投稿日:2023.4.10
矯正中あるある?口内炎の原因3選!
なかなか治らない口内炎に悩んだ経験はございませんか?
何かを食べたり、飲んだりした際に「ズキン」と痛む口内炎がいつまでも治らないと、
不安を覚える方も少なくありません。
そこで本日は、「口内炎がなかなか治らない理由」について、詳しくご紹介いたします。
目次
口内炎ができる原因と種類
一言で口内炎といっても、口内炎になってしまう原因はいくつも考えられ、以下のように分類されます。
①ストレスや睡眠不足などが原因「アフタ性口内炎」
もっとも多い原因と考えられるのが、アフタ性口内炎です。
ストレス、睡眠不足、栄養不足などが原因で免疫力が低下すると生じる恐れがあります。
辺縁が赤く、中心部は白くなっているのが特徴です。
②物理的刺激が原因「カタル性口内炎」
頬の内側を噛んでしまったり、矯正装置があたったり、入れ歯があたったりすることで生じる口内炎です。
粘膜が腫れたり、水ぶくれになったりすることもあり、
アフタ性口内炎にくらべると粘膜との境界が不明瞭であることが特徴です。
炎症しているため、口の中に熱を帯びているように感じたり、口臭が生じたりするケースもあります。
③細菌が原因「ウイルス性口内炎」
ヘルペスウイルスや溶連菌などが原因で、口内炎が生じる場合もあります。
ウイルス性口内炎は激しい痛みを伴うことも多く、水泡が生じることもあります。
治るまで日数もかかり、投薬などで治療が望まれる状況も少なくありません。
また、性感染症でも口内炎が生じることがあり、梅毒、淋病、クラミジアなどや、
自己感染も多いカンジダなどもあげられます。
唾液などの体液からウイルスが感染するため、食器の共有、洗顔後のタオルの共有、
スキンシップ、くしゃみなどにも注意が必要です。
その他の口内炎ができる原因
その他にも、食べ物や金属、薬品などアレルギー反応で生じる「アレルギー性口内炎」、タバコの熱によって生じる「ニコチン性口内炎」など、お口の中に生じる口内炎はさまざまな原因で生じていきます。口内炎がなかなか治らない理由は?
口内炎がなかなか治らない理由は?
アフタ性口内炎であった場合は、1~2週間ほどで自然に治癒していくことが大半です。
また、ウイルス性口内炎であった場合も、自然治癒が見込まれたり、薬の服用で改善が見込まれたりします。
カタル性の口内炎であった場合は、口内炎を引き起こしてしまう原因を改善することで、治癒が見込めます。
矯正治療中に生じる口内炎は、カタル性口内炎である可能性もあります。
ワイヤー矯正中の場合は、金属のブラケットやワイヤーなどがお口の中の粘膜に当たり、
口内炎を引き起こすリスクをともないます。そのままにしてしまうと、
治るどころか悪化してしまう恐れもあるので、「矯正装置が原因で口内炎ができている」
可能性がある場合いは、速やかに一般歯科を受診しましょう。
口内炎がなかなか治らないと、不安を抱いてしまっても無理もありません。
しかし、口内炎の原因はさまざま考えられるので、焦らず適切な処置を行うことが望まれています。
矯正治療中の口内炎でお悩みになった際には、お気軽にご相談ください。