投稿日:2024.2.26
歯並びがそんなに悪くない場合、矯正する必要はないですか?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
歯並びは人によってレベルが違い、歯列矯正の必要性がないと感じる歯並びから必要性を感じる歯並び様々存在します。
歯並びが少し乱れている程度だと、あまり気にならない場合や、多少気にはなるけれど高額な治療費を出してまで治そうとは思わないでしょう。
しかしそんなに悪いと思わない歯並びでも、不正咬合の可能性やデメリットが生じる可能性があるので、矯正治療で改善が必要な場合があります。
歯並びが少し変わったくらいで何も変わらないと思う方もいるかと思いますが、行うことによって多くのメリットが得られます。
軽度の歯並びでも歯列矯正の必要性をお話ししていきますので、是非参考にしてください。
目次
歯列矯正のメリット
審美性の向上
歯並びの凹凸などが改善され左右対称に綺麗に配列させることで、口元のコンプレックスの解消に繋がります。
口元が出ていて口が閉じづらさを感じている方は、口が閉じやすくなるので見た目の変化は大きいです。
歯を見せて笑えるようになると明るい印象になり、前向きになれたり性格に良い影響が出ることもあります。
輪郭や横顔のEラインも整い、美しい口元を手に入れると自信がつくので、自分を好きになるきっかけになるでしょう。
咬み合わせの改善
歯列が左右対称で正しい位置に修正されるので上下の咬み合わせが良くなります。
健康な体を維持するためには咬み合わせがすごく重要であり、咬み合わせに問題があると全身のバランスが崩れるので、体が歪み姿勢が悪くなります。
あまり関係のないように思いますが、咬み合わせのズレは頭痛や肩こり、腰痛など全身の不調に繋がります。
咬み合わせは機能的な問題や健康への影響に大きく関わってくるので、咬み合わせが悪い場合は何よりも治療すべきことと言えるでしょう。
咀嚼能力が上がる
咬み合わせが悪いと食べ物を細かく噛み砕くことが難しい場合があります。
しっかり咀嚼してから飲み込まないと胃腸に負担がかかるので、消化不良になる可能性があります。
ただでさえ現代人は柔らかい食べ物が好む傾向にあるので、咀嚼回数が減少してきている現状です。
咀嚼回数が少ないと唾液の分泌が少なくなることや、脳への刺激が伝わりにくいので満腹になりにくく食べすぎの原因、認知力の低下などに繋がります。
また口輪筋が低下し、口元のたるみやほうれい線の原因になりやすいです。
よく噛むことにより、「幸せホルモン」という心身の安定をもたらす作用のある脳内物質(セロトニン)が分泌されます。
セロトニンを午前中に分泌することで夜間にメラトニンが生産され、心のバランスが整えられ情緒が安定し質の良い睡眠がとれます。
健康を手に入れるためには「よく噛む」ということがとても大事で、よく噛むためには「正常な咬み合わせ」が必要不可欠です。
虫歯・歯周病予防
凹凸や重なっている部分に歯垢や歯石が溜まりやすく、虫歯や歯周病・口臭のリスクが高くなります。
歯列矯正によって歯が綺麗に配列することによって、溜まりにくく磨きやすい環境を作ることができるので、セルフケアで管理がしやすくなります。
きちんと管理ができる環境を作ることは虫歯や歯周病予防になり、将来的にもご自身の歯が残る可能性は高くなるでしょう。
歯並びがそんなに悪くない場合でも矯正した方がいい理由
必ずしもすべての方に歯列矯正が必要ではありませんが、以下の内容に該当する場合、歯列矯正をおすすめします。
咬み合わせに異常がある
咬み合わせ異常を放置すると日常生活に支障をきたす原因になります。
歯並びに問題はない、または軽度な乱れでも咬み合わせが悪い場合があります。
代表的な不正咬合は以下のような歯並びです。
1)過蓋咬合
過蓋咬合は奥歯を咬み合わせた時に、上顎の前歯が下顎の前歯を覆ってしまう状態のことです。
歯並びは綺麗でも咬み合わせが深いため、下顎の前歯が上顎の前歯や歯茎に強く当たり痛みが出ることや、継続的に歯に過度な負担がかかることで歯の寿命が短くなる可能性もあります。
また食べ物を前歯で噛み切ることが難しく、奥歯や顎関節にかかる負担も大きいので顎関節症になるリスクが高くなります。
一見問題のない歯並びでも咬み合わせに異常があるので、治療の必要があります。
2)八重歯
八重歯は「叢生(そうせい)」の一種ではありますが、日本人のイメージでは「八重歯は可愛い」という風潮があります。
しかし不正咬合であり、海外ではドラキュラのように見えてしまうため、イメージは良くありません。
さらに八重歯は犬歯という歯であり、犬歯には「犬歯誘導」という奥歯を守る重要な働きがあります。
上下の歯を噛み合わせて歯ぎしりのような下顎を横にスライドする動きをした時に、上下の犬歯同士がぶつかり、奥歯が浮く状態になります。
丈夫な犬歯が犬歯誘導を行うことで、横の動きに耐性のない奥歯への過剰な負担を保護へと繋がります。
八重歯の場合、犬歯が接触しないので犬歯誘導が起きず、奥歯に負担がかかるリスクが高く、負担に耐えられず奥歯にヒビや欠けることもあり、知覚過敏・歯周病・顎関節症が懸念されます。
3)上顎前突(出っ歯)
上顎前突の症状にはレベルがありますが、軽症でも歯並びに悪影響を与えています。
咬み合わせが正常ではないので、前歯で噛み切ることが難しい場合や咀嚼能力が劣ってしまうことが考えられます。
また前歯が突出している見た目にもコンプレックスを感じる方が多く、横顔のバランスも崩れやすくなります。
上顎前突の方は口呼吸が多く、口呼吸の場合は歯並びと一緒に改善することが望ましいです。
4)下顎前突(受け口)
下顎前突は上顎よりも下顎が前に突出している咬み合わせ異常で、歯並びは綺麗で問題のないケースもあります。
軽度な場合は前に突出している感じも少ないですが、「切端咬合」といい下顎が少し前に出ていることによって、下顎前歯と上顎前歯の先端が当たっている咬み合わせもあります。
咬み合わせ異常は咀嚼機能の低下や発音に問題が起こりやすく、顎関節にも負担がかかってしまうため、顎関節症のリスクが高くなります。
機能面や審美面にも影響が出るので改善した方が良いでしょう。
歯磨きがしにくい
歯ブラシが当てにくいと感じている方や磨き残しが多い方は、虫歯や歯周病のリスクが高くなるので歯列矯正が必要です。
多少のガタつきでも歯垢は溜まりやすいので、歯磨きが不十分な状態が続くと菌が繁殖して、虫歯や歯周病・口臭の原因に繋がります。
歯並びが綺麗に整うことによって、歯ブラシが当てやすくなり歯垢の除去率が上がるので清潔な口腔内を保ちやすくなります。
コンプレックスに感じる
歯並びは顔の印象にも関わるので見た目にも大きな影響を与えます。
顔の印象の中でも口元は大きな割合を占めるので、歯並びに悩んでいるとコンプレックスになってしまい、笑顔が不自然になったり口元を手で隠すように当てたり、自信の喪失になりかねません。
歯並びがストレスになってくると、精神的な負担から自律神経が乱れ、うつ病になってしまう可能性もあります。
コンプレックスに感じてしまう場合、歯列矯正をすることで自信を回復できるきっかけになるでしょう。
まとめ
歯並びに問題がないと感じている方でも、咬み合わせに問題が生じている可能性は十分にあります。
まずはご自身の状態を理解することが重要です。
そして歯列矯正が必要か確認するためにも専門医に診てもらうことが的確なので、歯科医院で相談を受けることが良いでしょう。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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