投稿日:2023.10.23
裏側矯正が高額な3つの理由!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
矯正はいくつか種類があるのをご存じですか?
以前は金属の装置にワイヤーがついている表側矯正が主流でしたが、矯正の技術の進歩や矯正中の見た目を考慮して、いくつか矯正方法があります。
透明のマウスピースで矯正するマウスピース矯正や歯の裏側に装置をつける裏側矯正もその中の1つです。
そこで今回は、歯科矯正の中で裏側矯正はどうして高額なのかについて詳しくご紹介します。
目次
一般的な矯正の種類
・表側矯正
表側矯正は、歴史のある矯正方法で、多くの歯並びに対応しています。
歯の表面にブラケットという装置を着けてワイヤーを通して、適切な力をかけて少しずつ歯を動かしていく方法です。
以前は金属の装置が主流でしたが、金属の見た目が気になってしまう場合もあるため、白や透明のブラケットやワイヤーを選択できるようになってきました。
ただし、食事の後などは食べ物が挟まりやすく、食後のケアが大切です。
矯正治療の中では、一番費用を抑えて治療ができる矯正方法です。
・裏側矯正
歯の裏側にブラケットとワイヤーを通して矯正装置を着けて、適切な力をかけて歯を動かす矯正方法です。
歯の裏側に矯正装置を着けるため、目立ちにくい特徴があり、「リンガル矯正」や「舌側矯正」とも呼ばれています。
奥歯の部分だけ歯の表面に装置を着ける場合もあります。
裏側矯正の大きな特徴は矯正中の見た目を気にしなくてよいことです。
接客や営業などで、お客様とお話する機会が多く、矯正装置が見えることが気になる方におすすめの方法です。
ただし、技術力が必要になる点や表側矯正に比べて時間がかかる点などから表側矯正に比べて費用が高くなります。
・マウスピース矯正
患者さまのお口にぴったり合ったマウスピースを製作して段階的に違うマウスピースに交換しながら、少しずつ歯を動かしていく方法です。
取り外しができるため、食事や歯磨きがしにくくなることがありません。
また、透明のマウスピースのため、矯正中の見た目がほとんど分からないメリットがあります。
ただし、マウスピース矯正は20~22時間の装着したことを仮定してシュミュレーションをしています。
20~22時間の装着が必要ですが、少しくらい……。と取り外している時間が増えてしまうと、治療計画通りに歯が動かない場合があります。
また、マウスピースが合わなくなってしまい、作りなおさなければいけない場合も考えられます。
そのため、マウスピース矯正は自己管理が必要で、マウスピースの装着時間、順番通りにマウスピースを交換する、マウスピースを洗浄するなどの管理ができることが条件になります。
裏側矯正が高い3つの理由とは?
1 オーダーメイドの矯正装置を使用するため
歯の表側はそのまま装置を着けていきますが、歯の裏側は形が複雑で操作がしにくい部分です。
表側と同じ方法では、装置を着けることができないため、模型の型取りをします。
その上で、ワイヤーがまっすぐになるような高さや厚み、角度などを計算してコアを作製して、実際に歯にはめてブラケットを装着します。
そうすると、装置のクオリティが上がりますが、その分コストが高くなります。
2 技術力が必要なため
歯の表側と裏側を比較すると、装置を着ける時だけでなく、調整をする際にも歯が見えにくいため、操作がしにくくなります。
そのため、高い技術力が必要になり、費用が高くなります。
3 時間がかかるため
裏側矯正に使用する装置は、患者さまの合わせた物を作製するため、型取りをしてから時間がかかります。
表側矯正の場合、装置を作製するステップがないため、その分時間を短縮することができます。
裏側矯正の2つのメリットとは?
1 装置がほとんど目立たない
裏側矯正の大きな特徴は装置がほとんど目立たないところです。
歯並びを整えたい方で矯正装置が目立ってしまうことが、矯正治療にふみ切れない方も多いのではないでしょうか?
表側矯正の装置の見た目は、白や透明のブラケットを使用することで改善されてきていますが、さらに裏側矯正の場合にはほとんど見た目が分からないメリットがあります。
矯正中の見た目が気になっていて矯正ができなかった人にもおすすめの方法です。
2 矯正中でもオフィスホワイトニングが可能
歯の表面に矯正装置が着いていると装置が外れるまでホワイトニングをすることができませんが、裏側矯正の場合には歯科医院で行うオフィスホワイトニングをすることが可能です。
整った歯並びを手に入れると歯の白さも気になるといわれています。
裏側矯正の場合には矯正が終了する前でも、歯を白くすることができます。
裏側矯正のデメリットとは?
1 矯正装置に慣れるまで話にくい場合がある
裏側矯正は、装置が裏側に着くため、矯正装置に慣れるまで舌の動かす範囲が狭くなってしまう場合があります。
歯並びが整ってくると話にくさは改善されていきますが、装置が裏側に着いている分、話にくさを感じる場合があります。
特にサ行、タ行、ナ行が発音しにくい傾向になりますが、一般的には1~2ヶ月程度で慣れてくる方が多いでしょう。
2 歯磨きがしにくい
歯の裏側は矯正装置が着いていなくても、歯ブラシの毛先が届きにくく、歯磨きがしにくい部分です。
また、矯正器具は装置に汚れが残りやすく、歯みがきがしにくいです。
歯の裏側は、エナメル質が厚いため、表側に比べてむし歯にはなりにくいですが、きちんとケアをする必要があります。
毛先だけの「タフトブラシ」などを併用して、細かい汚れを落とすことが大切です。
3 舌に口内炎ができやすい
矯正の装置を着けたばかりの時期は口内炎ができることがあります。
装置にワックスをつけて保護すると落ち着くことがほとんどですが、裏側矯正は装置が舌に当たりやすいので、口内炎ができる場合があります。
4 食事がしにくい
今まで入っていなかった装置が着いているため、慣れるまで食事がしにくい場合があります。
また、表側装置の場合もそうですが、調整をしたばかりの時は歯に力がかかっているため、食事で噛んだ時に違和感を覚えることがあります。
ただし、継続する違和感ではなく、徐々に慣れていきます。
固い物を食べると違和感が出やすい傾向になりますので、調整をしたばかりの時はうどんなどの麺類を食べると違和感が出にくいです。
また、数日経過すると、違和感がなくなることが多いので、調整後は少し食事をやわらかめのものにすることをおすすめします。
【まとめ】
裏側矯正は自分で管理する必要が少なく、矯正中の見た目もほとんど分かりにくい矯正方法です。
ただし、装置をオーダーメイドのものにしたり、技術力や手間がかかったりするため、表側矯正に比べて費用が高額になります。
表側矯正、裏側矯正、マウスピース矯正のそれぞれにメリット、デメリットがあるので、ご自分が優先させたいのは何かを検討するとスムーズに治療方法が決まります。
矯正中の見た目を優先したいのか、自己管理をしない方がよいのか、費用を抑えたいのかなど検討する項目はいくつかあります。
また、患者さまの歯並びによってはご希望の矯正方法が適用にならない場合もありますので、歯並びが気になる方はまずはカウンセリングで相談することをおすすめします。
矯正方法の種類や患者さまに適用する方法などもお話させていただきます。
当院では患者さまとのコミュニュケーションを大切に分かりやすい説明を心掛けておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
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