投稿日:2022.2.12
検査によって分かること
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます!
「検査はかならず受けなきゃいけないの?」と気になっていませんか?
矯正治療を始めるには事前に精密検査を受けていただく必要があり、受けずに治療を始めることは残念ながらできません。
こちらのページでは、精密検査でわかることや詳しい検査項目、所要時間などを注意点も含めて分かりやすくまとめました。
検査の重要性についてもしっかりご理解いただけるでしょう。
矯正治療中の方はもちろん、治療をご検討中の方にとっても重要な内容となっていますのでぜひご確認ください。
目次
精密検査をするとどんなことが分かるの?
精密検査の目的は「矯正治療を行うために必要なデータを集めること」です。
たとえゴールが決まっていても現在の状態が分からなければ計画を立ててすすむことはできません。
治療による負担を最小限に抑える効果もありますので、歯列矯正をご希望の方全員に受けていただいております。
検査をすることで分かる内容は以下のとおりです。
歯や顎の形、噛み合わせの状態
レントゲン検査では歯や顎の形をはじめ、噛み合わせの問題の有無を知ることができます。
噛み合わせは矯正治療で治すべき項目の一つであり、健康面でみると審美性以上に重要です。
噛み合わせに問題がある場合は前歯を対象とした部分矯正は受けられないので、全体矯正をご提案いたします。
親知らずの有無
親知らずは矯正治療の妨げになる可能性が高く、多くの場合治療前や途中で抜歯が必要です。
親知らずを残したまま矯正治療を行うと仕上がりを妥協することになったり、後戻りが起こりやすくなったりするため注意しなくてはいけません。
とくにマウスピース型矯正の場合、歯を並べるスペースを確保する目的で奥歯を後退させることがあり、親知らずがあるとそれができないため抜歯となる可能性は高めです。
斜めに生えている親知らずは矯正治療をしない場合でも虫歯になりやすく、噛む機能が発揮されていないケースも少なくありません。
矯正治療をする場合はほぼ確実に抜歯の対象となるので覚えておきましょう。
抜歯が必要になるかどうか
歯並びの状態によっては、歯を並べるためのスペースを確保する目的で親知らずだけでなくほかの歯の抜歯も必要になります。
基本的に無くても審美的・機能的に問題がでにくい4番目または5番目の小臼歯が対象です。
抜歯が必要になるのは主に中等度~重度の上顎前突や下顎前突、叢生の場合ですが、顎骨の大きさによっても診断は異なります。
矯正治療をするうえでのリスク
歯を動かすことはメリットだけではありません。「審美性の変化」「歯根の長さの変化」「顎関節への負担の変化」などが起こり、人によってはリスクを生じます。
どのようなリスクがあるか、またいかにそのリスクを最小限に抑えられるかについては精密検査をしないと知ることができません。
骨格性の要因
歯並びや噛み合わせの崩れの原因が「歯」と「骨格」どちらにあるかによって適切な治療法は異なります。
骨格に原因がある場合、状態によっては外科手術が必要になるため歯科医院だけでは対応できません。
一般的には大学病院などで手術を受けてから状態が安定するまで待ち、歯科医院で矯正治療に移ります。
精密検査の主な内容と所要時間
精密検査には30分~1時間程度かかります。痛みをともなう検査はありませんのでご安心ください。
主な検査項目は以下のとおりです。
お顔とお口のなかの写真撮影
見た目の状態の変化が一目で分かるように、お顔とお口のなかの写真を撮影してデータを保存します。
お顔の写真は正面と横顔、お口のなかは正面と左右それぞれ1枚ずつと上下の歯列も各1枚ずつ撮影します。
長髪の方は髪を結べるものをご準備ください。
型取り
模型を作成するために型取りを行います。
歯の向きや噛み合わせを立体的に把握でき、説明のときに使用すると分かりやすくて便利です。
治療法や歯科医院によっては期間中に型取りを数回行うことがあります。
レントゲン検査
レントゲン検査をすることで、模型上では確認できない歯根や顎骨の状態を正面や横からチェックできます。
下顎の親知らずの抜歯が必要になった場合、大きな神経を傷つけるリスクが高いケースでは一般的な歯科医院ではなく大学病院で対応することになります。
紹介状を出しますので、忘れずにご持参ください。
精密検査を受けずに矯正治療をすることは可能?
精密検査は現状を正しく把握するためのものであり、受けずに矯正治療を始めることはできません。
検査の結果をもとに最適な治療法やくわしい治療期間・費用が決定します。
精密検査を受けても治療にすすむかどうかを決めるのは患者様です。
検査結果をもとに立案した治療計画の内容や期間・費用などを確認していただき、同意を得られたら契約にすすみます。
精密検査を行うタイミングは「カウンセリングのあと」
精密検査は基本的にカウンセリングの次に行います。治療をご希望の方は必須ですが、ご検討中の方においては強制ではありません。
現状をより詳しく知りたい方や最適な治療方法、期間、費用を細かく知りたいという方には、検査をしなければ分からない情報であるため受けることをおすすめしています。
矯正治療の一般的な流れは以下のとおりです。
カウンセリング
患者様のご要望、治療に対する不安や歯並びのお悩みをお伺いし、治療法の種類や大まかな期間、費用について分かりやすくご説明します。
気になることがあれば遠慮なくお伝えください。
精密検査
適切な治療法や期間、費用、リスクなど詳細を知りたい方には精密検査を受けていただきます。
精密検査で集めたデータをもとに治療計画を立案し、後日患者様に内容を分かりやすくご説明いたします。
検査結果・治療計画の内容をお伝え
精密検査から約1週間程度で治療計画が完成します。
検査結果と合わせて内容をお伝えし、同意をいただけたら契約を結びます。
矯正治療の開始
ワイヤー矯正の場合は、歯の表面に装置を貼り付けてワイヤーを通し、その日から歯が動き出します。
マウスピース型矯正の場合は、装置の制作会社にデータを送る必要がありますので、受け取りまで約1か月ほど待機していただきます。
虫歯や歯周病といった問題がある場合は矯正治療ができないため、待機期間またはそれより前に治療をして環境を整えましょう。
矯正治療を開始したら、1~2か月に1回のペースでメンテナンスに来ていただきます。装置の調整や歯の動きの確認、クリーニングなどを行いますので忘れずにご来院ください。
保定装置の開始
メインの治療が終了したら、歯が移動した位置で安定するまで保定装置を使用していただきます。
保定装置の使用期間はメインの治療と同じくらいで、その間も定期的なメンテナンスは必要です。
保定装置の使用を怠ると後戻りがおこり、装置の作り直しや治療のやり直しにつながりますのでご注意ください。
矯正治療の終了・定期検診
保定期間を過ぎたら矯正治療は終了です。しかし、歯並びが整っても虫歯や歯周病のリスクが完全になくなるわけではありません。
トラブルがおこって歯並びが再び崩れることがないよう、定期検診は忘れずに受けるようにしましょう。
より詳しい情報が知りたい方は精密検査をご検討ください
精密検査は、矯正治療を安全かつスムーズに行うための情報を集める目的があります。
治療を行うかどうかの最終判断は患者様にしていただきますが、検査なしでは最適な治療法はもちろんリスクを把握できないため、治療にすすむことはできません。
詳しい治療期間や費用を知るためにも、治療をご検討中の方はぜひ精密検査をお受けください。
当院では、患者様の負担をできるだけ減らせるようスムーズな精密検査を心がけております。
治療計画案も分かりやすくご説明いたしますので、安心して治療にすすむことができるでしょう。
歯並びが気になる方は、どんな些細な内容でも当院へお気軽にご相談ください。
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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。