大切だからです。
この治療を「根管治療」と呼び、歯を残すためにできる最終手段ともいえます。
根管治療のあとは、土台を立てて、被せ物を装着します。
3. C4
歯の根っこだけが残っている状態のむし歯は、歯を残すことが難しいため、抜歯する必要があります。
抜歯したあとは、入れ歯やブリッジ、インプラントで失った歯を補いましょう。
歯周病
歯周病は、細菌のかたまりである「歯垢」や歯垢が固まってできた「歯石」が原因のため、歯医者でこれらを除去するクリーニングをします。
歯周病の状態により、治療の回数はかわります。
また、再度汚れが付着するのを防ぐために、適切な歯磨き方法を身に付けることが大切です。
さらに、歯並びが原因で歯磨きがしにくいのであれば、矯正治療で歯並びを整えるのもおすすめです。
親知らず
親知らずにより、歯並びが乱れ前歯がズキズキすることがあるため、親知らずが生えたら早めに歯科口腔外科を受診しましょう。
親知らずにより、歯並びが乱れると親知らずを抜いても自然に治ることはありません。
そのため、親知らずが生えたら症状がなくても一度、診てもらうのがよいでしょう。
また、歯並びが乱れてしまったら、年齢や性別に関係なく歯並びは矯正治療で整えることはできますので、お気軽にご相談ください。
歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりの原因を取り除くことが大切です。
ストレスになる出来事がわかっているのであれば、はやめに対応しましょう。
他にも、歯並びやかみ合わせが原因であれば、矯正治療で改善することが可能です。
歯並びが気になる方はまずは無料の矯正カウンセリングへお越しください。
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