投稿日:2022.1.17
海外と日本の歯に対する意識の違い
こんにちは!横浜駅前歯科・矯正歯科です。
明日は今年初めての満月が見られる日。冬の澄んだ空で見られる満月は格別な美しさを感じます。
毎月の満月には名前が付けられており、1/18(火)に見られる満月は『Wolf Moon(ウルフムーン)』と呼ばれています。
満月の名前はネイティブ・アメリカンによって名付けられたとされ、繰り返し訪れる満月に名前をつけることで
季節を把握していたとされています。
さて横浜院では、海外留学に行かれる方や海外出張・海外在住の方も多く通っていただいており、
海外とのご縁を少なからず感じています。
矯正治療を始める理由も、「海外へ行く前にキレイにしたい」「海外へ行くために歯並びを整えたい」
というお声をいただくことが度々あります。
皆さまも何となく、日本の方より海外の方のほうが歯並びが良い方が多かったり、歯の意識が高いイメージがあると思います。
そこで今回は、海外と日本の歯に対する意識の違いについてお話していきます。
①歯の違いについて
・歯の形・顎・歯並び
日本→歯は丸っこくて大きめであるのに対し、顎が小さいためうまく収まらずに歯並びが悪くなりやすい
欧米→歯は平面的で小さめ、骨格が大きいためガタつかず綺麗に並びやすい
・歯質、色
日本→エナメル質が薄くて象牙質も黄色っぽいため、それが透けて見えることで歯の色も黄色く見える
欧米→エナメル質が厚くて象牙質も透けにくいため、白く見える
②歯科医院に通う目的
日本→虫歯や歯周病などの治療のために通うことが多い
欧米→予防や審美目的で通うことが多い
③歯並び、歯の美しさに対する意識の違い
日本→必要に駆られた時に行うもの
欧米→歯並びが良いことがステータス、幼い頃から歯列矯正をするのが当たり前
上記のように歯質や骨格などの先天的な違いもありますが、意識の違い・文化の違いも大きく関わっているようです。
例えば・・・
海外では笑顔を見せることが多い、ハグや頬を合わせるなど人と人との距離が近いことから
「歯並びを良くする・口腔ケアを徹底する」のが当たり前、身だしなみと考えられます。要するに必要なことだと捉えている。
一方、日本では人との距離感を大事にする、口元を隠すのが美しい所作であるという文化がありますので
口腔ケアをする意識が薄いのはそのためではないかと考えられています。
骨格的には似ているアジアと比べても意識や文化の違いがあり、日本人の歯並びの悪さは先進国の中では最低レベルと言われています。
(実際に一部の海外の方から、「日本人は歯が汚い」という認識を持たれてしまっているようです・・・😥)
また、社会全体としても世界と日本では矯正治療に対する意識の違いが見て取れます。
例えば・・・
アメリカ:子供に歯科矯正を受けさせるのは親の責任と考えられ、矯正のための積立保険などに加入するケースが多い
イギリス:矯正治療が必要と認定された場合、18歳以下であれば無料で治療を受けられる保険システムがある
カナダ :歯並びが悪いというだけでマイナスなイメージを持たれてしまうため、親が子供に矯正治療を受けさせる文化
韓国 :美容大国と言われるだけあって、審美的な理由で歯並びに対する意識が高く矯正治療を積極的に受ける方も多い
このように世界と比べると、先進国の中では個人的にも社会的にもまだまだ歯科矯正へのハードルは高いですが、
日本人も世界で活躍できる機会も増えており、歯に対する意識も変わりつつあります。
是非みなさんも、歯科矯正・口腔ケアは身だしなみの一環として捉えていただき、素敵な笑顔でコミュニケートしましょう!
歯並びや嚙み合わせについて相談したい方は、無料相談を行っていますので、お気軽に当院へご相談ください。
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