投稿日:2023.4.18
“口呼吸”してはいけないってホント?
こんにちは。
横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
“口呼吸”があまり良くないことを皆さんはご存知でしたか?
今回は、口呼吸と歯並びの関係を詳しく解説するとともに、口呼吸が引き起こす健康上の問題についても解説します。
歯並びや口呼吸に悩んでいる方はぜひ一読してみてください。
目次
そもそも口呼吸とは?
口呼吸とは、鼻からではなく口から息をすることを指します。
しかし、通常呼吸は、鼻でするものです。鼻から空気を吸い込み、鼻毛や粘液といったフィルターを通すことで浄化され、湿度を保ちながら温められた空気が肺に入るようになっています。
しかし、口呼吸は、細菌やウイルスなど含まれた空気がそのまま気道へと送られてしまいます。
また冷たく乾燥した空気が通るため、口の中が乾燥したりのどに炎症が起きたりと、さまざまなトラブルを引き起こしてしまう可能性も。
口呼吸になる原因はさまざまですが、主な原因はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などによる鼻づまりです。
鼻づまりがあると、口から息をするようになってしまいます。
また、現在はマスク生活が当たり前になっており、無意識のうちに口呼吸になっている方も少なくありません。
歯並びが悪いと口呼吸になる?
では、歯並びが悪いと口呼吸になるのでしょうか。結論から言うと、歯並びが悪いと口呼吸になる可能性があります。
なぜなら、悪い歯並びは、うまく口を閉じられないことがあるからです。
特に出っ歯の方は、前歯が邪魔になって唇がうまく閉じられないため、口呼吸になりやすい傾向にあります。
逆に、口呼吸によって歯並びが悪くなることもあります。
口呼吸をすると舌の位置が下がり、お口周りの筋肉のバランスが崩れて歯並びが乱れてしまうことがあります。
口呼吸になるとどんな問題が生じる?
口呼吸は歯並びを悪くしてしまうほかに、以下のような問題が生じる可能性があります。
むし歯や歯周病、口臭の原因になる
唾液には食べかすを洗い流す洗浄作用や、細菌の繁殖を抑える抗菌作用など「自浄作用」と呼ばれる機能があります。
お口の中が乾燥すると、唾液の分泌量が減ってしまい、むし歯や歯周病、口臭の原因につながる可能性があります。
のどが乾燥しやすくなる
口呼吸は常に乾燥した空気がお口の中に入るため、のどが乾燥しやすくなります。
また、空気がのどに直接当たるため、炎症を起こしてしまうこともあります。
風邪をひきやすくなる
口呼吸は、鼻呼吸と比べて風邪を引きやすい傾向にあります。
なぜなら、鼻から空気を取り入れるよりも冷たく乾燥しているため、のどなどに細菌やウイルスが付着しやすく、体内に入ってしまうからです。
睡眠時の問題
睡眠時に鼻詰まりがある場合でも、口呼吸で空気を取り入れることができます。
しかし、口呼吸は気道が狭くなりやすく、通常の呼吸と比べて浅くなりがちです。
それにより、酸素不足になる可能性があり、睡眠時無呼吸症候群につながる可能性があります。
歯並びや口呼吸の問題は放置せずに改善することが大切
口呼吸で歯並びを悪くしないためにも、日頃から正しい呼吸法を意識することが重要です。
しかし、歯並びが悪く口呼吸をしている方は、歯列矯正を受けることをおすすめします。
歯列矯正を受けることで、歯並びが改善され、口呼吸をする必要がなくなることが期待されます。
当院では、裏側矯正・マウスピース矯正・部分矯正などさまざまな種類があり、患者さま一人ひとりに合った適切な矯正方法を提案します。
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