投稿日：2025.2.7

顎がないように見える…そんなお悩みを解決！下顎後退は矯正で治せるの？

こんにちは！
横浜駅西口から徒歩３分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます！

今回のブログでは、「下顎後退」について解説させていただきます。
症例によっては歯列矯正で改善が見込める場合もあります。
様々な治療方法から最適な選択ができるよう、当ブログが参考になれば幸いです。

下顎後退とは？

下顎後退とは、簡単に言うと、顎が後ろに引っ込んでいる状態のことを指します。医学用語では「下顎後退症」とも呼ばれます。顎が後退することで、顔が平坦に見えたり、口が閉じにくくなったりといった症状が現れることがあります。

特徴

• 顎が後ろに引っ込んでいる
• 口を閉じるときに顎にシワができる
• 口呼吸になりやすい
• いびきをかきやすい
• 睡眠時無呼吸症候群になるリスクが高い
• 顎が小さいように見える
• 顔全体のバランスが崩れているように見える

下顎後退の原因

下顎後退の原因としては、遺伝的な要因だけでなく、後天的な要因も考えられます。

• 遺伝的な要因: 親から受け継いだ顎の骨の形状や歯の大きさによって、下顎後退になりやすい場合があります。
• 後天的な要因: 指しゃぶりや口呼吸などの習慣が、顎の骨の成長を妨げ、下顎後退を引き起こすことがあります。

下顎後退による影響

下顎後退は、見た目だけでなく、機能面にも様々な影響を与えます。

• 見た目のコンプレックス: 顎が後退していることで、顔が平坦に見えたり、口元が引っ込んで見えたりすることがあります。
• 噛み合わせの悪さ: 上下の歯がうまくかみ合わず、咀嚼機能が低下する可能性があります。
• 発音のしづらさ: 唇や舌の動きに制限がかかり、発音が不明瞭になることがあります。
• 呼吸のしづらさ: 口呼吸になりやすく、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となることがあります。

下顎後退の矯正治療

下顎後退の矯正治療は、患者さんの状態や、どのような口元になりたいかという希望によって、治療法が異なります。
ここでは、それぞれの治療法について、さらに詳しく見ていきましょう。

1. ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、ワイヤーの力で歯を動かす治療法です。
下顎後退の場合、上顎の前歯を後方に移動させたり、下顎の歯を前方に移動させたりすることで、顎のバランスを整えます。
→詳しくはこちら：横浜駅前歯科・矯正歯科/治療内容(HPリンク)

具体的な治療方法

• 上顎の歯を後方へ移動させる場合、奥歯を固定源として、前歯を後ろに引っ張るように力を加えます。
• 下顎の歯を前方へ移動させる場合、下顎の歯を前方に押し出すように力を加えます。
• 顎の骨の成長を促す装置を併用する場合もあります。

2. マウスピース矯正（インビザラインなど）

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着し、少しずつ歯を移動させる治療法です。
ワイヤー矯正に比べて目立ちにくく、取り外しができるため、日常生活への影響が少ないのが特徴です。
→詳しくはこちら：マウスピース矯正治療(HPリンク)

具体的な治療方法

• マウスピースを定期的に交換することで、歯を少しずつ移動させます。
• ワイヤー矯正と同様に、上顎の前歯を後方へ、または下顎の歯を前方へ移動させることで、顎のバランスを整えます。
• マウスピース矯正は、軽度～中度の下顎後退に適しています。

3. 外科手術

重度の下顎後退や、顎の骨の成長に問題がある場合は、外科手術を併用することがあります。
外科手術では、顎の骨を切断し、理想的な位置に移動させることで、大幅な改善が期待できます。
※外科矯正は大学病院での相談が必要な場合があります。

グループ院で行っているサージェリーファーストにご興味のある方はこちらを参照ください。
→サージェリーファースト詳細(HPリンク)

具体的な治療方法

• 下顎の骨を前方へ移動させる手術が一般的です。
• 手術前後に矯正治療を行い、歯並びを整えます。
• 外科手術は、入院が必要になる場合があります。

4. その他の治療法

• アンカースクリュー: 歯を動かすための固定源として、歯骨に小さなネジを埋め込む治療法です。
• 顎間ゴム: 上下の歯にゴムをかけ、顎のバランスを整える治療法です。

 

下顎後退矯正のメリット

下顎後退を矯正することによって、得られるメリットは多岐にわたります。

見た目の改善

• 顎のラインがシャープになり、顔全体のバランスが整います。
• 横顔の印象が大きく変わり、自信を持って人前に出られるようになります。
• 笑顔がより魅力的になり、異性からの印象も良くなる可能性があります。

 

機能的な改善

• 噛み合わせが改善されることで、咀嚼効率が向上し、消化不良や胃腸の不調が改善されることがあります。
• 口呼吸が改善され、いびきや睡眠時無呼吸症候群の軽減が期待できます。
• 発音が明瞭になり、コミュニケーションが円滑になります。

下顎後退矯正のデメリット

下顎後退矯正には、以下のようなデメリットも考えられます。

治療期間

• 矯正治療は、一般的に数ヶ月から数年単位の期間が必要です。
• 外科手術を伴う場合は、さらに治療期間が長くなることがあります。

 

費用

• 矯正治療は、保険適用外となる場合が多く、費用が高額になることがあります。
• 外科手術を伴う場合は、さらに費用がかかることがあります。

 

痛み

• 歯を動かす際に、痛みや違和感を感じることがあります。
• 外科手術後は、術後しばらく痛みや腫れが続くことがあります。

 

装置による不快感

• ブラケットやマウスピースなどの矯正装置が、口内炎や発音の変化を引き起こすことがあります。
• 外科手術後は、口腔内の違和感や痺れが残ることがあります。

 

後戻り

• 治療後、適切な保定を行わないと、歯並びが元の状態に戻ってしまうことがあります。

下顎後退矯正を選ぶ際のポイント

下顎後退矯正を検討する際は、以下の点に注意しましょう。

歯科医院選び

• 矯正歯科専門医の資格を持つ医師がいるか確認しましょう。
• 治療経験豊富な医師がいるか確認しましょう。
• 患者さんの希望を丁寧に聞いてくれる医師を選びましょう。

 

治療費

• 複数の歯科医院で見積もりを取り、費用を比較しましょう。
• 治療費の支払い方法（分割払いなど）についても確認しましょう。

 

治療期間

• 治療期間の目安を医師に確認しましょう。
• 治療期間中に起こりうるトラブルや、治療中断した場合の対応についても確認しておきましょう。

 

治療法

• 自分に合った治療法を医師と相談して決めましょう。
• 各治療法のメリット・デメリットを理解した上で、治療法を選びましょう。

 

カウンセリング

• 医師とよく相談し、治療計画を立てましょう。
• 治療に対する不安や疑問は、遠慮せずに医師に伝えましょう。

 

矯正治療は、時間も費用もかかるため、決断には勇気がいるかもしれません。しかし、美しい歯並びと健康な口元は、あなたの人生をより豊かにしてくれるはずです。ぜひ、歯科医師とよく相談し、自分に合った治療法を見つけて、理想の笑顔を手に入れてください。

まとめ

下顎後退は、矯正治療によって改善できる可能性もあるため、まずは矯正歯科にてご相談ください。どの治療法が最適かは、患者さんの年齢、骨の成長段階、症状の程度など、様々な要因によって異なります。歯科医師とよく相談し、最適な治療計画を立てましょう。
当院では、矯正治療を検討されている方に向けて、無料カウンセリングからご案内しています。治療法は、患者さんの状態や希望によって異なりますので、歯科医師ともよく相談し、最適な治療計画を立てましょう。

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