投稿日:2024.2.14
裏側矯正が適用できないケースとは?装置選択の基準をチェック!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
「歯並びが気になるけれど、矯正治療は目立つ……」という思いから、裏側矯正を選ぶ方もいらっしゃるでしょう。
しかし、裏側矯正ができないケースも中にはあります。
今回は、裏側矯正とは何か、メリット・デメリットを踏まえて、治療ができないケースを解説します。
目次
裏側矯正について
まずは、裏側矯正の特徴やメリット・デメリットを解説します。
裏側矯正の特徴
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットと呼ばれる米粒くらいの小さい矯正装置を貼り付けて、ワイヤーを通して歯並びを整える方法です。
一般的には、歯の表面に矯正装置を貼り付ける「表側矯正」が広く知られています。
しかし、目立ちにくい矯正をお探しの方には裏側矯正治療がおすすめです。
裏側矯正装置は、患者さんの歯の形に合わせて製作する必要があるため、歯の型取りをしてから装置を作ります。
矯正装置がぴったり合うため、違和感を抑えることができるのも特徴です。
また、当院は矯正治療を専門に行っているため、豊富な経験や知識を用いて患者さんに寄り添った治療計画を立てることが可能です。
そして、通常歯の型取りは粘土のような素材を使用して採取しますが、当院はデジタルスキャンカメラでも採取することができます。
そのため、歯の型取りで「オエッ」となる嘔吐反射が強い方も精密検査などを安心して受けやすいでしょう。
さらに、当院の裏側矯正装置は、セルフライゲーションシステムを採用しています。
通常は、歯に固定している矯正装置にワイヤーを装着するために、細いワイヤーで1本1本結ばなくてはなりません。
しかし、セルフライゲーションシステムであれば細いワイヤーで歯に固定する必要はなく、歯に固定している装置の溝にワイヤーを通したらシャッターを閉めるだけでよいのです。
そのため、ワイヤーを調整する時間の短縮ができ、患者さんの負担を軽減できます。
そればかりか、ワイヤーの摩擦が減るため、矯正治療中の痛みが減るのも特徴です。
このような裏側矯正治療により、一般的な表側矯正治療と同等の期間で裏側矯正治療を終えることが可能です。
裏側矯正のメリットとデメリット
裏側矯正は、目立ちにくい矯正装置のため人気を高めています。
しかし、矯正治療を始める前にメリット・デメリットをしっかり理解しておくことが大切です。
【メリット】
- 目立ちにくい
- むし歯になりにくい
- 舌の癖を防止できる
- 歯の表面が傷つかない
- 前歯を奥に引っ張ることに向いている
上記のようなメリットが挙げられます。
1.目立ちにくい
受け口の最大の特徴ともいえるメリットです。
矯正治療中も人目を気にすることなく矯正治療ができるのがポイントです。
2.むし歯になりにくい
歯の裏側に装置がある方が表側に装置があるよりもむし歯になりにくい傾向にあります。
理由は、歯の裏側は唾液に触れる時間が長いからです。
唾液には、抗菌作用や自浄作用などお口のなかを清潔に保つ役割があるのです。
3.舌の癖を防止できる
歯の裏側に装置があることが気になり、舌が歯に触れるのを避けるようになることがあります。
これにより、歯の裏側を舌で触れる癖がなくなり、きれいな歯並びをキープしやすいです。
舌の癖が原因で歯並びが乱れている方は、一石二鳥の装置ですね。
4.歯の表面が傷つかない
歯の裏側に装置を貼り付けるため、装置を取り外したときも歯の表面には傷はつきません。
もちろん、歯の裏側にも傷がのこらないように専用の器具で丁寧に装置は取り外しますのでご安心くださいね。
5.前歯を奥に引っ張ることに向いている
歯並びが原因で出っ歯や受け口になっている方は、裏側矯正の特性により歯を後方に効率よく引っ張れます。
【デメリット】
- 発音しにくい
- 費用が高い
- 対応している歯科医院が少ない
裏側矯正をはじめるのであれば、デメリットもしっかり理解しておきましょう。
・発音しにくい
歯の裏側に装置があると、矯正治療を始めたばかりは違和感があり発音しにくい傾向があります。
慣れてこれば会話にも支障はありません。
・費用が高い
表側矯正よりも裏側矯正の方が費用は高いです。
いくら裏側矯正をしたくても費用をご用意できなければ治療はできません。
当院はデンタルローンを選択することもできますので、ご相談くださいね。
・対応している歯医者が少ない
裏側矯正を行う歯科医師は、専門的な知識や経験が豊富でなければなりません。
そのため、裏側矯正を選択したいとお考えであれば、裏側矯正治療を取り扱っている医院でご相談しましょう。
裏側矯正ができないケース
ここからは、裏側矯正ができないケースを解説します。
舌が大きすぎる
舌が大きすぎる方は、裏側矯正装置が邪魔に感じるかもしれません。
滑舌や食事にも影響がでることがありますので、よく考えましょう。
過度な過蓋咬合
過蓋咬合(かがいこうごう)とは、下の歯に上の歯が3分の2くらい覆いかぶさっている状態です。
下の歯が見えないくらい過蓋咬合の方は、裏側矯正装置が外れやすいためお断りさせていただくことがあります。
軽度な過蓋咬合であれば、奥歯の噛み合せを調整する「バイトアップ」を行いながら治療を進めることが可能です。
歯並びが乱れすぎている
歯並びが乱れてすぎるというのは、歯と歯がぴったりと重なっていたり、歯が過度に捻じれたりしている状態です。
このケースは、歯の裏側に装置を貼り付けることができません。
裏側矯正を行っていない
裏側矯正は、専門的な知識や経験がいるため、取り扱いのない歯科医院もあります。
目立ちにくい裏側矯正装置で治療を進めたいと考えている方は、歯科医院のホームページやお電話で裏側矯正を行っているかどうか確認しておくとよいでしょう。
デメリットを理解していない
先程お話ししたような裏側矯正のデメリットを理解しておく必要があります。
デメリットを理解していないまま治療を進めると、患者さんのモチベーションが下がったり、トラブルになったりするリスクがあります。
カウンセリング時などに、メリットとデメリットをしっかり説明してもらいましょう。
裏側矯正ができないときの対応
裏側矯正ができないと言われた方も、矯正治療を諦める必要はありません。
裏側矯正が諦められなければ、セカンドオピニオンを受けましょう。
そして、裏側矯正ができないと判断された場合は、他の矯正装置を視野にいれるのがおすすめです。
表側矯正
表側矯正は、歯の表面に装置を1本1本貼り付けてワイヤーを通して歯並びを整える方法です。
裏側矯正に比べると歴史が長いため、取り扱う歯科医院が多くさまざまな歯並びに対応しています。
治療は、3週間に1回のペースで通っていただき、ワイヤーを交換します。
裏側矯正よりも費用が安価なので、費用面も含めてよく考えましょう。
また、当院では上の歯は裏側矯正装置、下の歯は表側矯正装置を用いた「ハーフリンガル」を選択することも可能です。
費用を抑えて、目立ちにくい矯正を進めることができますよ。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正装置は、透明のトレーを用いた取り外し式の矯正治療です。食事や歯磨き以外の時間は、装置を付けて置く必要がありますので、自己管理が大切です。
目立ちにくい矯正装置をお探しの方におすすめですよ。
通院は、最大3ヶ月に1回くらいでよいため、お仕事や学校がお忙しい方も続けやすいでしょう。
また、装置を直接歯に付けるわけではないので、歯が重なり合ったり、ねじれていたりしても対応できることが多いです。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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