投稿日:2022.2.16
Eラインとスマイルライン
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
芸能人やモデルの人を見て「笑顔が素敵」「横顔がキレイ」と思ったことはありませんか?
口元の美しさは歯並びだけでなく、横顔や笑顔の見え方も大切。
歯を単純に並べるだけでは、理想的な口元を手に入れることができません。
そこで今回は、Eラインとスマイルラインについて解説します。
Eラインやスマイルラインが乱れる原因や効果的な治療法についてもあわせて紹介。
これから歯列矯正を始める方は是非この記事を参考にしてください。
目次
Eラインとは?
Eラインとは、鼻先から顎先を結ぶ線のことです。
別名、エステティックラインとも呼ばれます。
このEラインはアメリカの矯正医が提唱したもので、美しい横顔の基準のひとつとして使われることが多い用語です。
横顔を見た時に、Eラインの内側に口先がある状態が美しい横顔と言われていますが、この状態は欧米人の骨格を対象にしたもの。
欧米人と東洋人では骨格に差があるため、参考になりません。
東洋人の場合には、口先がEライン上にある状態が理想的と言われています。
スマイルラインとは?
スマイルラインとは、笑った時に見える上の前歯の先端を結んだ線のことです。
このラインが美しいと、魅力的に見えると言われています。
スマイルラインには次の4つの種類があります。歯列矯正を行う前に、自分の理想的なスマイルラインを確認しておきましょう。
ナチュラル型
ナチュラル型は、スマイルラインが波のように不規則な形になっている状態。
前歯の先端がライン上にあったりなかったりするため、自然な口元を表現できます。
口元を小さく見せる効果もあり、若々しい印象を与えます。
ストレート型
前歯の先端が全て一直線になっている歯並び。
前歯が真っ直ぐに並んでいるため、すっきりとしたクールな印象を与えます。
また、前歯が一直線になっていることで口元がハッキリとするため、口元を目立たせたい人におすすめの形状です。
クローズ型
クロース型は、前歯の先端は直線上にありますが、歯と歯が少し重なっているのが特徴。
上唇が少し歯を覆うことで、女性らしい上品な印象を与えます。
カーブ型
カーブ型は、スマイルラインが下唇に沿った形状。
前歯2本や犬歯(前から3番目の歯)が同じライン上にあるため、全体的に丸みをもった優しい印象を与えます。
別名、ハリウッドラインとも呼ばれます。
Eラインとスマイルラインの改善方法
Eラインやスマイルラインを整えるには、次の6つの方法が効果的です。
- 表側矯正
- 裏側矯正(舌側矯正)
- マウスピース型矯正
- セラミック治療
- MFT(口腔筋機能療法)
- 注射による治療
それぞれの治療法について詳しく紹介します。
表側矯正
表側矯正とは、ブラケットやワイヤーといった装置を歯の表面に付けて歯を動かす治療法です。
矯正治療の中では最もオーソドックスな方法で、ほとんどの症例に対応できるのが特徴。
従来は金属のブラケットとワイヤーを使用するのが一般的で、見た目の悪さから矯正治療を諦める方も多くいました。
しかし、現在ではプラスチックやセラミックのブラケット、ホワイトワイヤーの装置を使用することで、目立ちにくくできます。
特にEラインが気になるのは、出っ歯や受け口といった歯並び。
歯列より歯が前に出て、Eラインが崩れている横顔がコンプレックスになっている方も少なくありません。
表側矯正では、口内のスペースに歯を動かして歯並びを整えることで、理想的なEラインを実現できます。
また、ガタガタな歯並びでは笑った時のスマイルラインが美しくないと感じやすいです。
表側矯正で歯並びを改善することで、美しいスマイルラインを手に入れることができます。
なお、当院でも表側矯正を実施。詳しい治療内容について知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正は、歯の内側のブラケットという装置の上にワイヤーを通して、歯を引っ張りながら歯並びを整えていく治療法。
歯の裏側に矯正装置を付けるため、他人に矯正を知られることなく自然にスマイルラインを改善できます。
また、裏側に装置が付いていることで唾液の効果を受けやすく、表側矯正に比べて虫歯や歯周病のリスクが軽減できるのもメリット。
さらに、裏側矯正は出っ歯や受け口といった歯が突出している歯並びに効果的な治療法です。
歯には、装置が付いている方向に動くという性質があります。
裏側に装置が付いていることで、前に出ている歯を内側に引き込みやすくなり、治療がスムーズに進んでEラインも改善します。
ただ、裏側矯正は高度な技術が必要不可欠で、治療ができる歯科医院は限定されます。
なお、当院では専門性の高い裏側矯正を実施。
当院の裏側矯正に興味のある方は、こちらもご覧ください。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、決められた日数でマウスピースを交換しながら歯並びを整えていく治療法。
使用するマウスピースは透明で、周りに矯正をしていることを気づかれる心配がほとんどありません。
また、装置には金属を一切使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して使用可能。
マウスピース型矯正でもEラインやスマイルラインを理想的な状態にできますが、重度の歯並びや担当医の技術力によっては、マウスピース型矯正では改善できないケースも少なくありません。
当院では、マウスピース型矯正を取り入れていますが、治療開始する前にしっかりと口内外を検査、分析します。
また、患者さんの理想とする歯並びやEライン、スマイルラインが実現できるかシミュレーションを行い、マウスピース型矯正ができるか的確に判断します。
なお、当院のマウスピース型矯正に興味のある方は、こちらのページもあわせて確認しておきましょう。
セラミック矯正
セラミック矯正は歯を削った上にセラミックの被せ物を付けて、歯並びや歯の形を綺麗にする方法です。
2〜3ヶ月と短い治療期間で済むことがメリット。他にも、歯の形や色を自分好みに設定できるため、理想とする見た目にしやすいのが特徴です。
もともとの歯が小さい、前歯が虫歯になっているなどの場合にセラミック矯正を行うことで、スマイルラインを美しくできます。
ただ、セラミックを被せるために健康な歯を削り、場合によっては神経を取る処置が必要になるケースも少なくありません。
また、重度の出っ歯や受け口の場合には、セラミック矯正ではEラインが改善できないことがあります。
MFT(口腔筋機能療法)
MFTとは口周りの筋肉を鍛えて、本来の機能を取り戻す治療のことです。
スマイルラインがキレイに見えないのは、口周りの筋肉が使えていない、衰えていることが原因なケースも少なくありません。
特に現代人は柔らかい食べ物を好むため、口周りの筋肉が正常に発達していない傾向があります。
口周りの筋肉を鍛えることで、笑った時に口角がしっかりと上がるようになり、スマイルラインが美しく見えるようになります。
当院では、MFTトレーニングの指導を実施。さまざまなトレーニング方法があるため、患者さんの顔貌状態にあった方法を指導していきます。
なお、MFTではEラインを改善することはできません。
注射による治療
Eラインから口先が外側に出る場合、鼻や顎先に注射を行いボリュームを出すことで横顔のラインを整える方法があります。
ただ、注射液は時間の経過とともに体内に吸収されるため効果が持続しにくいのがデメリット。
クリニックや注射する範囲にもよりますが、3ヶ月〜半年に1回のペースで注射による治療が必要になります。
また、ガミースマイル(笑った時に上顎の歯茎が広範囲で見えてしまう状態)の場合はスマイルラインが整っていても歯茎が目立ってしまうため、見た目がコンプレックスに感じている人も少なくありません。
ガミースマイルの原因が歯や骨格でなく、上唇の筋肉の場合には注射による治療で改善できます。
まとめ
Eラインやスマイルラインは、矯正で改善できます。
Eラインやスマイルラインを整えることは見た目の改善だけでなく、噛み合わせの改善、虫歯や歯周病のリスクの軽減などのメリットがあります。
矯正で自分の理想とするラインをつくって、笑った時や横顔に自信のある自分を手に入れましょう。
歯並びが気になる方は、当院へお気軽にご相談ください。
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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。