投稿日:2023.10.16
歯並びが脳に与える影響とは?
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
しっかりと噛むことが、多くのメリットをもたらすことを知っていますか?
歯並びはお口の中だけでなく、脳の働きにも影響があります。
きちんとしたかみ合わせは食事がしやすいだけでなく、顎は脳にもメリットがあるのです。
そこで今回は、歯並びが脳に与える影響について詳しくご紹介します。
歯並びと脳の関係とは?
お口の中と脳は離れていますが、密接な関係があります。
歯を支えている組織には、「歯根膜」というクッションの役割をしている組織がありますが、しっかり噛むと、この歯根膜に刺激が伝わります。
そうすると、脳の血流が増えて集中力や学習力がアップすることが分かってきました。
記憶力などの関係する海馬は、血液量が減少することで機能が低下して、判断力なども低くなってしまいます。
認知症の方は、全て歯を失っている割合の方が多く、脳が健康的な方は比較的多くの歯が残っているデータもあります。
歯を失う原因の多くを占めている「歯周病」がアルツハイマーの原因にも関係していることも分かっていますが、しっかりと噛むことは脳に対して刺激を与えて、認知症の予防にもつながっています。
歯並びと不快な症状の関係
歯並びが悪くなると、噛む時に負担がかかり、口周りや首の周りの筋肉が緊張します。
また、一部の歯が強く当たってかみ合わせが悪くなったり、気づかないうちに歯ぎしりや食いしばりを繰り返したりしている場合も。
症状がひどくなると、顎関節症や頭痛、肩こりなどを引き起こすこともあります。
顎関節症
口を開ける時に音が鳴ったり、食事をする時に大きな口を開けたりすることが難しい場合もあります。
症状が悪化すると、顎の関節が変形してしまう場合もあり、食事のたびに痛みが出るケースもあります。
初期の段階では症状が軽いですが、違和感を覚えたら早めに相談しましょう。
頭痛、肩こり
お口の中と関係ないように思われがちですが、かみ合わせの不具合は頭痛や肩こりなどと関係があります。
バランスの悪いかみ合わせで長い期間過ごしていると、特定の場所に負担がかかり続けます。
その周りの筋肉が緊張し続けると、肩こりや頭痛などの症状になって現れるケースがあります。
かみ合わせは自然に整うことは難しいので、かみ合わせの不具合を感じたら早めに受診しましょう。
歯並びが悪いと口呼吸にもなる?
通常は、鼻で呼吸する鼻呼吸が正しいのですが、歯並びが乱れていると、お口が閉じにくく口呼吸になりやすいといわれています。
口呼吸には多くのデメリットがありますので、ご紹介します。
・さらに歯並びの乱れにつながる
歯並びは唇を閉じることで、頬や唇からの力でバランスを保っています。
口呼吸をしていると、口が開いている時間が多くなり、唇からの力がかからなくなるため、歯並びがさらに悪くなる可能性があります。
また、歯並びが悪くなることで口が閉じにくくなり、口呼吸になりやすい悪循環になることも。
そのため、口呼吸は早期に改善した方がよい悪習癖です。
・感染症にかかりやすくなる
鼻呼吸をしていると、鼻毛がフィルターの役割をして、ウイルスや細菌をガードしてくれています。
しかし、口呼吸の場合には、ウイルスや細菌がダイレクトに入り込んでしまいます。
さらに、お口を開けているため、乾燥がしやすいとウイルスや細菌が繁殖しやすい環境になってしまうため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
・むし歯や歯周病のリスクが高まる
歯並びが悪いとその部分に汚れが残りやすくなり、ケアもしにくいため、むし歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
また、1度治療しても、歯ブラシが当たりにくいため、また再発を繰り返しやすいデメリットがあります。
・口臭の原因になりやすい
口を開けて呼吸をしていると、唾液の量が減少して乾燥しやすくなり、細菌が増殖して口臭の原因になります。
・集中力が低下する
口呼吸は鼻呼吸に比べて、酸素を取り込む量が少なくなってしまうといわれています。
酸素の量が低下してしまうと、血流が悪くなり、集中力の低下や免疫力の低下につながってしまいます。
歯並びが整う5つのメリット
1 むし歯や歯周病のリスクを軽減する
歯並びが悪いと、歯が重なった部分などに汚れが残りやすくなります。
また、歯ブラシの毛先が届きにくいため、その部分からむし歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
歯並びが改善すると、セルフケアがしやすくなり、むし歯や歯周病のリスクを軽減します。
2 身体のバランスが整う
かみ合わせの不具合から、頭痛や肩こりなどの不調につながってしまうことがあります。
かみ合わせが整うことで、負担がかかっている部分が改善されて、均等に噛むことができるようになります。
そうすると、全身のバランスが整い、これらの不調が改善しやすくなります。
3 明瞭な発音
かみ合わせが悪いと、サ行やタ行などの発音が不明瞭になる場合があります。
歯並びが整うと、空気が抜けることも無くなり、しっかり発音ができるようになります。
4 胃腸の負担が軽減する
食事の際にしっかり噛むことができないと、咀嚼する能力が弱くなります。
食べ物を細かくかみ砕いて飲み込むと消化もよく、胃腸の負担を軽減することができます。
5 かみ合わせのバランスが整う
歯並びがよくなるとかみ合わせのバランスが整うので、特定の歯にかかっていた負担が改善されます。
そのため、顎関節症のリスクの軽減や歯ぎしりしていた方は改善傾向になる場合もあります。
歯ぎしりの原因はいくつか考えられ、1つではないため、歯並びが改善しても歯ぎしりが治らない場合には、ナイトガードで歯を保護する必要があります。
歯並びを整える矯正の種類
・ワイヤー矯正
従来から広く行われている方法で、歯の表面に「ブラケット」という装置をつけてワイヤーを通して、適切な力をかけて歯を少しずつ動かす方法です。
固定式のため、患者さまが操作する必要はありません。
多くの症例に対応しており、重度の歯並びの不正も治療が可能です。
また、ほとんどの矯正歯科医院で治療ができるので、歯科医院を選択しやすい特徴もあります。
・マウスピース矯正
患者さまのお口に合ったマウスピースを製作し、段階的に形の違うマウスピースに交換しながら少しずつ歯を動かす方法です。
マウスピースは取り外しができるため、食事や歯磨きなどは今まで通り行うことができます。
また、透明のマウスピースなので、矯正中の装置が目立ちにくく矯正中の見た目も気になりません。
そのほかには、ワイヤー矯正は1ヶ月に1度程度調整をしますが、マウスピースは1~2週間ごとに交換するため、1度にかかる力が弱いので、ほかの矯正方法に比べて痛みが出にくい特徴があります。
当院では患者さまのお口の状態を確認させていただき、ご希望を考慮した上でよりよい矯正方法をご提案いたします。
お気軽にカウンセリングでご相談ください。
【まとめ】
歯並びと脳は深い関係があります。
特にしっかり自分の歯で噛むことは認知症の予防にもなり、生活の質を向上します。
健康な歯を保つためには、むし歯や歯周病の予防が大切ですが、歯並びがよいことでケアがしやすくなり、お口の健康を整えやすくなります。
また、顎や口周りに負担がかからないため、全身の不具合も起こりにくくなります。
不正な歯並びやかみ合わせの悪さは自然に整うことはありません。
矯正をして歯並びを整える必要があります。
歯並びがよくなると、見た目だけでなくさまざまなメリットがありますので、まずはお気軽に横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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