投稿日:2022.4.15
職業別!矯正装置の選び方~CAさん編~
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
職業によっては表側の装置が「会社的にNG」とされているなど装置の向き不向きがあるようです。
カウンセリングを行っていて、一番明確にNGがあるのが客室乗務員(CA)の方々でした。
それぞれ会社ごとに矯正治療に関する規定に違いはあると思いますが、ほとんどの方が「表側に装置がつくのはダメと言われています」とおっしゃいます。
しかし、CAさんにとって歯並びはお客様に最高のサービスを提供するためのプロ意識の一つ。
そこで今回は「職業別の矯正装置選び〜CAさん編〜」についてお話しします。
目次
CAさんは歯列矯正するべき?
客室乗務員(CA)の役割は、お客様に快適な空の旅を提供すること。
そのため、お客様に安心感を与え、信頼関係を築く上で洗練された身だしなみや美しい笑顔が欠かせません。
その中で笑顔はコミュニケーションツールとなります。
そして実はその笑顔、歯並びが大きく影響しているのです。
歯並びが整っていると魅力的な笑顔になり、自信を持って接客できるようになります。
また、発音も明瞭になり、よりスムーズなコミュニケーションが可能になるのです。
CAさんにおすすめの矯正装置は?
CAさんが矯正治療を行うとしたら、「目立たないこと」が条件になります。
この条件を満たす矯正装置は、「裏側矯正」もしくは「マウスピース型矯正」です。
※それぞれの特徴を簡単に表にまとめましたので、下記をご参照ください↓↓
※抜歯の条件や期間については症例により、上記と異なることもあります。
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に矯正装置を装着するため、表からは全く見えません。
CAさんのように人前に出る職業の方でも見た目を気にせず治療を受けられます。
しかし、歯の裏側は複雑な形をしているため、オーダーメイドの装置が必要になります。
そのため、表側矯正に比べて費用が高くなりがちです。
また、歯の裏側に装置があるため、慣れるまでは発音しづらくなることがあります。
裏側矯正は、これらの点を理解した上で治療を始めることが大切です。
また、歯科医師の高度な技術と経験が必要になります。
実績や症例数などを確認し、信頼できる矯正歯科に受診しましょう。
マウスピース型矯正(インビザラインなど)
マウスピース型矯正は、透明なマウスピースを装着して歯を動かす方法です。
目立ちにくいのが特徴で、CAさんのように笑顔を見せることの多い職業の方でも周囲の人にほとんど気づかれず矯正治療を進められます。
また、マウスピースは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に邪魔になりません。
CAさんは不規則な生活になりがちですが、マウスピース型矯正なら口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。
マウスピース型矯正は、軽度~中等度の歯並びの改善に適しているため、重度の不正咬合の場合は他の矯正方法と組み合わせるなど、治療計画を工夫する必要があります。
また、マウスピースは1日20時間以上の装着が必要であり、自己管理が重要です。
装着時間を守らないと治療期間が延びたり、計画通りに歯が動かなかったりする可能性があります。
矯正装置はどう決まる?
どの装置を使うか、迷いますよね。当院では、「永久歯の抜歯が必要かどうか」を基準に矯正装置の種類を検討します。
抜歯を必要とするほどの凸凹であればワイヤー矯正である「裏側矯正(舌側矯正)」を、抜歯は必要ない程度の凸凹は「マウスピース型矯正」を用いることが多いです。
しかし、歯並びの状態によっては、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を組み合わせた「ハイブリッド矯正」を行うこともあります。
これは、それぞれの装置のメリットを活かす方法です。
また、歯並びによっては一時的に表側に装置を付ける必要がある場合もあります。
しかし、当院は裏側矯正を得意としており、他院で表側矯正を勧められた方でも裏側矯正(舌側矯正)で治療できるケースが多くありますので、まずはお気軽にご相談ください。
CAさんが抑えておきたい矯正治療の流れ
矯正治療は、主に以下の流れで行われます。
ステップ1:カウンセリング・検査
レントゲン撮影や口腔内スキャンなどを行います。
CAさんのライフスタイルやフライトスケジュールも考慮し、無理なく通院できる治療計画を一緒に考えていきます。
ステップ2:矯正開始・定期的な通院
歯並びの状態やご希望に合わせて、矯正装置を選びます。
矯正装置を装着したら定期的に通院し、歯の動きを確認しながら調整を行います。
CAさんの場合は、フライトスケジュールに合わせて調整日を予約できるか、事前に確認しておくことが大切です。
ステップ3:保定期間
矯正治療が完了したら歯並びが後戻りしないように、保定装置を装着します。
保定期間は個人差がありますが、矯正装置を付けていた期間プラス半年です。
CAさんが矯正治療を受ける際の注意点
CAさんは、不規則な勤務や長時間のフライトなど、特殊な労働環境にあります。
そのため、矯正治療を受ける際は以下の点に注意が必要です。
食事・歯磨きに注意する
ワイヤー矯正の場合は、食べ物が詰まりやすいです。
さらに粘着性のある食べ物や硬い食べ物は、装置の破損につながるため、矯正中は避けるようにしましょう。
丁寧に歯磨きを行い、虫歯や歯周病を予防することが大切です。
マウスピース矯正の場合は、食事の際に装置を外せるため、比較的食事制限は少ないですが、食後は必ず歯磨きをしてから装置を装着するようにしましょう。
定期的なメンテナンスを受ける
矯正中は虫歯や歯周病になりやすいため、定期的にクリーニングが欠かせません。
フライトスケジュールによっては通院が難しくなることも多いため、矯正の調整日にクリーニングも一緒に受けることをおすすめします。
体調管理を行う
疲労やストレスは免疫力を低下させ、歯周病のリスクを高める原因となります。
CAさんは生活リズムが乱れやすく、ストレスも溜まりやすい職業です。
十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけ、心身ともに健康な状態で矯正治療を進めましょう。
CAさんが歯列矯正と仕事を両立させるコツ
矯正治療を始める前に同僚や上司に相談し、理解と協力を得ましょう。
定期的な通院のためのスケジュール調整など、周囲の理解があれば安心して治療に専念できます。
また、フライトスケジュールと歯科医院の予約を調整し、無理のない計画を立てましょう。
特に、長距離フライトや時差のあるフライトの前後は体調の変化に注意し、予約を避けるなどの工夫が必要です。
矯正中は、口腔内の衛生管理や体調管理に気を配る必要があります。
フライト中は、乾燥や気圧の変化によって口腔内トラブルが起こりやすいため、携帯用の歯ブラシなど常備し、こまめなケアを心がけましょう。
また、痛みや違和感を感じた場合は、すぐに歯科医師に相談することが大切です。
まとめ
CAさんにおすすめの矯正方法は、「裏側矯正」と「マウスピース型矯正」です。
どちらも目立ちにくく、CAの仕事にも支障をきたしにくいメリットがあります。
当院では矯正相談を受付けています。
歯並びが気になる方は、お早めにご相談されることをおすすめいたします(*^^*)
矯正専門のカウンセラーが詳しくお話させていただきます。
無料カウンセリングはこちらから☆
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。