投稿日:2023.5.2
あなたの舌はどこにくっついてる?舌の正しいポジションってどこ!?
こんにちは。横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
皆さんは、お口を閉じている時、舌はどこにくっついていますか?
上顎にくっついている方、下にある方、前歯にくっついている方、様々ではないでしょうか。
実は舌には正しいポジションがあります。
本記事では「舌の正しいポジション」について、詳しく解説します。
目次
正しい舌のポジションをチェック
まずは、正しい舌の位置をチェックしてみましょう。
正しい舌の位置は、舌の先がスポット(上の前歯の後ろの歯茎)に触れており、舌全体が上顎にくっついている状態です。
逆に、舌の先が前歯にくっついているというかたは、間違った位置についている可能性があります。
また、歯並びや噛み合わせが悪いかたは、舌が下にあることが多いです。
この状態を低位舌(ていいぜつ)と呼び、舌の筋肉が十分に発達しておらず、正しく使えていない可能性があります。
舌が正しい位置にないとどうなる?
舌を正しい位置でキープしようとすると疲れてしまう…という場合は筋肉が衰えているのかもしれません。
それによって、以下のような悪影響を及ぼす可能性があります。
口呼吸になる
舌が下にあると気道が狭くなり、口呼吸になりやすくなります。
口呼吸をするとお口の中が乾燥します。
唾液には洗浄作用や抗菌作用などがありますが、口呼吸によりこれらの唾液の作用が働きにくくなります。
その結果、虫歯や歯周病などの疾患や、口臭などを引き起こしてしまうことになります。
また、空気中のウイルスや細菌を直接吸い込んでしまうため、風邪を引きやすくなってしまいます。
歯並びが悪くなる
舌が前歯を押すように位置している場合、歯並びが悪くなる可能性があります。
舌は筋肉でできています。
長期間に渡って歯を押すことにより、歯を動かすのに十分な力を加えます。
そのため、「出っ歯」や「すきっ歯」、「開咬(奥歯で噛んだとき、前歯に隙間ができる噛み合わせ)」になる可能性が高くなります。
歯列矯正の“後戻り”の原因となる
舌が正しいポジションにない場合、歯並びを整えても、後戻りすることがあります。
また矯正中においても、歯が動くスピードが遅くなる可能性があります。
そのため、歯列矯正治療を受ける場合は、歯や骨の状態だけではなく、舌のポジションも考慮することが大切です。
あわせて読む»»矯正したのに歯並び崩れた!“あと戻り”の原因とキレイな歯並びを保つ方法
トレーニングで舌を正しい位置に
これまでご説明した通り、舌を正しいポジションに保つことは重要なことです。
ここでは、自分でできる舌のトレーニングを2つ紹介します。
あいうべ体操
あいうべ体操は、お口の周りの筋肉や舌を鍛えるためのトレーニングです。
- お口を大きくあけて、「あー」
- 口を大きく横にひろげて「いー」
- 口を強く前に突き出して「うー」
- 舌を下に突き出して「べー」と、のばします。
1回につき5秒、毎日30回を目安におこないます。
声は出さなくてOKです!
このトレーニングをおこなうことにより、舌のポジションや口呼吸が改善される可能性があります。
ただし、顎に痛みがあるかたや、顎関節症のかたは、「い・う」のみおこないましょう。
ポッピング
ポッピングは、舌を正しく上顎におさめるために必要な筋肉を鍛えるトレーニングです。
①口を開け、舌全体を上顎に吸い上げます。このとき、舌の先はスポットにあります。
②舌を下に滑らせながらおろしてポンッと鳴らします。
こちらを10回行いましょう。
まとめ
『正しく舌のポジションを保つ』
これは、歯並びやお口周りの機能を維持するためにとても大切なことです。
トレーニングは、歯科医師または歯科衛生士から指導を受けることをおすすめします。
また、歯並びに悩んでいる場合は、当院の歯列矯正で改善することができます。
まずはお気軽に無料カウンセリングでご相談ください。