投稿日:2023.9.27
歯が欠けた!気を付けるべきポイントは?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
お食事中や外傷で「歯が欠けた」、なんてこと聞いたことありますよね。
歯はすぐ欠けるという印象をお持ちの方もいるかも知れませんが、実は歯が人体の中で、1番硬いと言われています。
歯の中でも一番外側を覆っている「エナメル質」が最も硬く、鉄やガラス以上と言われています。
そんなに硬いものがなぜ欠けたりするのでしょうか。
目次
歯は意外と欠けやすい?
歯は96%の無機質と4%の水と有機質でできていて、無機質の大部分がリン酸カルシウムでできています。
物の硬さを測る単位に、10段階で分けた「モース硬度」というものがあります。
一番硬いモース硬度10はダイヤモンドであり、人の歯はモース硬度7にランクインします。
鉄はモース硬度が4、ガラスはモース硬度が5なので、いかに歯が硬いかよくわかりますよね。
しかしそんな丈夫な歯でも歯垢が着いていてると、虫歯菌には弱く溶けてしまい些細なことで欠けてしまうことがあります。
さらには無意識で行っている行動が歯が欠けることに繋がるので、歯が欠ける原因を知り予防しましょう。
エナメル質が欠ける原因
一番硬い歯の表面のエナメル質の中は「象牙質」と呼ばれる組織があり、さらにその中に「歯髄」という歯の神経が通っている組織が存在しています。
エナメル質以外は対して硬くないので、エナメル質がしっかりと内側の大事な組織を守っている状態です。
しかし突然歯が欠けてしまうことがあり治療を必要とする場合があります。
外傷で欠けてしまう場合はもちろん突然ですか、実は突然ではなく積もり積もったことが原因です。
歯を欠けないようにするには以下のことに注意してください。
1.虫歯
虫歯は歯の表面に付着した歯垢や食べカスが残り、菌が増殖し酸を出すことによってエナメル質が溶けて柔らかくなってしまったり、穴が空いてしまいます。
エナメル質が溶けた弱い状態で硬い食べ物を噛んで衝撃を与えるとエナメル質が欠けてしまいます。
虫歯を放置すると中でどんどん進行していき、少しの衝撃でも欠けてしまい、最悪抜歯になる可能性もあります。
歯や身体の健康に影響するので、虫歯を放置せずに初期段階で治療を受けてください。
2.酸蝕歯(さんしょくし)
酸蝕歯とは酸性の強い炭酸飲料やお酢、柑橘類などの飲食物を日常的に摂取していると、酸によってエナメル質が溶け出す状態です。
前歯の切端は溶けると薄くなりやすく、またエナメル質が弱くなった部分から虫歯になり欠けることに繋がります。
逆流性食道炎などを患っている方は、酸性度の強い胃液を逆流するので酸蝕歯になる可能性が高まります。
口腔内の平常時は中性ですが、酸性に傾いている時間が長ければ長いほどエナメル質が溶けていくので、食べ物など口腔内に留まっている時間をできるだけ短くし、飲食後や胃液が逆流した場合はうがいをするように心がけましょう。
3.歯ぎしり
歯ぎしりは日中の疲れや日頃のストレスを睡眠時に発散していると考えられています。
日常的に歯ぎしりを行っていると歯にかかる負担が強く、知らず知らずの内に歯のすり減りや亀裂などが見られます。
さらに歯だけでなく顎関節症や肩こり、頭痛にも繋がります。
無意識の行動なので意識的に予防することは難しいですが、歯が欠けたり顎が痛くなる原因になるので、睡眠時にマウスピースを装着して予防しましょう。
幼児の歯ぎしりもよくありますが、大人のストレスとは異なり、成長過程で起きる生理現象です。
噛み合わせを調整するために歯ぎしりを行うと言われていて、乳歯が全て生え揃ってから回数が多くなってきます。
理由は違えど歯に負担がかかるのは同じなので、歯が欠けたりする場合があります。
前歯の揺れや、すり減って神経が見える程ひどい場合は治療を要しますが、基本的には永久歯が揃う頃までは長い目で見守ってると大丈夫です。
4.外傷
事故やスポーツでの転倒などの外傷で前歯が欠けることがよくあります。
幼児から学生が多いですが、社会人・ご高齢の方年齢問わず外傷により前歯が欠けて来院され、場合によっては歯が折れたり抜けていることもあります。
万が一歯が抜けてしまった場合は、その歯を戻す可能性もあるので水道水で綺麗に洗ったりむやみやたらに触ったりせず、牛乳に浸けて(あれば生理食塩水)速やかに歯科医院で治療を受けましょう。
歯が欠けた場合の対処法
□必要以上に触らない
欠けた部分が気になり手や舌で触って確認したくなる思いますが、雑菌が入り炎症する可能性があります。
また、欠けた部分が尖っていると口腔内の粘膜や舌が傷ついてしまうことも考えられるため、欠けた大きさに関わらずできるだけ清潔に保ち、なるべく早く歯科医院に受診しましょう。
□歯ぎしり、食いしばりの予防
歯ぎしりだけでなく食いしばりも過度な力が歯に加わるので、負担を軽減するため睡眠時にマウスピースを装着することが効果的です。
ストレスが大きな原因とされているので、寝る前には好きなことに時間を費やしストレスを解消し、リラックスをして副交感神経を優位にするなどのメンタルケアも大切です。
まとめ
一生涯ご自身の歯が丈夫で暮らせるように、原因を理解し予防することが健康に繋がります。
定期的に歯科医院にて歯のクリーニングや虫歯チェックを行っていると未然に防げることもあるので、欠けてからではなく定期検診で相談するのがおすすめです。
歯並びが気になり始めたら、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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