投稿日:2021.9.10
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いが知りたい
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
歯列矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正などの治療方法があります。
矯正治療を始める際に、どちらの治療方法を選ぶべきか迷われる方も多いでしょう。
当院でも「ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いがわかりません」という質問を多くいただきます。
そこで、今回はワイヤー矯正とマウスピース型矯正の違いを比較し、詳しく解説していきます。
ぜひ参考にご覧ください。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いとは?4つのポイントで比較
①矯正の期間と来院頻度
ワイヤー矯正の治療期間と来院頻度
ワイヤー矯正は、1本1本の歯にブラケット装置を装着し、ワイヤーを通して引っ張ることで歯を動かし、歯並びを理想的な位置へ誘導します。
装置が歯に直接固定されているため、持続的に歯を動かす圧力をかけることができます。
ワイヤー矯正の治療期間は、歯列不正の重症度にもよりますが、全体矯正で約2年〜2年半ほどかかることが一般的です。
歯の凸凹(叢生)の重症度や、噛み合わせの状態、歯の動き方は、予定していた期間よりも早く終わったり治療期間が延長したりなど、個人差があり、人によって治療期間が異なることがあります。
通院頻度は約3〜4週間に1回のペースで通院し、細かい調整が必要です。
マウスピース型矯正の治療期間と来院頻度
マウスピース型矯正(インビザライン)の治療期間は約1年半から2年です。
非抜歯の症例が多く、ワイヤー矯正に比べて治療期間が短めです。
ただし、患者様ご本人が計画通りにマウスピースを交換する必要があり、この自己管理が矯正の進行に大きく影響します。
来院頻度はワイヤー矯正よりも少なく、約3ヶ月に1回のペースで経過をチェックします。
②痛みの感じ方と対処法
ワイヤー矯正の痛み
ワイヤー矯正は、歯を動かす痛みや、装置が頬や唇、舌などの粘膜に当たって傷付いたり、口内炎ができてしまうなどの痛みが生じることがあります。
ワイヤーの引っ張る力が常にかかり続けるため、装置をつけたばかりの頃に締め付けられているような痛みが強く出ることがあります。
また、歯を動かす時に、固いものを食べると噛む時に刺激が加わって痛みを感じることがあります。
装置に慣れるまで1週間程度はかかり、「痛くて流動食しか食べられなかった」と話される方もいらっしゃいます。
痛みがあるのは、歯が動いている証拠でもありますが、食事や睡眠を妨げる痛みが続く場合は、我慢せずに担当医に相談しましょう。
ワイヤー矯正の痛みの対処法
● 経過を見る
痛みの経過は歯の移動が進むと1週間程度で落ち着いてきます。
ただし、痛みが強い場合は、我慢せずに担当医に相談しましょう。
● 痛み止めを服用する
歯科医院で処方された鎮痛剤を服用することで、痛みを緩和させることができます。
ただし、薬によって炎症が落ち着くと、歯の動きが遅くなるため、痛みが強い時にだけ使うようにしましょう。
● 矯正用ワックス
装置が口の中の粘膜に当たって痛い場合は、装置に矯正用ワックスを使いましょう。
● ワイヤーを調整する
痛みが強い場合はワイヤーを調整し、緩めることで痛みを軽減することができます。
マウスピース矯正の痛み
マウスピース型矯正の場合は、マウスピースのつけ始めに締め付けられているような圧迫感が生じることがあります。
人によって差はありますがワイヤー矯正よりも痛みが少ない傾向があります。
また、プラスチック製の素材なので、口の中の傷が付きにくいです。
運動時など、特定の時間に外しておくこともできます。
粘膜に擦れて痛みが起こることもありますが、歯科医院で調整ができるため、違和感が強い時には早めに担当医に相談すると良いでしょう。
マウスピース矯正の痛みの対処法
● 経過を見る
マウスピース型矯正はワイヤー矯正よりも痛みが強くないですが、ワイヤー矯正と同様に、歯が動いていくと痛みが和らぎます。
取り外しができるため、一旦外して様子を見ることもできますが、長い時間マウスピースを外したままにしておくと治療の進行が遅れてしまうため、装着時間は意識する必要があります。
● 痛み止めの服用
痛みを強く感じる時には、鎮痛剤を服用することも可能です。
痛みが強い時だけ使うようにしましょう。
● マウスピースの縁を削る
マウスピースの縁が擦れて痛い場合や、口内炎ができる場合には、担当医に相談して、マウスピースを削ってもらうことで痛みが改善することがあります。
③お食事の制限
ワイヤー矯正中の食事の注意点
ワイヤー矯正中は、固定されたブラケットやワイヤーの周囲に食べ物が残ってしまうと、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
そのため、歯磨きがしにくくなる食材には注意が必要です。
例えば、ガム、キャラメル、お餅などの粘着性のある食品や、鶏肉やほうれん草、えのきなどの繊維質の多い食材は、装置にくっついたり絡まったりしやすいため、控えたほうが良いでしょう。
また、硬い食べ物は、装置が外れてしまう原因となることや、歯を動かすときに痛みを感じやすくなるため、硬い食材は細かく切ったり、煮る・蒸すなどして柔らかくしてから食べることをおすすめします。
マウスピース矯正中の食事の注意点
マウスピースを外した状態であれば、飲食物の制限はなく、何でも食べることができます。
ただし、マウスピースを装着したまま、糖分を含む飲み物を飲んでしまうと、歯に密閉され虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。
また、お茶やコーヒーなどの飲み物は、マウスピースが変色してしまうため、外してから飲むようにしましょう。
④口腔内ケアの方法
ワイヤー矯正の口腔ケア
装置が常に口の中に固定されているので、ブラッシングはより丁寧に行う必要があります。
ブラケット装置の周りやワイヤーに付着した食べかすやプラークをしっかり落としましょう。
歯磨き粉は低発泡や、無配合のものが長く磨くことができ、鏡でも確認しやすいのでおすすめです。
山切りになっている矯正用の歯ブラシやタフトブラシを使用すると磨きやすいです。
歯磨き後に虫歯や歯周病を予防するマウスウォッシュを使うこともおすすめです。
マウスピース矯正の口腔ケア
マウスピースはいつでも取り外しが可能なので、歯磨きは矯正前と同じように行うことができます。
マウスピースのお手入れも忘れずに行いましょう。
矯正中に虫歯ができると、虫歯治療が優先され、矯正治療の進行が遅れてしまうことがあります。
また、虫歯治療の影響で以前のマウスピースが合わなくなり、再作成が必要になる場合もあります。
そのため、矯正中は特にセルフケアを丁寧に行うことが重要です。
矯正治療中の口腔ケアについて、こちらの記事も併せてご一読ください。
あわせて読む≫矯正歯科の歯科衛生士が本当にオススメする矯正用歯ブラシは?ラクにキレイに磨いて快適矯正生活♪
精密検査に基づく矯正装置の提案
今回はワイヤー矯正とマウスピース型矯正の比較を行いましたが、装置の適応は口腔内の状態やライフスタイルにも影響されます。
矯正治療を始める前には、レントゲン撮影、口腔内写真、歯型の採取などの精密検査を行い、現状を把握します。
この検査結果をもとに、歯科医師が適切な矯正装置を提案します。
ご自身の症状や生活スタイルに合った治療方法を見つけるために、歯科医師と相談することが大切です。
まとめ
ワイヤー矯正とマウスピース型矯正は、それぞれメリットとデメリットがあります。
まずは歯科医院で精密検査を受け、現状を正確に把握することが重要です。
その上で、ご自身の症状に最適な矯正装置を選びましょう。
ご興味がある方は、是非一度、当院のカウンセリングにお越し下さい♪
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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