投稿日:2024.4.17
矯正中、気になる口臭の対処法などをご紹介!
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆
「歯並びが気になるから矯正治療をはじめたい!」とお考えの方も少なくありません。
矯正治療中は食事や歯磨きに配慮が必要になることもあり、口臭が気になるようになることも。
矯正器具を装着したら口臭が気になるかもしれないとお悩みではないでしょうか?
今回は、矯正治療中の口臭の原因、対策方法などを解説します。
目次
どうして矯正治療中は口臭が気になるの?
矯正治療では、矯正装置で歯並びを整える際に、食べかすが詰まったり、歯磨きが適切にできなかったりすることで口臭が発生します。
当院では、以下のような矯正装置を取り扱っています。
表側矯正装置
歯の表面にブラケットと呼ばれる米粒くらいの大きさの装置を専用の接着剤で貼り付けます。
そこにワイヤーを通すことで歯並びを整える固定式の矯正装置です。
ワイヤーは1ヵ月に1回くらいのペースで歯科医院にて交換いたします。
裏側矯正装置
歯の裏側にオーダーメイドで製作したブラケットを貼り付けてワイヤーを通します。
表側から矯正装置が見えないため、目立ちにくい固定式の装置です。
ワイヤーは表側矯正と同じく1ヵ月に1回くらいのペースで歯科医院にて交換いたします。
マウスピース型矯正装置
インビザラインシステムのマウスピース型矯正を採用しており、取り外しが可能な矯正装置です。
表側矯正装置や裏側矯正装置とは異なり、食事や歯磨き中に取り外しができるため普段通りに過ごせるのが特徴です。
見た目が透明で装着していても目立ちにくいのが嬉しいですね。
口臭が気になる方は、マウスピース型矯正装置で治療を進めるのもひとつの手段です。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
矯正治療中に口臭が気になる原因
矯正治療中に口臭が気になる原因は「お口の乾燥」「矯正装置に食べものが詰まる」「清掃不良になりやすい」が挙げられますので、それぞれ詳しくみてみましょう。
お口の乾燥
矯正治療中にお口が乾燥すると口臭が強くなる傾向があります。
お口が乾燥すると口臭が強くなるのは「自浄作用」や「抗菌作用」などの唾液の働きを十分に得られなくなるからです。
これによりお口の中に食べかすが残ったままになったり、細菌が増殖したりすることで口臭が発生します。
また歯並びが悪い方の中には、お口周りの筋力の低下により口呼吸になっている方も多くいらっしゃいます。
口呼吸になると唇で前歯を抑えることが困難になり前歯が前方に出てくることがあります。
口呼吸が原因で出っ歯や受け口になっている方は、癖を治さない限りは矯正治療中もお口の中が乾燥しやすいので注意しましょう。
加えて「表側矯正」は歯の表面に装置が付くためお口をしっかり閉じにくくなる方もいらっしゃいます。
矯正装置をはじめたばかりのころは歯並びが乱れているためお口がしっかり閉じにくくお口が乾燥しやすいため、意識してお口を閉じるように心がけましょう。
矯正装置に食べものが詰まる
矯正装置に食べものが詰まることで口臭が発生するケースを解説します。
特に食べものが比較的詰まりやすいのは、
・表側矯正装置
・裏側矯正装置
です。
これらの矯正装置はブラケットとワイヤーが固定されています。
食事中に装置を取り外すことができないため食べものが引っかかりやすくて、口臭の原因となるのです。
清掃不良になりやすい
ブラケットやワイヤーが歯に固定されていると、歯磨きがしにくくなる傾向があります。
食べものが詰まりやすいのに加えて清掃不良になると口臭が強くなるリスクがあるのです。
どんなに歯磨きが上手い方であっても食べかすやむし歯や歯周病の原因となる「歯垢(プラーク)」を完全に取り除くことは困難とわかっています。
矯正治療を始めたばかりのころは、悪い歯並びで磨きにくかったのに加えて装置が邪魔をしてより磨きにくくなるでしょう。
矯正治療中の口臭対策【食事】
矯正治療中は食事を工夫することで口臭を軽減できます。
矯正装置に詰まりにくい食事
「表側矯正装置」や「裏側矯正装置」を選択された方は食べものが詰まりやすいため、食事メニューに配慮すると口臭を抑えることができます。
以下の食事であれば矯正装置に詰まりにくいので覚えておきましょう。
・うどん
・煮物
・おかゆ
・卵料理
・豆腐料理
・ゼリー
・プリン
このような食事やおやつは矯正器具に詰まりにくいだけではなく、やわらかいため歯や装置に負担がかかりません。
矯正治療を始めたばかりの方や装置を交換した日は、上記のようなやわらかい食事メニューにすると快適に過ごせますよ。
飲みものをこまめに飲む
お口の中の乾燥を防ぐために、飲みものをこまめに飲むのがおすすめです。
出っ歯や受け口など悪い歯並びが原因で唇がしっかり閉じられなく口呼吸になりがちな方は、意識して水分をとることでお口が渇いて口臭が発生するのを軽減できます。
また、お口を潤すためには唾液の分泌量を増やすことも大切です。
しっかり噛むことで唾液腺が刺激されて唾液の分泌が促されますので、口臭が気になる方は「ガム」を噛むのもよいでしょう。
ただし、ワイヤー矯正装置には引っかかりやすいため、マウスピース型矯正の方におすすめです。
矯正治療中の口臭対策【歯磨き】
矯正治療中は適切な歯磨きができているのかを見直す必要があります。
ここからは口臭の原因となる「歯垢(プラーク)」や食べかすを徹底的に除去するための歯磨きのポイントや清掃補助用具を紹介します。
矯正治療中の歯磨きのポイント
矯正治療中に食べかすや歯垢が溜まりやすい場所は、
・歯と歯ぐきの間
・歯と歯の間
・ワイヤーやブラケットの周り
です。
矯正装置が邪魔になり、歯と歯の間や歯と歯ぐきの間に詰まる食べかすや歯垢を落とすことが困難になります。
歯ブラシを歯面に対してまっすぐに当てるだけではきれいに落としきれないため、歯と歯ぐきの間にはブラケットやワイヤーを避けながら45度で歯ブラシの毛先を当てましょう。
歯と歯の間の汚れを取り除くためには1~2本ずつの歯を磨くように小刻みに動かしていくのがポイントです。
また、ワイヤーやブラケットなどの矯正装置も丁寧にお手入れしないと食べかすが取り切れずに口臭が発生します。
ブラケットの上下の方向にわけて歯ブラシを当てて清掃するように心がけましょう。
マウスピース型のトレーを使用している方は、食事中に装置を外すことはできるため食べかすが溜まることは考えにくいですが、長時間使用しているとトレーの内側にぬめりが発生します。
そのため装置を外したタイミングでトレーも歯ブラシで清掃して口臭を抑えましょう。
矯正治療中に使用したい清掃用具
どれだけ歯磨きが上手い方であっても歯ブラシだけで清掃している方は、食べかすや歯垢は6割くらいしか取り除けないといわれています。
普段から歯ブラシだけのセルフケアをされている方は矯正治療中も口臭が強くなる可能性がありますので、以下の清掃補助用具を使用して歯垢除去率をアップさせましょう。
【タフトブラシ】
ブラシの毛先がひとまとまりになった筆のようなもので、ワイヤーやブラケットを磨くのに適しています。
【デンタルフロス】
歯と歯ぐきの間や歯と歯の間を磨くのに適した糸のような清掃補助用具をデンタルフロスと呼びます。
矯正治療中は柄のついた「ホルダータイプ」ではなく、自分で好きな長さに切ることができる「ロールタイプ」がおすすめですよ。
【歯間ブラシ】
歯と歯の間を磨くのに適した柄のついたブラシを歯間ブラシと呼びます。
歯間ブラシには太さがありますので歯並びの状態により使い分けると効率よく歯垢が落とせますよ。
歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
≫無料矯正カウンセリングのご予約はこちら☆