投稿日:2023.7.5
裏側矯正~しゃべり方のコツは?~滑舌が心配な方必見です!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
「矯正をすると話しにくいの?」
矯正を検討している方の中には、滑舌に影響が出るか気になる方もいるのではないでしょうか。
矯正中の滑舌は、慣れると気にならなくなりますが、矯正装置をつけたばかりの時は少し影響がある場合があります。
ただし、舌のトレーニングや話し方を意識することで、改善されていきますので、ご安心ください。
そこで今回は、裏側矯正をした時のしゃべり方のコツについてご紹介させていただきます。
目次
矯正中も目立ちにくい裏側矯正とは?
裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置をつけるので、見た目が分かりにくいです。
矯正中の装置の見た目が気になって、矯正を迷っている方にもおすすめの方法です。
また、矯正装置に食べ物が挟まって見た目が気になることもないため、食事の際にストレスが少ない方法です。
そのほかには、表側矯正の場合には、ブラケット装置を外す際にエナメルクラックという歯にひびが入る可能性があります。
しかし、裏側矯正の場合には、表面に比べてエナメル質が厚いため、ひびが入りにくい特徴があります。
また、裏側は唾液腺があるので、唾液の働きを効果的に受けることができます。
唾液には、汚れを洗い流す作用や再石灰化を促進する働きがあるので、むし歯予防の効果も期待できます。
さらに、衝撃を受ける可能性があるコンタクトスポーツも、矯正装置が当たって表面の粘膜を傷つける可能性が少ないので、制限することなく楽しめます。
矯正治療で発音しにくくなる音
矯正治療をしていて、発音しにくいのは「サ」「タ」「ナ」「ラ」の音が発音しにくくなりやすいです。
これらの発音は、舌を歯の裏側に当てて発音する音のため、裏側矯正の装置が着いていると発音しにくくなります。
舌と前歯の歯ぐきによって発音されるため、舌側にブラケット装置がつくと、今までと違う感覚に慣れるまでに時間がかかるでしょう。
裏側矯正で滑舌に影響が出る3つの原因とは?
1 舌の動きの制限
裏側矯正の装置がつくことで、舌の動きが制限される場合があります。
また、舌をつけて発音をする言葉の場合、舌が装置に当たることで、初めは違和感を覚える場合もあります。
そのため舌の接触が変わり、振動なども変化することがあるため、滑舌に影響が出る場合があります。
2 発音が不明瞭になる
今まで、舌が歯に当たって発音していたのに、装置に当たって発音するようになることで、摩擦が生じて、発音がはっきり聞き取りにくくなる場合があります。
舌の動きが必要な音に影響が出やすいです。
3 音の共鳴が変わるため
裏側矯正の装置がつくことで、音の共鳴が変わる場合があります。
そのため、装置の存在で音の発音の響き方が変わると、滑舌に影響が出ることも。
ただし、お口の中の状況によっては、これらの影響がない場合もあります。
また、滑舌に関しては、感じ方にも個人差があります。
徐々に慣れていきますので、あまり気にせず、積極的に話すようにしましょう。
裏側矯正で滑舌に影響が出るのはいつ?
矯正をスタートした時
矯正装置が入ったばかりの時は、装置に慣れるまでにもある程度時間がかかることがあります。
舌の制限される感じや発音のしにくさに戸惑うこともあるかもしれませんが、徐々に舌の位置や動かし方に慣れてくると、スムーズに話しやすくなります。
慣れるまでの期間
元の歯並びによっても、舌の動きの制限される程度が異なりますが、数週間から数か月程度で慣れていくことが多いでしょう。
徐々に発音の改善が見込めますので、話しやすい言葉から少しずつ話にくい言葉を慣らしていくとよいですね。
裏側矯正のしゃべり方のコツとは?
1 舌や口周りの筋力をトレーニングする
裏側矯正は、矯正器具が舌側につくため、舌を動かせる範囲が少し狭まります。
そのため、舌を動かさないでいると、舌の筋力や口周りの筋力が低下してしまい、滑舌にも影響を及ぼしやすくなってしまいます。
舌の筋力をトレーニングするためには、上あごの少し出ている部分に舌を吸いつけて、ポンと音が鳴るようにしてはじきましょう。
10回を1セットとして1日3セット程度行いましょう。
また、上あごの出ている部分に舌をつけながら、口を開けたり閉じたりするオープンアンドクローズも有効です。
この時、ゆっくり開閉をするのがポイントです。
そのほかには、「あいうべ体操」もおすすめです。
1 「あ」
実際に声はださなくても良いのですが、「あ」と声を出す時のように大きな口を開けましょう。
口周りの筋力が鍛えられます。
2 「い」
「い」を発音する時のように口を横に大きく広げましょう。
口角や口周りに筋力が鍛えられます。
3 「う」
「う」を発音する時のように口をすぼめて前に出しましょう。
口輪筋が鍛えられます。
4 「べ」
「べー」と舌を前に大きく出します。
舌の可動域を広げるために、効果的な動きです。
これらの動きを10回1セットとして1日3回を目標にして行ってみましょう。
効果的に鍛えるために、ゆっくり大きく動かすことが大切です。
舌の筋力をトレーニングできるだけでなく、口周りに筋力がアップするため、ほうれい線やあごのたるみの改善などが期待できます。
2 母音を意識して発音しましょう
母音はすべての言葉に含まれています。
そのため、母音を意識して発音するように練習をしていきましょう。
発音しにくい言葉を最初から意識しようとすると、難しいので、まずは、基本的な母音に意識をするとよいです。
3 積極的に話す
裏側矯正は、矯正装置に慣れるまでに時間がかかります。
その間に大切なことは、積極的に話をして慣れるようにすることです。
装置に慣れないからと、話すことに消極的になっていると舌の筋力が低下して話しにくくなってしまいます。
始めは慣れないこともありますが、少しずつコツをつかんでいくとスムーズに話せるようになっていきます。
4 早口言葉を練習する
矯正装置をつけていない方でも、滑舌を良くするためには、早口言葉は有効です。
滑舌を改善するためには、一音一音はっきり話すことができるように練習をしましょう。
その後、はっきり話すことができるようになったら、早口でもできるように練習をしてみてくださいね。
5 慣れるまでゆっくり話す
慣れるまでは、ゆっくり話すことで、舌の動きや位置を意識しやすくなります。
そのため、話しやすい位置や動きを確認していきましょう。
また、舌が装置に触って違和感があるのも、徐々に慣れていきますので、ご安心ください。
ゆっくり話して、滑舌の改善やよい方法を見つけていきましょう。
6 発音の確認
日常的な会話だけでは、発音に意識を向ける機会が少ないので、発音を確認するために、本などを朗読してみましょう。
発音に意識を向けて、滑舌が悪くなっている部分も確認ができます。
また、その部分がどのように舌を動かすとスムーズにいくか確認もできますので、滑舌のトレーニングが可能です。
また、周りの方に発音を確認してもらうと、客観的な意見も聞くことができるので、おすすめです。
【まとめ】
裏側矯正をしたばかりの時には、慣れるまで少し時間がかかることはありますが、次第に慣れていきます。
積極的に話すようにして、舌の筋力が低下しないように注意しましょう。
また、装置に当たって気になるのも徐々に落ち着いてきます。
舌のトレーニングや朗読をする練習をして、滑舌を改善するのも効果的です。
滑舌が気になる方は、トレーニング法などもお伝えできますので、お気軽にご相談ください。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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