投稿日:2022.8.6
矯正中でも安心!痛くない食べ物をご紹介
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
歯列矯正では、圧力をかけて歯を動かしている時に痛みを感じやすいです。
矯正中の痛みが原因で食事ができないと悩んでいる方も少なくありません。
とはいえ、矯正中も食事を楽しみたいのが本音だと思います。
そこで今回は、矯正中でも美味しく食べられる食事について解説します。
また、矯正中に注意したい食事などについてもあわせて解説。
これから矯正治療を始める方や矯正中の食事内容に悩んでいる方は是非、この記事を参考にしてください。
目次
矯正中は栄養不足になりやすい?
矯正治療中は、慢性的な栄養不足になることも少なくありません。
矯正期間は約2〜3年が一般的。
矯正期間中は痛みが長期的に続くわけではありませんが、痛みで「食事が摂れない」「食事をする意欲が湧かない」といった状態になりやすく、矯正前と比べて体調不良を起こしやすい傾向です。
例えば、栄養バランスが悪くなることで下記のような症状が出ることがあります。
- 便秘
- 肌荒れ
- 風邪をひきやすくなる
など症状や程度には個人差がありますが、栄養不足から免疫が下がって健康状態を悪くするケースもあります。
なお、矯正中に摂りたい栄養素について詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
>>矯正治療中にとりたい栄養素は?おすすめの食品や食べ方の工夫をご紹介
矯正中に食べやすい食事メニュー
矯正中は、上下の歯が当たっただけでも痛みを感じることがあります。
そのため、なるべく咀嚼をせずに食べられる次のような食事メニューが適しているでしょう。
- おかゆ・リゾット
- 豆腐料理
- スープやみそ汁
- ヨーグルト・ゼリー
- バナナ・キウイ
それぞれについて詳しく解説します。
おかゆ・リゾット
おかゆは水分量でお米の固さを調整できるため、食べやすいです。
おかゆの味に飽きた時はトマトリゾットやチーズリゾットにすることで、味のバリエーションが増えて食事を楽しめるでしょう。
豆腐料理
豆腐は舌で潰せる固さで、歯への刺激がほとんどないのが特徴。
夏は冷奴、冬は湯豆腐など季節を問わず食べられるのが魅力です。
スープや味噌汁
スープや味噌汁は、噛まずに食事ができるのが大きなメリット。
具材によっては咀嚼をする必要はありますが、柔らかくしておくと食べやすいでしょう。
また、スープや味噌汁に複数の野菜を入れることで、ビタミンCやカリウムといった成分が溶け出して摂りやすくなります。
他にも発酵食品を使用した味噌汁には善玉菌のエサが豊富のため、腸内環境が整い便秘や肌荒れといった症状の改善に期待できます。
ヨーグルト・ゼリー
柔らかくて喉越しが良いため、ほとんど噛まずに飲み込むことができます。
バナナ・キウイ
バナナやキウイといった果物は柔らかく、あまり噛まずに食べられる食材です。
矯正中は調理の工夫も大切
矯正中は食べやすい食材を選ぶことも重要ですが、調理の仕方を工夫することで痛みを軽減できます。
また、食事のバリエーションも広がり美味しく食べられるため、次の3つの方法を取り入れてみてください。
- 煮込む
- 小さく切る
- ドロドロにする(ミキサーにかける)
それぞれの調理法について詳しく解説します。
煮込む
厚みのある肉や野菜は固くて歯への負担になりやすいです。
煮込み料理にすることで食材が柔らかくなり、噛む回数が少なく済みます。
小さく切る
食材が大きいと噛み切ったりすり潰したりといった動作が必要になり、痛みが強くなる原因になりやすいです。
食材を細かく切ることで噛む回数が減り、痛みを感じにくいでしょう。
ただし、ひと口サイズの大きさは食材によって噛めない、痛いと感じるものもあります。
そのため、ひと口サイズより小さく調理するのがおすすめです。
ドロドロにする
矯正中で特に痛みを感じやすいのは、レベリングのときです。
レベリングとは、歯並びをある程度キレイに並べること。
歯の向きやアーチを正しい位置にするため、歯を大きく動かすこともあり痛みを感じやすい時期になります。
この頃は「上下の歯が触れるだけで痛い!」と感じるケースもあり、その場合にはミキサーを使って食材をドロドロにすることで、痛みを避けた食事が可能です。
矯正中に注意が必要な食事
矯正中は、次の食事を避けるようにしましょう。
- 固い食べ物
- 粘性のある食べ物
- 繊維質の食べ物
- 糖を多く含んだジュース
それぞれについて詳しく解説します。
固い食べ物
肉やナッツといった固い食べ物は、噛んだときに歯の痛みを強く感じやすい傾向です。
どうしても食べたい時には、歯への負担にならないよう調理の仕方を工夫する必要があります。
粘性のある食べ物
キャラメルやガムといった粘性の強い食べ物は、矯正装置について取れなくなることも少なくありません。
また、装置が外れる原因になることもあり、矯正中は避けるようにしましょう。
もし、矯正中でもガムが食べたい場合は歯にくっつきにくいガムを選ぶのがおすすめ。
繊維質の食べ物
ほうれん草やもやしといった繊維質の多い野菜は、歯と矯正装置の間に挟まりやすいです。
また、繊維が装置に絡まりやすく、歯磨きに時間がかかりやすいです。歯磨きをする時間が十分にとれない時は、繊維質の食事は避けるようにしましょう。
糖を多く含んだジュース
甘いジュースは、虫歯の原因になることがあります。
特に矯正中は装置を付けているため、唾液の洗浄や殺菌といった効果を受けにくい状態。
甘いジュースを飲んだまま長時間過ごすのは虫歯のリスクを高めます。
ジュースを飲んだ後は、しっかりと歯磨きするのを意識しましょう。
マウスピース型矯正は食事制限がない?
マウスピース型矯正は、マウスピースを交換しながら歯並びを整える治療法で、取り外しが可能。
一方で、表側矯正や裏側矯正(舌側矯正)は歯の表面にブラケットやワイヤーを固定していて、矯正中は取り外すことができません。
マウスピース型矯正の場合は食事の際にマウスピースを取り外せるため、食事制限がないと言われています。
しかし、マウスピース型矯正も他の矯正方法と同じように歯を動かす時には顎の骨の代謝が起きていて、刺激を加えると痛みがでる可能性があります。
そのため、マウスピース型矯正で治療をする場合にも固い食べ物は避けるようにしましょう。
他にも、熱い飲み物や糖の多い飲み物には注意が必要です。
マウスピースを装着している時に飲み物を飲むことはできますが、常温または冷たい水が基本。
熱い飲み物はマウスピースが変形してハマらなくなる原因になるため、熱い飲み物はマウスピースを外してから飲むようにしましょう。
また、糖を含んだ飲料水はマウスピースの隙間から歯に付着します。
マウスピースを装着しているときは唾液の効果を受けにくいため、虫歯や歯周病のリスクが高まりやすいです。
ジュースを飲んだ後はしっかりと歯磨きを行い、虫歯や歯周病を予防しましょう。
まとめ
矯正中は、痛みが原因で食事を楽しめないと感じる場面も少なくありません。
食欲がない場合には無理に食べる必要はありませんが、食材や調理方法を工夫することで矯正中でも美味しく食べることができます。
特に矯正を始めた頃は強い痛みがでやすく、食事ができないこともあると思います。
しかし、痛みはずっと続くわけではなく徐々に治っていくと同時に食事もできるようになる傾向です。
痛みの度合いに応じて、噛む回数の少ない食材から食事をするのがおすすめ。
「どういった食事内容にすればいいのかわからない」とお悩みの方は、当院のスタッフにお声がけください。
ライフスタイルにあった食事内容を一緒に考えていきましょう。
歯並びが気になる方は、どんな些細な内容でも当院へお気軽にご相談ください。
★矯正治療は横浜駅前歯科・矯正歯科へ!
専門のカウンセラーが詳しくお話させていただきます。
≫無料矯正カウンセリングのご予約はこちら☆
★横浜駅前歯科・矯正歯科のInstagramでは、
様々な症例や歯科に関する情報を投稿しています!是非フォローお願いします★
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。